昼から、「地震シンポジウムin南房総」という
シンポジウムに行ってきました。
1703年におきた元禄大地震では、鴨川を含めた
南房総は壊滅的な打撃を受けたそうです。
現在でも、鴨川市にあるお寺には、犠牲者を祀った
曼荼羅や、碑が建てられています。
王国近辺の土地は、地質学的に見ても
とても変わっているそうです。
パネリストでもあった
千葉中央博物館の高橋先生に教えてもらいました。
彼は嶺岡山系の地質を研究しています。
シンポジウムで明らかにされたことは
房総半島には、北米プレート、フィリピンプレート、
日本海プレートの3プレートが重なっているということです。
しかも、地質的には粘土質で非常にゆるいそうで、
地滑りの危険性は今もあるようです。
大山千枚田などの棚田は、この地滑りの後を
田んぼにして、結果的にはここで稲を育てることによって
地滑りの危険性を減らしてきた、ともいえるようです。
災害があってもこの地域を愛し、住んできた人たちがいる。
この地域を愛しているからこそ、
現世のしがらみだけにとらわれていないで、
未来を想像して、しがらみを越えていくことができると
信じたいです。