朝から雨が降ったので、
大根のトンネルを開けに行きました。
久々の雨で大根も喜んでいるはずですが、
今はちょっと雨が強いので
土が流されなければよいがと心配です。
ある本を読みました。
- 作者: 高橋秀実
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/02/15
- メディア: 単行本
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以前も彼について少しだけ書きましたが、
最新刊が出ていたのを今日手に入れました。
田舎にいてもきちんと本が読めるのは
すばらしいですね。
買うまで実際に手にとって見れないのが
残念ですが。
本の中で自然王国に関係することといえば、
やはり「田舎暮らし」でしょうか。
定年を迎えた後田舎暮らしをしている人たちに
取材をして回っているのですが、
取材された方は一様に理想と現実の狭間で
苦しんでいます。
65歳なのに島で一番若手、とか。
周囲に何もなく、夜が真っ暗で
救急車も道がわからず翌朝回しにされたとか。
野菜を作ってもたくさんできすぎて
誰ももらってくれず結局畑に返すとか。
何もすることがなくて
朝4時から晩11時までテレビつけっぱなしの
一人暮らしとか。
都会暮らしにけりをつけて田舎に来る、というのは
非常に冒険的なことです。
車がないと動きがとりづらいし、
物も少なく、価格も高いです。
人が少ないので、孤独だなぁと感じることもあります。
『田舎暮らし』にあこがれてここに来たわけではない私も、
都会に住んでいた者が田舎で暮らすのはなかなか
大変だと実感しています。
何事も夢だけではやっていけないということでしょうか。
それとも、ただたんに思い込みで行動してはいけない、
ということなのでしょうか。
どこかに行けば自分の問題が解決するように思いこんでしまうのは
現代の風潮なのかもしれません。
結局、どこに行っても、自分がそこにいる限り似たような問題は
起こるものです。
だからこそ、『生きているのは面白い』のかな?
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