鴨川自然王国では、除草剤を使わない稲作りを行っています。
ということは!
草が出るということです。
農家にとって、戦後除草剤が登場したことは、
福音に等しかったそうです。
働き手が都市に出、村のつながりが薄くなり、
農業の担い手が少なくなったとき、
最も手のかかる作業であった除草が
農薬によって大幅に軽減されたのです。
しかし、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』
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有吉佐和子の『複合汚染』
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などの著作も関連して、
農薬を使わない、安全な農業をしようという動きが始まりました。
人間にとって最も重要な食の安全を考えれば
できるだけ農薬を使わない生産物ができることは
とても好ましいことです。
しかし、ここで問題なのは!
担い手不足は依然深刻、どころかもっと深刻だということです。
そこで生まれたのがトラスト制度。
都市の人に、農業体験もかねて農作業を手伝ってもらうことにより、
昔ながらの安全な農法でお米を生産してもらおう、
という制度です。
今年から、鴨川自然王国会員制
http://www.k-sizenohkoku.com/2005/boshu/kaiinboshu_top.html
を導入したため、トラスト制度は廃止しましたが、
その精神は脈々と受け継がれています。
そんな中、今日はYaeさんのファンクラブの田んぼの
草取りを行いました。
田に生えている草をとってそのまま田の土に埋め込み、
草を窒息させてしまいます。
田の土は軟らかで、感触は手を通して
体の中に入ってきます。
『仕事』としてやれば大変ですが、
『イベント』で『共同』でやれば、なんてことはありません。
手の感触を楽しんでいるうちに終わってしまいます。
ちょうど、明日の予行演習をやった形になりました。
・・・長々と書いてきましたが、
会員のみなさん、明日は田の草取りですよ〜!
除草剤をまかない田んぼには、
草がいっぱいですよ〜。
あなたが来なければ始まらないっっ!
畑の草取りとはだいぶ違う作業ですが、
かなり面白いですよ。
お待ちしてます。