続きです(7月2日記)。

昨日の昼、実は突然思い立ち加藤登紀子40周年記念コンサートに
行くことにしたのです。
君津までゼットを飛ばし、バスに飛び乗り、
着いたのは開演1時間前。

すみません、自分のボスながら。
加藤登紀子はすごい!
あの声量はすごい。
あの表現力はすごい。

一曲一曲が、体にしみこんでいくのがわかります。

幸運なことに、私は素の加藤登紀子に接することができる
状態にあります。
仕事のことや、将来のことを聴いてくれる人であり、
目標を指し示してくれる人でもあります。

しかし、表現者としての加藤登紀子
まったくの別人であり、本当のプロフェッショナルだと感じました。

いつか書いたことがあると思いますが、
去年まで私にとって加藤登紀子は名前だけ知っている歌手でした。
紅の豚」を見たこともないし、獄中結婚のことも
生まれる前のことで実感もわきませんでした。

最近、加藤登紀子の歌をよく聴きます。
自分でもギターで弾いたりします。
歌っていると、加藤登紀子の世界が自分の中に入り込んでくるようで、
ふと恐ろしくなる瞬間があります。

昨日、加藤登紀子は言っていました。

歌で何ができるのか?
自分の歌が誰かの支えになるような、
そんな歌い手でありたい

たとえば、
時には昔の話を
「川は流れる」
などは聴くだけでじわ〜っとした感情になります。

すぐ近くにプロフェッショナルがいることは、
緊張もありますが、
むしろやる気をかきたてられ、
ますます意欲的になる影響を及ぼします。

終演後、少しだけ話をする時間がありました。
あなたのやっていることは、これから
すごく大切になる仕事よ。
だから、胸を張ってやるのよ。

う〜ん。

がんばろう。

加藤登紀子に泣かされ、力をいただいた一日でした。

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