一事が万事。
これは、そのとおりでしょう。
ひとつのことをずっとやり続ける。
これも、名人といわれる人々がよく
いう言葉です。
真実の言葉だと思います。
でも、時として、言葉の解釈しだいでは、
途中で挫折した者を苦しめる言葉でもあります。
ひとつところにとどまれなければ、
持続力がない、と思われてしまうのがまだまだ実情です。
司法試験を受験しているとき、
『この試験は合格するか、あきらめるかのどちらかだ』
という言葉をよく聞きました。
もちろん、そのときは合格だけを考えていたため、
あきらめる、というのは敗者の選択としか思えませんでした。
結局試験をあきらめることになったときも、
これ以上がんばる気力がない、あきらめるしかない、
という状況に陥ったため、あきらめる結果となりました。
つまり、合格するまで試験勉強、という一つのことを
やり続けられなかったわけです。
私は、自らが思っていた敗者になってしまいました。
でも、今は敗者だとは思っていません。
なぜなら、やりたいことが見つかったからです。
鴨川自然王国を、もっと楽しい場所にしたいのです。
ひとつのことをやり続けるということは、
ひとつの人生を生ききることだと思います。
若干30歳。いつまでも夢ばかり見ていられませんが、
『夢があるからこそ何でもやる気で取り組める』のです。
いつかこの言葉を胸をはって言える日が
必ず来るでしょう。
写真は、山小屋に上がる道で見た
ミヤマカラスアゲハです。
こちらのWebsitehttp://www.h2.dion.ne.jp/~lev.1000/miyamakarasua1.htm
で詳しい情報が見られます。