秋の農繁期も終わりに近づき、残り最も大きな作業
としては、たまねぎ定植があります。
去年は1000個ほどやったのですが、今年は一挙に
5倍以上の4800個をやる予定です。
たまねぎには、春蒔き栽培と秋蒔き栽培があるのですが、
春蒔きは主に北海道でのことで、本州では秋蒔きが
一般的です。
まず、畝作りですが、今回は管理機を使って畝幅
120センチの畝を立てました。
たまねぎの根はあまり発達せず、根系が小さく
乾燥に弱いので、乾燥防止のため黒いビニールマルチを張ります。
乾燥してしまうと、玉の肥大が悪くなるのですが、
今回は雨が降った後だったので、
水持ちのよい粘土質の王国畑にはちょうど適した状態であったと
いえます。
たまねぎも、直播(畝を作ってそのまま種を蒔き育てること)
ではなく苗を移植するのが一般的です。
今の段階では、私たちは種苗屋から苗を購入しています。
今回は、手始めに紫たまねぎを100本、早生200本、
極早生300本を購入しました。
定植時期は、平均気温が8〜10℃のころに行うので、
大体今ぐらいから11月の末くらいまでが
適期といえます。
東京の農書センターで購入した、
「野菜栽培の基礎」(農文協刊)によると、
一畝につき、株間10〜12センチ、条間20〜25センチの
2〜4条植えで定植する、となっています。
でも、今回は今年の春に和歌山から来てくれた農家さんの示唆により、
株間12センチ、条間15センチで、一畝6条から7条植えで
やってみました。
一畝にたくさん植えることになるので、600本が一畝で植え終わってしまいました。
一度植えてしまうと、
玉の肥大中期ころまでに除草するだけで、
ほとんど作業はありません。
収穫時期は5月半ばから6月初めです。
たまねぎ定植はまだ始まったばかりで、
これからどんどんやってゆく予定です。