カブが甘いんです

東京から初参加してくれた若夫婦がいました。
もうすぐ5歳になる女の子と、1歳半になる女の子を
連れての参加でした。

いずれ千葉に移住して来たいと考えているそうです。
こんな話を聞くと、ともにやってゆける仲間が増える気がして、
嬉しくてなりません。
「これからは田舎からの発信ですよね。」
というところで一致しました。
何をやれるかわからないけど、今ここで踏ん張らねばならないのです。

と大人同士で意気込んでいたのですが、
近くでは、4歳のSちゃんが、
「これ生で食べたーい」と言っています。
何かと思うと、カブです。
彼女は自分で土を拭いて、かじりました。
「甘〜い!」
カブを丸かじりする少女の図。
本当にかわいかった。

「空気のきれいなところで食べると、本当に美味しいね!」
こんなことを言ってくれました。
美味しさを表現するために言っていることが
ダイレクトに伝わってきて、なぜかとても嬉しかった。

今の自分に足りないもがあると思って、
探そう、見つけよう、作り出そうと懸命な日々の中、
この子はひとつのカブを本当に美味しそうに食べている。
恥ずかしそうに、「カブをもう一個ください」と頼んでいる。
在る物を、本当に美味しくいただいている

またまた「なんとかせんならん」という思いだけが空回り
し始めています。
目の前にあるものに心から感謝して、元気よく進んで
ゆきたいです。

Sちゃん、いつでも遊びにおいでよ!

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