東京に行ってきました。
パソナグループ主催『職博』http://www.pasona.co.jp/shokuhaku/
に参加するためです。私が参加したのは、
『夢のセカンドライフ−海外・田舎で暮らす』と、
『農業を変えるスマートシニア軍団
−おいしい野菜を作る!運ぶ!売る!』の二つのセミナーです。
一番目の『夢のセカンドライフ』には30人くらいが参加していました。
団塊世代の方がほとんどでしたが、なかには若い人もいました。
パソナでも団塊の世代の定年後をにらんで、
どのようにアプローチするかがポイントになっています。
セミナーでは、里山帰農塾の紹介もしていただきました。
終了後、講師の関坂さんと話をする時間がありました。
話のポイントは、「都市の人は田舎に自由を求めて来る」という点です。
都市生活の中で、さまざまなことにがんじがらめな生活から抜け出し、
自由に過ごせそうな田舎に興味を持つという話です。
ということは、単に田舎暮らしといっても、
その形は多様化するということです。
先日来フォーカスを当てている『くらしを楽しむ』といった方たちが
増えてくるのかもしれません。
そんなことを考えていると、
2番目セミナー、『農業を変えるスマートシニア軍団』が
始まりました。
これには、糸井重里さん、日経BP社の編集者、
家庭菜園を15年やっているNHKのプロデューサーが
ゲストとして呼ばれていました。
パソナO2のフロア−いっぱいに、200人は参加していました。
糸井さんが、「今の時代は、みんなが
『オレの話を聞け!』
って言っている時代なんですよ」
と言いました。
誰もが語りたがる時代になっています。
ブログの隆盛もそのひとつの表れかもしれません。
(私もその一人でしょう)
そんな中、家庭菜園をやるのは自分の表現として
最適なんだ!という話です。
大衆文化の中でトップを走っている人の話は、
自分で理解している現状とは一足飛び越えた
感覚を持たせてくれました。
そして、何かやりたくなったときは、すでにそれをやっていて
苦しんだり、壁にぶつかったことのある人が必要になる。
教えることが仕事になる。
たとえば、家庭菜園インストラクターとか。
ここでふと自然王国を振り返れば、野菜の栽培方法を教えてほしいと
思っている方がたくさんいらっしゃいます。
でも、今はそれに応えられていません。
そうかぁ、ひょっとしたら新しいイベントができるかもしれないな、
と思いました。
さらに、心に残ったのは、
「『どうだ、いいだろう?』を丁寧にやることなんですよ」
という言葉です。
ここ何年かは、田舎にあって遅れていると思われていたもの、
棚田、里山が原日本的な風景として価値を持ってきています。
従来とは価値の転換が行なわれたのですね。
そして、それをアナウンスするときが大きなポイントになるのでしょう。
ぶっきらぼうにボン!とおくだけのやり方もあれば、
物語を作って、その物語の中にお客さんに
入ってきてもらうという丁寧な方法もあるのでしょう。
その大切さを短い言葉で教えてもらいました。
現場からの出発ということで日ごろは王国内で
働いていますが、たまに外に出て自分では
気づかない考えに触れたのは大きな学びでした。
学んだことを現場で活かす、そのフィードバックが大切ですね。
ところで、拙ブログがムックで紹介されました。
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メールで依頼が来て、それに答えただけでしたが、
一ページを使って大きく紹介してもらいました。
大きな本屋なら売っていると思うので、
よろしければ手にとってご覧になってくださいませ。