古代米の脱穀を予定していましたが、まだしばらく晴れが続きそうなので延期しました。古代米はほんの少ししかないので脱穀後乾燥機にかけられないのです。だから、なるべくはざかけして干しておく、というわけ。
予定していた作業が無くなっても、常に仕事があるのが農業。
晴れもしばらく続いているので、タマネギ用のマルチはりを行いました。
タマネギは、前作までは穴あきのポリマルチを使用していましたが、ポリマルチの片付けが大変なため光分解マルチを使用し、あとから塩ビパイプで穴をあける、という方式に変えました。これなら、収穫が終わったあとマルチごとすき込めるので楽になります。
王国の畑は何度も書いている通り粘土質なので、マルチャーというマルチを張る機械を使っているのに、マルチャーが走ったあと、土をかける補助員が必要です。今日は竹本さんも、文絵ちゃんもいたので、私が鶏糞や石灰を準備したりするまわり仕事に回りました。晴れが続いていても、なかなか乾かないのが王国畑。二人がかりで土をかけるのも、楽な作業ではありません。先日行った星野さんの農園などは、マルチャーで走るだけできれいにマルチが張れるんだろうな・・・
でも、いいんです。
私たちは、この場所に出会った。
この畑では、形はよくなくても、味の詰まったおいしい野菜が育つ。
作業効率は悪いけど、毎年工夫を重ねて、少しずつ進歩してきている。
籾殻を継続的に入れることで、土も柔らかくなってきた。
そして、この畑では、たくさんの人が働いている。
そんな場所があることが、とてもありがたいことです。
明日は、私の大切な友人夫婦が遊びにきます。王国野菜で、おもてなし!