秋の農繁期も一息つくと、もみがら運びの季節です。粘土質の強い王国農園では、畝間にもみがらを厚くしき、風雨にさらしてから、一作終われば土にすき込んでしまうという作業を、もう3年ほど続けています。畑は、少しずつ変わってきている気がします。もみがらが時間をかけて効いてきているのだと思います。この地域では、もみがら入れ専用のもみがら袋というビニール袋が売られています。量でいうと50ℓくらいは入りそうです。どかーんとダンプに積んでだーっと畑に入れてしまえば楽なのにと思いますが、王国の場合は畝間にしいたり、覆土の代わりに使うなどピンポイントで使うことが多いので結局は袋詰めして積んでおくほうが便利です。1シーズンでおよそ300袋くらいを運びます。いつもこの作業が始まると、秋の深まりを感じ、心は年末に向かうのでした。冬に向けての作業は、このもみがら運びや落ち葉運び、温床づくりや堆肥撒きなど、夏に比べてもより身体を動かす作業が多いです。新米の時期、ついつい食べ過ぎてしまいますが、腹八分目を意識して、よくかんで食べなければなりません。なんのこっちゃという話ですが、来年はまたまたやることが増えるし、ますます積極的に生きていこうと思い直した一日でした。
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