- 作者: ムハマド・ユヌス,猪熊弘子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: 単行本
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を引き続き読んでいます。
ユヌス氏によれば、マイクロクレジットは、「貧しい人々が貧困から脱出するのを目的として、収入を得るためのビジネスを支えるために、担保なしで提供されるローン」と定義されます。
日本では、エコバンクと呼ばれるもの、たとえば未来バンクやAPバンクなどがそれに当たるのかもしれませんが、両者とも貧困からの脱出を目的としているわけではなく、NPOなど、資金基盤が不安定な団体に貸し出すということが主であると認識しています。
日本の場合、たとえば10万円を借りたとしても何か店舗を出して販売するということがすぐにはできないような気がします。その点でバングラデシュとは違う方策を取らねばなりません。
しかし、マイクロクレジットも5人組を作って、借入者の連帯保証を付けるようですから、日本でも同じようなシステムを作ればよいのかもしれません。一人に100万円貸せないのなら、10万円借りる人を10人集めて、組合のような形で事業を立ち上げるとか。う〜ん、これも難しいか。
本書を全体の3分の2まで読み進めましたが、どのように日本、自然王国に活かしていくかの答えはまだ見つかっていません。。。