日本農学の先人、横井時敬のことばだという。
農文協から出ている、「地域の再生シリーズ」が、昨日届いた。
有機農業の技術とは何か: 土に学び,実践者とともに (シリーズ地域の再生)
- 作者: 中島紀一
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2013/02/25
- メディア: 単行本
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有機農業というか、自然に合わせる形での農業に取り組みたいと思っている私にとって、大きな指針となる本だった。
筆者は、有機農業を「低投入・内部循環・自然共生」の三つのキーワードで表現する。
肥料などをあまり入れず、山から田畑までを一つの空間として利用し、
雑草や虫を敵としない農業を言うのだ。
筆者の評価する実例が何例か挙げられているが、
どの農家も、自然との対話を身につけているように感じた。
それが、冒頭の言葉に通じる生き方なのだと思う。
先日から田んぼのクロきりを行っているが、3日目になるとだいぶ田んぼにいくのが
当たり前になってきた。まだまだスコップの使い方は下手で、一定の角度でクロを切れていないが、少しずつ作業速度が上がってきている。
「田のことは田に聴け」とまではまだいかないけど、この気持ちは大切にしたい。
昼からは、畝立てをしてそのままにしていた不耕起畑のならしを行った。
来週からジャガイモを始め、春蒔き野菜の作付けを始める。
1月から畝立てを始めて、ようやく種まき。
どうやら、もう少し早く始めてもよかったようだが、
結局この時期になってしまった。
少しくさびが緩んできた備中鍬(3本鍬)で固まりを崩し、レーキでならしてゆく。
午後いっぱいかかるかと思っていたが、4時前に終了した。
家出やらねばならぬこともあり、少し早めに畑を出る。
夜から雨との予報だったので、雨前に畝ならしを終えることができて
一息つくことができた。
作業しながら、いろいろものを考える。
集中しているときは何も考えず無心で作業しているが、
ふとものを考えるとき、あ、今無心で作業していたな、と気づくのだ。
podcastをききながらやる作業もよいが、
一人で無心にやるのもよい。
こつこつゆこう。
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