炭焼きの3日目は焚き込みという作業。
1日目、2日目と蒸し焼きといって材をいぶす工程をふむ。3日目は、枯れ木を入れて1番温度を上げる日。煙突から煙が勢いよく出る。
今日はそのほかに、次回の窯準備を行った。
材を詰めた隙間につめる棚木づくり。
丸太を、適切な大きさに割る木割り。
窯の隙間に耐火モルタルを塗る。
炭小屋にはちいさな囲炉裏があって、ここで炭を燃やして暖をとる。今日は本当に寒かった。
13時頃に大きい方の焚口に蓋をして、ベトという泥を塗って隙間を埋める。
そのあとは、1時間半ごとに温度をチェックしながら少しずつ小さい方の焚口を狭くしていく。
板が7〜8枚あるので、11時間くらいかかる。
で、結局23時過ぎまで作業をしていた。
でも、3日目はみんなで集まってご飯を食べながら、いろいろ話をして過ごすことが多い。
冬の間、炭焼きをやっていると、どうしても何日かは長時間の作業になってしまう。
そんな時はチャンス。ずっと一緒にいても、話は尽きない。
私も塾の仕事が終わってから加わってきた。
3日目の炭焼きは、材からツンとした匂いがしてくる。この匂いは、本当に鼻を刺激する。いい匂い、というわけではないけど、炭焼きをしているな、という匂い。
先日のラジオジャーナル
で、身体性を獲得するために五感をフル活用することが大切だ、という話があったんだけど、まさにそれ。
否応無しに五感が刺激される。
ネットで聞いた話と、自分で体験したことがつながる瞬間。
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