あっという間もなく…

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木曜日は王国に行く日。

冬は、チェーンソーを使って木を伐る仕事が多い。

今日は事務所脇の大木に取り掛かった。 

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プロから見たら大木というわけでもないのかもしれないが、私にとっては大木。

全部を一度に切るのではなく、太い枝ごとに切っていって、薪にして行く作業を並行して行う。

去年、チェーンソーを新調してからミスもしてきたけど、少しずつ扱いに慣れてきて、今日はかなり満足いく作業ができた。

枝を玉切りといって、適当な大きさに切断していくのだけど、その時に下から少し切ってから、上から切り落とすという工程を踏む。今までは切断面が揃わないことが多かったのだけど、今日は刃の入れ方を工夫してみると、ぴったり揃って切れるようになった。

安全にも配慮しながら、無事予定された作業量を終えることができた。

 

充足した気持ちでイベントレポートを書いていると、呼び出しが。

王国に上がってきた車が凍結路でスリップして、ギリギリ田んぼに落ちずに踏みとどまっているというのだ。

そう。鴨川ではもう雪が残っている地域も珍しいだろうが、自然王国は日陰が多いので、雪かきをしても融けた雪がまた凍ってしまうのだ。

車は、ちょうど凍結路の上で止まっているので、とても押したくらいでは動かない。

あらあら、と思ってしゃがんで様子を見ると、

 

あ!

と思う間も無く、

私は左前頭部をしたたか道路にぶつけてしまった。

眼鏡もひんまがってしまい、視界も定まらない。

思わず傷口らしきところに手を当てると、結構な血が。

あ〜、頭皮からの出血は結構血が出ると聞いていたけど、やっぱり出るんだな、と呑気に考えていた。

 

しかし、車を滑らせた人は私が転倒したことには気がついていない。手ぬぐいで頭にハチマキをした状態にして対応をすることにした。

電話で保険屋へ連絡をとって、車をあげる算段がつきそうなので、私は帰宅することにした。

車の運転中、なんだか頭がフワーっとするので、ちょっと不安になり、妻に救急診療に連れていってもらう。

2時間待った挙句に、軽い脳震盪でしょう、とのこと。

午後4時頃にぶつけて、7時頃になっても頭がボワーっとしている状況だったので心配だったが、診療を受けたこともあり、今は少し落ち着いている。

明日には治っているといいんだけど。

 

今日の作業中には、安全に配慮してスパイク足袋を履いて作業していたのに、様子を見にいった時には普段通りの長靴で行ったのだ。

スパイク足袋を履いていれば、転倒しなかったのに、と思うと自分の鈍臭さにもほどがある、と後悔しきりである。

 

みなさま、転倒にはご注意を!

て私だけか…

 

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