多様な意見が生み出すもの

f:id:takehirosudo:20180722201720j:image

昨日に引き続き千葉大生の授業合宿だった。しかし、私は地元の営農組合の機械整備の作業があり、ほとんど参加はできなかった。

彼らはNPO法人うずの林理事長の部落で集落作業に参加してくれていたのだ。

私が再合流したのは午後3時過ぎで、その時から2日間やってみてのふりかえりを行っていた。

彼らから出たのは、「外から観光客を呼ぶと同時に、地元の人もこれるような仕掛けを作りたい」「友達についてきて、深い関心がなくても過ごせるようなプログラムがあったらいいな」など、他にもいろんな意見が出た。多くの意見が、彼らの現在の経験や関心に基づいているので、実感を持って受け止めることができた。

 

たまたま、プロモーションを仕事にしている方が参加してくれていて、話してくれたことは、「何かサービスを考える時、人の顔が見えるか?どういう人に、どう喜んでもらいたいか?どんな人かきても楽しい何かが持って帰れるようになれば」ということだった。

 

これは、私にとって真正面のストレートだった。これまでも考えてきたつもりだったけど、もっと意識的に考えていけるんじゃないかと思ったのだ。

 

千葉大生を受け入れることは、私にとっては仕事の一環だし、彼らの学びのお手伝いができればと思っているのだが、瑞々しい感性を持つ彼らと話していると、私にとっても自分自身が取り組める課題、方向性が見つかりそうな気がしているのだ。

 

いろんな意見を聞きながら、現実化できるものを見出していきたい。

 

f:id:takehirosudo:20180722201730j:image

 

振り返りの後は、里山デザインファクトリーで開かれた盆踊り大会へ。引っ越してきた人も、地元の人も一緒になって踊っている風景は、まさにピースフル。

この流れを、心に留めて大切にしていきたい。

 

以前のブログを読む

活動の中で方向を見出すということ

f:id:takehirosudo:20180504220415j:image

田植えが終わっても、まだ差し苗やお分けする苗箱があるので、水やりをしたりハウスを整理したりする作業が残っている。40分近くかかっていた水やりも、最近では数が少なくなったので15分弱で終わるので、いろんな作業ができるようになった。

 

10時前に、自然王国へ。今日はYaeさんのファンクラブの田植えの日。今年で15回目。30人近くで賑やかに田植えを行なった。ファンクラブメンバーの他には、Yaeさんが今年から環境省関連のアンバサダーに就任した関係で、環境省関連の方も10人弱来てくれた。しかも、お昼は女将料理の木村さんの料理!

旦那さんも天ぷらを揚げてくれて、まさに絶品。これを絶品として何をいうのだろうか?参加者ともいろんな話ができて楽しかった。

 

そして、夜には里山オフィスにて、千葉大学の先生と大山廃校利用を考える有志の会とのミーティング。今年度は千葉大学の学生が年間を通して大山地区に通ってくる。これまで過去9年間、色々な関わりをして来たけれども、いよいよ腰を据えた活動が始まる。何度も書いているけど、この地で暮らす私のテーマは、「地域の自治を取り戻す」ということ。自発的に動く組織の活動性と柔軟性を体感している私としては、時間がかかっても、この地に自律的な活動を打ち立てたいと思うのだ。それを、大学生の力と、地域の力で顕現していきたいのだ。どんな形になるかはわからないけど、このおぼろげなテーマを活動を通して具体化して行くことがこれからの課題となっていくだろう。そして、これこそが私のやりたいことなのだ。

 

 

 

 

以前のブログを読む

百聞は一見にしかず。りんごジュースで乾杯!

f:id:takehirosudo:20180408195449j:image

朝6時前の撮影。

今日も快晴の予感。

朝一番で稲の苗の水やり。

NHKラジオの、“ラジオ英会話”のリスニング音声を聞きながら水やり。水やりに集中していると解説を流して聞いてしまうし、英語に集中すると水やりがそぞろになってしまい、自分に苦笑してしまう。

 

その後は民泊してくれた皆さんを会場に送り届け、そのまま運転手として視察に同行。

初めて、近くにあるパーマカルチャービレッジを訪問してきた。

友人のちょうさん。が快活に案内してくれた。

前から話には聞いていたけど、この場所にある開放感とデザインセンスに言葉を失うほどだった。

見ただけで、どれほどの労力を投下しているのかが見えるので、すぐには真似できなさそうなのだけど、「一度に全てを一気にやるのではなく、少しずつ手をつけて、そこがどんな場所か観察してから、そこにふさわしいように手を加える」という話がとても印象的だった。

 

f:id:takehirosudo:20180408195502j:image

キーガーデンというそうだ。

このように組めば、どこからでも収穫ができる、場を最大限に利用できるということらしく、見てるだけでも面白い。

f:id:takehirosudo:20180408195517j:image

茶室からの眺め。

この場所が私の住む場所からわずか10数分ということが信じられない。

もっとこの場所から学んでいきたいと思った。

できることからやる、というのは自分でもいつも思っているけれど、日々新しいものに出会うことで自分をリフレッシュして行くことは大切だなと思う。

 

1時過ぎに帰宅し、昼食を食べて1時半過ぎに山賊会の作業。せっかく水を入れてトラクターをかけたのに、また穴が開いて水漏れ。流石にこれではいけないと、急遽メンバーで集まり畔のぬりなおし。

f:id:takehirosudo:20180408195526j:image

完璧なスタイルのお隣さんと私。

お隣さんは今年田んぼデビューだ!

1時間強で最低限の作業を仕上げ、すぐさまバス停までお客さんを送る。

 

忙しい1日だったけど、本当に楽しいワークショップだった、と笑顔で帰って行くお客さんの姿を見て、関わらせてもらってよかったなと思う。

 

f:id:takehirosudo:20180408195537j:image

夜は、山形県朝日町でりんご農家をやっている木楽さんからいただいたりんごジュースをいただく。

ご夫妻でやっているのだが、奥さんは今から10年前に自然王国で「棚田チャレンジ」といって、一緒に開墾したり田んぼをやったりした仲間だ。

その後、地域おこし協力隊を経て山形県に移住し、結婚してリンゴ農家として働いている。

Mちゃん、まじでうまかったよ。ありがとう!

 

1日の疲れをりんごジュースで癒すのもまた乙なものである。

 

 

 

 

 

 

 

以前のブログを読む

ついに、この日が!

f:id:takehirosudo:20180401200119j:image

 

朝から、里山オフィス移転の準備。

椅子は組み立て式のもの、机はホームセンターで材を買ってきてDIYしたもの。

f:id:takehirosudo:20180401200201j:image

とりあえず、一台だけ机を搬入。

 

f:id:takehirosudo:20180401200212j:image

なんか、嬉しい。

f:id:takehirosudo:20180401201301j:image

昼からは、初めてのミーティング。

里山オフィス、というのは鴨川市が旧大山小をリノベーションして、シェアオフィスにしたもの。

私たちは、これを仲間でやっているNPO法人うずで借りることにしたのだ。

各教室が一室ずつ貸し出される。

私たちがこのオフィスを借りたのは、都市農村交流を活性化させたり、エネルギーや地域活動の充実化、さらにはメンバーのコワーキングスペースとする目的があったからだ。

話すことが多すぎて、これは改めて集まる必要がある、と確認した。

f:id:takehirosudo:20180401200243j:image

メンバーで、少しずついろんなことについて話し合い、活動も使い方も深めていきたい。

 

f:id:takehirosudo:20180401200257j:image

数年前に買った農文協の全集をオフィスに持っていった。何は無くとも、私には本が必要だ。そして、先達たちの活動、意志が詰まった本こそ我々に必要だと思っている。千葉大学との協働も予定されているので、この本が役に立つ日がくるはず。季刊地域という雑誌も持ってこうかしら。

 

この間ずっと描いてきたことを、いよいよ現実化して行くとき。

共に歩んでゆこう。

 

 

 

以前のブログを読む

雨降れど、水たまらず。諸事進む。

f:id:takehirosudo:20180320191123j:image

昨日のうちに田に水をためる準備をしていたが、それほど雨は降らず、トラクターで入れるほどはたまらなかった。ちなみに、私の使っているトラクターは、営農組合の所有の古い機械なので、田にしっかり水が入っていないと田の泥にタイヤを取られてしまい、動けなくなってしまう。

 

そこで、田んぼ作業はあきらめて、ハウスの準備を行う。稲の苗箱を置けるように、軽く耕した後、地面をならさなければならない。

 

f:id:takehirosudo:20180320191137j:image

写真の左上に写っているのはディル。ピクルスを作るときに活躍するハーブだ。

2年前に播いたのが、毎年自然に生えて来ているので、今年も真ん中だけ残すことにした。

 

f:id:takehirosudo:20180320191202j:image

これで作業完了。このあとビニールを敷く予定。

 

夕方からは、春から借りる予定の「里山オフィス」の打合せ会。

2009年に廃校になった小学校が、今年、シェアオフィスとして生まれ変わるのだ。

私も関わっているNPO法人うずで、一室借りることができるようになった。

 

f:id:takehirosudo:20180320191221j:image

 

f:id:takehirosudo:20180320191233j:image

この小学校は、2011年には大山支援村として民間による避難所として展開された。現在は校舎の半分が公民館として利用されていて、残りの半分がオフィスになる。

 

このあと備品を搬入して、4月1日からスタート。

何ができるか、何をしようか。

地域の核としての展開を見すえながら、いろんなことに取り組んでいこう。

以前のブログを読む

ところ変われば

f:id:takehirosudo:20180310220413j:image

朝だ!

まだ少し曇っていたが、やる気十分。

山賊会の準備を少しおこなってから、

ハウス建設の続きを行なった。

午後から出かける予定があるので、少し手間のかかる部分をやることができてほっとした。

 

午後からは勝浦へ!

f:id:takehirosudo:20180310220159j:image

日本100名湯の1つに選ばれている「勝浦つるんつるん温泉」でTさんらと待ち合わせ。

Tさんは自然王国サポーターであり、先日我が家で行った味噌作りイベントにも参加してくれた。

今日はそのTさんのお宅に遊びに誘っていただいたのだ。

勝浦つるんつるん温泉は、茶色のお湯でとても体が温まるお湯だった。

その後、Tさんの畑へ。

f:id:takehirosudo:20180310220206j:image

バーベキューコンロ。

f:id:takehirosudo:20180310220234j:image

森林組合製のイスとテーブル。

f:id:takehirosudo:20180310220241j:image

畑の様子。

ほぼお一人で作業しているのに、とても広い面積を細やかに管理されている。

王国などで勉強した成果だよ、とおっしゃっていたが、それを現実化していくのはやはり根気が必要だと思うし、素晴らしい状態だった。

 

ご自宅に戻り、夕食会を開いていただく。畑で採れた野菜を中心とした、とても美味しい料理をいただいた。家族でお招きいただいたので、義母や妻も大変楽しめたようで、ありがたかった。

今後の我が家での民泊の展開にも参考になった。ところ変われば、見えることも変わってくる。

そんな機会を与えてくれたTさんに感謝だな。

 

 

以前のブログを読む

竹切って、週末には小学生を待つ。

f:id:takehirosudo:20180228225342j:image

最近は日の出がだんだん早くなってきた。

6時半頃の撮影。 

 

f:id:takehirosudo:20180228225352j:image

畑の梅もきれいに咲いている。

まだ実をならしたことはない。いつか実がなるのを待っている。

 

今日は千葉大学から学生が4人やってきた。

週末、大山地区で行うイベントの予行演習。

竹を切ったイベントを行うので、わざわざきてくれたのだ。 

 

f:id:takehirosudo:20180228225403j:image

家の裏で伐採練習。 

f:id:takehirosudo:20180228225416j:image

それを運び出して。 

f:id:takehirosudo:20180228225428j:image

切る!

なんでも、これで留学生が作る諸国の料理を盛り付けるようだ。

温湯消毒などもおこない、準備は進む。 

f:id:takehirosudo:20180228225437j:image

昼は、妻が天ぷらをあげてくれた。

ふきのとう、さつまいも、人参のかき揚げ。

春を、学生たちも味わえたみたい。

 

10時頃から4時頃まで一緒にいた。一生懸命準備をしている姿から、イベントにかける思いが伝わってくる。ついつい口を出しそうになるけど、ぐっとガマン。おじさんはお呼びでない、というわけ。

 

千葉大学とのイベントも長いけど、それがようやく芽を出すのではないかという期待がある。

なんとか動かして、道をつけて行きたいものだ。

 

 

以前のブログを読む

水利の準備作業!

f:id:takehirosudo:20180225194726j:image

今日は水利組合の共同作業。

3月から使い始めて、6月くらいに使用を終えるので、8ヶ月ぶりの作業。

基本的に水利を使う地権者が出役するようになっている。 

f:id:takehirosudo:20180225194738j:image

防護柵の扉をあけて、山奥へ進む。

 

f:id:takehirosudo:20180225194747j:image

川の中腹に、堰が作ってある。

この堰に水をためて、田に流すのだ。

画像では少しわかりづらいが、砂や石があり、あまりいい状態ではない。

 

f:id:takehirosudo:20180225194755j:image

水路は、大雨やイノシシ等により完全に土で埋まってしまっているので、毎回土上げをしなければならない。

 

f:id:takehirosudo:20180225194811j:image

水路の途中が崩れてしまっている。

昨年秋の大雨の影響だ。

今回はこれを修復するのが大仕事。

通してあった土管をどけて、塩ビパイプに交換。

 

私は水利組合会計を仰せつかっているので、お茶を準備したり、足りない資材を買いに行ったりと、ずっと作業をしているわけではない。

 

水路の修復作業は70代以上の長老方が行い、我々は土嚢を詰めたり運んだりする周り仕事。

 

f:id:takehirosudo:20180225194824j:image

 

1日作業が予定されていたのだけど、みんなの頑張りもあって、なんとか1時間延長で終了することができた。

これで、今年の水利は大丈夫だろう。

 

我が集落の水利は、私のようなものが見ても危ういバランスで保たれている。この先どうするのか、自分たちが技術を身につけると同時に、展望も持っていかなければならないだろう。

否応なしに、そのうち世代交代は来てしまうしな。

 

以前のブログを読む

地域活動のあり方

f:id:takehirosudo:20180113222331j:image

朝早くに、明日の発表会のリハーサルのために出発した妻子を見送る。昨年からずっと準備していたバレエの発表会が、明日行われる。

 

午前中は所属するNPOの臨時理事会に出席し、その後は鴨川の町の方へ夜の定期訓練のための買い出しに。

あまり消防団のでごとには出動できていないのだけど、所属年数の関係で私は今6番目の位置にいる。

6番目になると、2ヶ月に一回の消防団定期訓練の責任者になる。責任者になると、団員のための食事、おつまみなどを準備しなければならない。

団から予算が出ているので、それを超えて出すか、予算内でやるかは責任者に委ねられている。

 

訓練の内容は、主に消防車の操作を繰り返しなぞることである。放水操作が最も大切なので、毎回の訓練内容となっている。寒い時期は結構つらいけど、火事は冬にこそ起こりやすいので、訓練の意義は深い。

 

訓練後はお疲れ様会としてメンバーで食事をする。同じ釜の飯とはよく言ったもので、このように団員同士で食事をして、いろんな話をするのは大切なことだ。

今の話題はもっぱら、来週から始まる操法訓練の話題。団員それぞれ思い入れが深いので、議論は白熱、といった感じ。

 

地域活動のあり方は様々だと思うけど、このように古くからある組織に所属して活動することも意味があると思っている。

早くてもあと7年くらい任期があるのが若干微妙だが。50歳になってしまうよ。

 

 

 

 

 

 

以前のブログを読む

1つの拠点で一緒に働くこと

f:id:takehirosudo:20180110223952j:image

冬になると、鶏が元気になる。

4年前に10羽導入したが、現在生き残っているのは1羽のみ。もう卵は産まないけど、元気に餌を食べている。残り物の魚の骨をやりに行ったら、久しぶりにつつかれてしまった。

写真の真ん中にある小屋に、たった1羽で住んでいる。大切に育てていこう。

 

ところで、今、この地域にコワーキングスペース”coworking space”的なものを作ろうと考えて動いている。コワーキングスペースとは、各人それぞれの仕事を同じ場所で行おうという考えだ。基本的には各自の机などが決まっておらず、空いている場所に座って仕事をするといった感じ。

 

なぜこれに取り組もうと思っているかというと、この地域にはそれぞれの場所で懸命に仕事し、活動している人が多い。それぞれの仕事は本当に素晴らしいことだ。そこで、このような仕事の一部をコワーキングスペースで行うことにすれば、それぞれの仕事に新しい変化が訪れるのではないかと期待しているのだ。

 

幸い、志を同じくする人々が集まりはじめていて、うまくすれば4月くらいからスタートできるかもしれない。これを今年の取り組みの1つとできればいいな。

 

もしご関心あれば、メッセージください。

 

以前のブログを読む