米とぎました。

病床の妻を置いて(大袈裟ですが)回復した長女を保育園に送り届けたのち王国に上がり、一俵分の米を文絵ちゃんと研ぎました。お湯で研ごうと思ったけど、石井さんの「水で研いでくださいね」という言葉を思い出し泣く泣く水で研ぎました。王国の山水、手にしみます。思ったより早く、1時間半ほどで終了。これで明日の麹仕込みに向かえます。
ひとつ、残念なことがありました。2月2日から鶏の尻つつきが発生し、小さい小屋に隔離していた鶏がいたのですが、今日の午後何かのはずみでその小屋から出て、残りの3羽がいるところに行ってしまったようです。傷が治るまで隔離するつもりでいたのですが、小屋から出たことに気づくのが遅れ、気づいた時には彼女は昇天していました。うう、危ないことがわかっていたので隔離したのですが。生き物を飼育することのむずかしさを、また知りました。

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大豆選別、忘年会そしてもちつきとそば打ち

web用のレポートは別に書きますが、趣向を変えて写真で報告します。
大豆の脱穀です。
まず、昭和50年代生産の脱穀機を引っ張りだします。
脱穀機に大豆を入れ、出口にはトタン板を置きコンテナに入れます。
ほこりっぽいです!

その後、第一段階の選別。からも一緒にでてくるので、ゆさぶりながら選り分けます。

さらに、スーパーかごに入れて豆とからを大まかにわけます。

ここでようやく、手選別に移ります。
今回は、良、やや良、不良、ゴミにわけました。
良は会員さんへの配布、来年の種、味噌豆腐の加工用です。
やや良は、味噌豆腐の加工用です。
不良は、飼料として使います。
ごみは、堆肥化します。
子どもたちもがんばってくれました!


寒空の中、どうもありがとうございました。
同時進行で、石釜ピザを焼きました。

3時間かけて窯を暖めます。
ピザ生地は、Y島さんの奥様が作ってくださいました。
私が選別に入っている間、Y島さんはひたすら窯焚きをやってくださいました。
出来たピザは、とても美味でした。
その後は、ピザで焼き芋を焼きました。こちらもびっくりするくらいのおいしさでした。
たき火をしながら、静かに語り合いました。

翌日は、予報に違わず雨。しかも、かなり強くて、冷たい雨でした。
山小屋にシートを敷き、選別の続きを行います。

そして、この寒さの中、餅つきを強行!

この餅は、今年王国で栽培した古代米(緑米)で、あくね餅といいます。
準備に手間取ってしまったので玄米で餅をつけず、精米してのもちつきになりました。
強風だったので、テントを机に縛り付けて高い天井を作りました。

私も、返し手をやりました。

さらにさらに、Y島さんの指導の元、そば打ちも行いました。

みんな真剣です。

お餅はつき上がり次第みんなで食べました。
大根おろし、きなこ、ごまの3種で、大人気でした。
そばも、お昼ご飯でいただきました。
実は、餅とそばがあるので、カレーは少なめにしようと思っていたのですが、
なんとなんと、ご飯が足らなくなってしまいました。
みなさんの食欲はすごいです!
でも、たくさん食べてくれてとても嬉しいです。

ピザ、そば、餅といつもよりメニューを増やしたのでてんてこ舞いでしたが、普段やらないことなのでなかなかおもしろかったです。
では最後に、14日に誕生日を迎えたやえちゃんと、次男の兼汰君の写真でお別れです!

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千枚田にて王国紹介

亀戸文化センターのカルチャースクールのみなさんが実地研修として千枚田にいらっしゃった。私はそこで自然王国の活動の説明をさせてもらった。過去三回帰農塾セミナーでやり込んできたはずだが、今日はどこかポイントを絞りきれていなかったような気がしてならなかった。一生懸命やることと、準備して行うことが同時に必要なのだろう。「しゃべるのが好き」ということと「内容をきちんと説明しつつも、おもしろい」ということは同じではない。当たり前だが。私の後に帰農塾講師を務めてくださっている木下さんが農的生活について話してくれたのだが、これがほんとうにおもしろかった。60半ばなのだけど、そのわかわかしさと話題の豊富さと人を引き込む語り口はすばらしい。ほんとうに楽しいと感じて暮らされていることがよく伝わってくる。すばらしいな。作為的なものが感じられない。「みんな半農半X、農的生活をすればいいんですよ。それが世の中の問題の解決法ですよ」という力強い発言は参加者に届いただろうか。人生経験を重ねた方が言うのだから、これは間違いないだろう。農家にだけ農業を任せるのではなくて、いつかは国民一人ひとりに口分田が支給される時代が来るかもしれない。私有財産の制限を伴うので、大変な問題になるだろうけど・・・

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野菜宅配とお歳暮

午前中は野菜宅配です。
今日は17件のお届でした。
ミツヲさんが10日間の九州旅行に行っているので、その間を残ったスタッフで成り立たせています。林さんも手伝いに来てくれて、ぱっぱと仕事を進めました。
今年は、なんと言っても葉物がいいです。畑自体もよいのでしょうが、播種機で播種したため、間隔がちょうどよいのか、小松菜にしろ山東菜にしろいい大きさに育っています。播種機で播いても時期が悪ければ虫に食われるので、今回の良さは季節も重なっているとは思いますが。葉物の種を手で播くと、どうしても厚まきになってしまうので、道具を使えると大きな改善です。多くの人に味わってもらうことは出来ませんが、野菜宅配のお客様、王国イベントに参加してくれる皆さんにはぜひ食べてもらいたいと思っています。
午後には、登紀子さんのお歳暮として王国のお米を送る発送作業をしました。
去年からお歳暮に王国のお米を使ってもらうようになったのですが、これが結構好評のようで今年も、と依頼がありました。
ありがたいです。
土と平和の祭典でも、登紀子さんのバックでピアノを弾いている江草啓太さんが直接買いに来てくださり、
「去年のお米がすごくおいしかったよ」といってくれました。
まだほんの少し販売できるお米が残っています。
お問い合わせは、[email protected]まで。
(なお、王国米はイネミズゾウムシ対策、除草剤一回の低農薬栽培です)

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帰農塾と参観と

11月コース、終了しました。15人の参加者の皆さんのそれぞれの顔を思い出しています。スタッフなのに難ですが、2泊3日はあっという間でした。5回目の参加の方も初めての参加の方も楽しんでくれていたようで、よかったです。明日は突貫でレポートを仕上げなけれなりません。メールマガジンの発行日も後3日に迫ってきていますし。
帰農塾が終わるか終わらないかのうちに、東京から参観者が来てくれました。王国野菜を頼んでくれたのですが、ぜひ現場をみたい、と訪れてくれました。あいにく昼からかなりの雨でしたが、畑も案内することが出来ました。近いうちに、王国イベントに参加してくれるかもしれません。
さらに、その後に4人組で参観に来てくれました。首都圏を中心に活動する有志のグループですが、王国でなにかエコツーリズム的なことができないか、という提案を受けました。具体的なことまでは決まりませんでしたが、なにかやれたらいいですね、これからもよろしくお願いします、などとこの先がありそうな会合になりました。
なんだか、日々動いています。流れゆくときの中で、流されながらももまれないように生きられれば、と思うのです。今夜の我家のメニューは牡蠣鍋だそうです。イメージするだけで温まりそうです。雨が降っている王国は、もう冬です。

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明日から帰農塾

今年最後の帰農塾です。参加予定者は15人。はりきって掃除しました。今回は石田さんが3日間東京出張で不在のため、里山棚田見学の引率は私がすることになりました。どこにいこうかな?と、だいたいのルートは決まっているのですが。小原さんも炭焼きの準備を進めているし、タマネギの苗も発注しました。なんだか今回は、ワクワクしています。

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王国の将来は?

昼から、参観者が訪れました。王国の活動を紹介する中で、王国の今後の活動について考えました。
現在、自然王国は王国農園、会員制、里山帰農塾の三本柱で運営しています。その他、大隈塾電機連合、種まき大作戦などとも関連イベントを行っています。この流れは、そもそも自然王国が始まった根幹にもかかわるので続けていきたい事業です。
現在、自然王国の活動は小規模ですが、逆に小規模であるからこそ他団体、他地域のモデルとなるのではないかと考えます。
また、自然王国を大きくするかしないかというのも問題にはなります。
私個人の思いとしては、自然王国を大きくするよりも、自然王国を現場として自立させた上で、他団体のネットワークを作りながら継続的に活動するべきだと考えています。
例えば王国の会員さんも、それぞれがそれぞれの場所で活動を始められており、それがとても嬉しいことです。
農的生活を楽しむ人が増えることが、王国の大きな目的であり喜びだと思うからです。
自然王国自体も、今ある事業を維持しながら、スタッフそれぞれが思う方向に向かって手を伸ばしていきそうな感じがしています。
個々人の自由な集まりこそが、息の長い活動を続けていけるポイントになると考えています。
興味をお持ちの方は、ぜひ一緒にやりましょう!

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農園作業と農園参観と

一週間ぶりの農園作業です。
朝、少し早めにいってこの一週間の畑の様子を見て回りました。
モロヘイヤやオクラが片付けられたり、道のぬかるんだところが掘られていて砂利を入れるだけになっていたり、たんたんと冬に向けての準備が進んでいました。
今日は大根の除草と追肥です。
畝に溝を掘り、そこにぼかし肥を入れます。これで、収穫まで何も触りません。

昼食後は、7月の帰農塾で講師をしてくれた星野さんの農園参観にいきました。三芳村からシャテンィファームの川田さんも参加して、総勢7人で伺いました。
就農して25年、借りて13年の畑を見せてもらいました。
土質は、王国のある地域とは全く違い、砂質土壌です。黒々としている土でした。参観する私たちもそれぞれ農業をしているので、飛び出す質問は専門的なものばかりで、意見交換の速度も速かったです。
鴨川で有機農業をやっていくということはこういうことなのかと、思い知らされました。

今頃は、みんな星野さんのお宅で懇親会をやっている時間です。
私は、一週間休んでいたおかげで仕事がたまっております・・・
参観できただけでもよかったです。

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新米その2

昨日、白米の発送を終えました。
通常ならば18日に届く予定なのですが、ひょっとしてもう届いている方がいらっしゃるかもしれません。その方には非常にご迷惑をおかけしました、申し訳ありません。どうやら宅配業者に若干の手違いがあったようです。不在の方もいらっしゃったかもしれません。今、宅配業者に原因を問い合わせているところです。ご迷惑をおかけしました。

今日は引き続き、玄米の発送作業をしました。
昨日は大きな精米工場で、パック詰めまでしてもらい、口を閉じて箱詰めだけすればよかったのですが、今日は全部手作業です。お椀で7〜8回入れれば5キロになります。
機械でぱっと入れるより時間も手間もかかりますが、一つ一つてでつめていくと心にも少し隙間ができるような気がして、それが心地よいです。
今、宅配業者が取りにきてくれています。
こちらも18日には届く予定です。
もう少しお待ちくださいね。

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新米、お届けします。

本日昼から新米の発送作業に入ります。
まずは白米から。
玄米は明日の昼から行います。
以下の手紙を同封して、会員のみなさんに発送します。
お楽しみに!

鴨川自然王国会員の皆様

お待たせいたしました、今年度の王国米をお届けします。
収量は、24俵、1440キログラムです!
昨年は14,5俵、870キログラムだったので、昨年の約1,65倍の収量があったことになります!
やりました〜!

梅雨時に雨が多くて、気温が上がらず心配し、8月からは1ヶ月以上もまとまった雨が降らず、
田がひび割れてきてしまい、今年はどうなるのだろう?と不安も多い年でした。
さらに、収穫時期も遅れてしまい、楽しみにしていた会員のみなさまで参加できなくなった方もいらっしゃいました。

でも、見事に実りました。
鴨川の農家さんもおおむね増収だったようです。
不安だったはずの天候がいい効果をもたらしたのですね。

会員みんなで手をかけ、実ったお米です。
白米でもよし、玄米でもよし。
よく味わってくださいね。

(一部略)

2008年10月吉日
鴨川自然王国 代表理事 石田三示
事務局  宮田武宏

今日は27袋、810キロの精米をします。
腰に来るぞ・・・(泣)  

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