とけるね、これ。

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木曜日は王国の日。

すでに野菜出荷作業は終わっており、すぐに田の草刈りへ。

 

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8月4日は王国のある大山地区の祭典の日なので、みんなが周りをきれいにしようと動いている。

それ自体はすばらしいことなんだけど、今日は何せ暑かった。30分も草刈りをすると、息が上がる。脈拍が早くなり、頭もぼーっとしてくるのだ。これが熱中症手前、というやつだ。

やり始めると集中して、ついついやり過ぎてしまうけど、やりすぎると体力回復にも時間がかかる。午前中2時間半ほどやって、シャワーを浴びてスッキリ。

午後からは夏野菜の追肥。王国で作っているぼかし肥を追肥する。2時を過ぎてもまだまだ日は強く、作業をしていると汗が滴り落ちる。普段から外作業をしているので、暑さにもだいぶ慣れて来たはずだけど、やはり、暑いものは暑い。

なんとか1日やり切って、作業の区切りもついたけど、今日の感想は、暑くて疲れた、ということに尽きる。

明日からは、私の住む佐野地区の祭典が始まり、明後日の大山地区祭典、その次の日は片付け、と祭りの日々が始まる。

明日の午前中になんとか我が家の草刈りをしたい!

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お酒が好きな人だったよ、あの人は

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今日は、故藤本敏夫17回忌の法要が行われた。17回忌ということで、今まではほぼ身内のみで行われていた会を、今回はお世話になった様々な方をお招きすることになった。身内をのぞいて約20人の方が参列してくださった。

法要がすんだ後、Yaeちゃんが、「父について、印象に残っていることをお話しください」と声をかけて、みなさんが藤本さんの印象を話してくれた。

「時代の風を感じる敏感な皮膚感覚を持っていた」

「演説が巧みで、本当に引き込まれてしまった」「お茶を飲んでいる姿だけでもカッコよかった」などの話が出たが、「お酒を飲みながら笑ってみんなを眺めていた」「お酒をたくさん飲んだ」など、本当にお酒の話題が多かったので、隣にいた長女の美亜子さんに「そんなに好きだったの?」ときくと、「うん」と答えてくれた。

 

私は、藤本さんに会ったことがない。でも、京都で加藤登紀子さんを紹介してもらったことで、結果的に藤本さんが創立した鴨川自然王国に来ることになった。今では王国も随分変わっただろうけど、全ての始まりは彼が鴨川にきたことにある。

 

一緒にお酒を飲む機会があったらどうだっただろうか。私の話を聞いてくださっただろうか。いまでは本を読むことでしか彼の声は聞けないけれど、そこから何を感じられるかは私次第だろう。

 

みなさんの思い出を聞けて、本当にいい会に出席させてもらったと感じている。どんな自然王国を作っていけるか、どんな暮らしを作っていけるだろうか。

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台風が、くる。

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昨夜から、急に温度が下がった。週末に予報の台風の影響かもしれない。昨夜までは窓を開けて、扇風機をかけて寝ていたのだけど、扇風機は必要なかったのだ。

気温が下がると、体はやはり楽になるので、動きもスムーズになる。

 

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大豆も、元気に育っている。

土寄せを終えて、また生長が進んだような気がする。

 

週末の台風に向けて、明日は対策を進めなければ。

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向き合うということ

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シオカラトンボがうまく撮れたのでトップに。

今日は自然王国で大豆の草取りイベント。

暑い中、参加してくれたみなさんには感謝だ。

 

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畝間は管理機で走っても、畝の上はとても草が生えているので、ノコ鎌を使って刈っていく作業。

風は少しあったが、それでもとても暑く、休憩をとりながら作業を進める。

午前中1時間、午後1時間ほどで最もやりたかった場所が終わった。スタッフだけではとてもやりきれない量なので、本当に助かる。

 

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その後は、自然農田んぼ田植えを有志で行なった。

ここは、サポーターの人から提案があって、とよさとという品種を植えている。先月種まきをして、今日の田植えとなった。普段王国でやっているやり方とは違って、植える深さ、後ろ向きに進みながら植えるなど、面白い部分があった。

こちらは稲刈りは11月頃になるので、ゆっくり生長が楽しめそう。

 

王国イベントを途中で抜けて、千葉大生と合流。一年を通して活動する彼らとの活動も、今月で3回目だ。顔を合わせるたびに、それぞれの学生の名前も覚えるので、少しずつ深い話ができるようになってきた。就職のこと、幸せのこと、いろんなことを悩んでいる彼らと話をするのは、自分の学生時代を振り返ると同時に、自分の現在を省みるきっかけともなる。

 

彼らとともに過ごすことで、自分も何をやっていこうとしているのか、改めて考えるきっかけとなろう。

 

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週末のイベント準備だ!

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1週間ぶりの王国。

週末は大豆の草取りイベント。

というわけで、今日は管理機で大豆の畝間を走った。

相変わらず日差しは強く、40分弱作業すると10分ほど休みながら作業を続けた。

これで、イベント当日は畝の上を参加者の皆さんと取ることになる。

体調管理に気をつけてイベント運営しないとな。

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何気ないことでも

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民泊の2日目。

朝ごはんの後に、犬の散歩に行きたいと子どもたちが言う。3泊4日の農山村留学は、今日が最終日。昨日も早く寝たみたいだし、せっかくだからと、王国への出勤を30分遅らせてもらって、犬の散歩に出かけた。

 

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家の周りを、元気に犬のハッピーとかけてゆく。ハッピーはもう13歳なので、大変なおじいさんなんだけど、結構な勢いで引っ張るのでなかなか危ないのだ。もちろん、そばで見ているとそれほど強くないのだが、何かあったら大変なので念のためついて行ったと言うわけ。わずか15分ほどの散歩だけど、家から離れて歩くことでいろいろと話ができて面白かった。

犬の散歩なんてなんでもないことだけど、友達と一緒に知らないところを歩くのは結構楽しいのかもしれない。

家や学校に帰ったらまた日常が待っている子どもたちに、ほんの少しだけの非日常体験の提供。

いつか、思い出してくれるといいな。

 

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そのあとは自然王国へ。

代表が九州視察に出かけているので、yaeさんと一緒に野菜収穫、宅配を行う。元気に夏野菜ができている。夏になると、海に行く人が多いのか、週末にカフェを訪れるお客様が減るのだけど、今しか食べられない野菜をいっぱい食べてほしい。

 

自分が旅に出るときは、日常から少し離れたいと思う。自分も、ここでそんな体験が提供できればと思うのだ。

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王国からのおみやげ

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朝は曇っているなと思っていると、ちょうど子供達が学校に向かうバス停に歩き始めた頃に雨が降り始めた。みるみるうちに激しく降り始め、結構な降り方になってきた。後で聞くと、ちょうどバスに乗った後だったので、それほど濡れなかったようだが。

 

雨が上がった後の王国では、夏草を刈る作業を行った。田畑を含めて敷地が広いので、気づいたところから草刈りを進めていくしかないのだ。

今日は王国までのアプローチとなる道の草刈りと、赤い家の土手の草刈り。

 

特に、赤い家の周りには草がだいぶ生えており、スイスイとは進まない。

しかし、ちょうどからむしやクズなど、チーズが好きそうな草が結構生えている。

これをおみやげにしたら喜ぶかな、と思い草刈りの合間に草を集めておいた。

 

帰ってきて、早速チーズの元へ持っていってみた。

やった!

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勢いよく食べにきた。

今日も無事に1日がくれましたとさ。

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見せ方ということ。

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今日の王国での作業は、午前中はペッパーソース詰め。みんなみの里が、里のMUJIとなって、無印良品が運営するようになってから、飛ぶように売れるようになったので、商品を作らないといけなくなったのだ。里のMUJIとなってからは、客層がずいぶん変わって、デザインの力を痛感している。見せ方で、ここまで変わるのか?というのは驚きだ。地元では、意外に批判も多いのだけど、私はこの変化を受け入れて、面白くしていきたいと思っている。

 

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昼休みに、カフェから外を眺めてみた。

改めてみると、いい風景だ。王国のカフェに来るお客様は、何を目的に来られているのかあまり知らないのだけど、この風景をぼんやりみてもらうだけでもいいのかもしれない。10年もここで過ごしていると、やはり慣れも出てくるけど、カフェやサポーターイベントを通じて、見せ方というのを研究してみたい。

それは、お客様のためでもあるけど、自分たち自身でその良さを発見する取り組みでもあるのだ。

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農作業ざんまいな1日。

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暑さにもだいぶ体が慣れてきた頃かと思うも、やはり強い日差しに参りそうになる。7時前から、もう暑いのだから。

 

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ひよこたちは、暑さに負けず元気。

今の餌は、くず米、煮干しの切断したもの、草を食べやすく切断したもの、たまにザリガニ、といった内容だ。歩き回れば回るほど、元気に育つと思っている。

チーズにも、コンテナいっぱいに草を刈って小屋に入れておいた。

 

自然王国では、午前中は草刈り、午後は大豆の土寄せ。

以前述べたように、今年は苗の定植時に畝を立てず、ひもを張って植えただけ。

だから、時間が経つとこうなる。

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写真をよくみないと大豆がどこに植わっているかわからない。きれいな列を探すとわかると思うのだけど。

これに、管理機で土寄せをしていくのだ。

土をあげすぎず、丁寧に溝を切るために管理機の速度は一番遅くしてある。

丁寧にやるのはよいのだが、やはり日差しが強くて、結構疲れた。

2時間後の状態。

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残念ながら、予定された範囲まで届かなかった。

やった範囲はある程度土が寄せられたので、よかったが。

塾の仕事があるので時間で上がらなければならないのがもどかしいが。

やれる範囲でやるしかないのだけど。

 

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飽きずに続けること

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今年の自然王国の大豆定植のやり方は、以前も紹介したが、70センチ間隔に紐を張り、30センチごとに苗を植えて行くやり方。生長が進んだ後に、管理機で畝間を走って土を寄せながら畝を立てる方式だ。是非、これがうまく行くことを願っている。

 

農に関わる事業は、飽きずに続けることが肝要と思っている。すぐに結果が出なかったり、思ったようにいかなかったりするのが普通だ。事業に対するコストパフォーマンスを考えたら、決して効率のいいものにはならないだろう。

 

それでもなぜ飽きずに続けられるかというと、それは日々の作業に充実感があり、それを積み重ねて行く喜びがあるからだ。

自分が働きかけることで環境が少しでも変わって行く姿を体感できれば、その変化を楽しめる余裕が出てくる。

 

決して多くは稼げなくても、最低限日々を暮らして行くことができれば、また同じことを続けられる。

農業は拡大再生産ではなく、持続できることが最も素晴らしいときいたことがある。

 

なんだかしょぼいなとも思うが、本来的に考えれば、生計を維持することができることが、つまり生命維持できることなのだ。

生命が維持できれば、工夫できる余地も生まれるし、余裕が出てくる。

 

自嘲的に、「暮らしはカツカツですわ。」ということがあるのだけど、それでも日々食べるものがあり、最低限の生活ができることに感謝している。

 

飽きずに続けていけば、きっとその先に持続していける道が見える、ということが少しずつわかってきた気がする。

 

私はメインストリームに躍り出ることができないかもしれない。

それでも、自分の確信する道をコツコツ歩いて行こうと思っている。

 

 

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