自家製醤油のしぼりの日

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日の出も、だんだん早くなってきた。

今朝6時半過ぎの撮影。

今日は醤油絞りの日。

午前中に、昨日行われた千葉県公立高校入学試験の

国社英の3科目を解く。

基本的ながら、少しひねった問題もあって、高得点を取るのはそんなに簡単ではない。

 

さて、醤油しぼり。

約10年前から醤油組合を作って、各グループごとにこの時期にしぼるのだ。

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約一年間寝かせたもろみ。

何度かかき混ぜて、水分もだいぶ飛んでいる。

 

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これにお湯を入れながら、ゆっくりとかき混ぜる。

 

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しぼり師の木村さん。

本業は板前。

毎年お世話になっていて、その都度やり方を丁寧に説明してくれる。

 

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しばらくすると、しぼり機からどんどん醤油が出て来る。

1番嬉しい瞬間。

味見をして、楽しむ。

この後は、火入れをしていない生醤油を少し残して、後は火入れをして殺菌する。

 

そして、食事タイム!

それぞれに醤油にあう料理を持ち寄っていただく。

 たくさん料理があったのだけど、

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もち米しゅうまい!

皮の代わりにもち米を使って作ってある。

新感覚で、とても美味だった。 

 

自然王国からは、これ。

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月曜日に解体したばかりのいのしし焼き。

太ももそのまま焼いたので、ナイフで削ぎながらいただいた。

若いからか、肉が柔らかくて、本当に美味しかった。 

 

10年近く続けて来ると、このしぼりの日が来るのがあたりまえのようになってくる。

自分たちで普段使う醤油を、自分たちで準備するのは、結構貴重なことだ。

大切に使っていきたい。

 

 

 

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箱罠に、ついにあれが!

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朝は、自然王国で先日のイベントの片づけ。

すると、猟師さんが上がってきて、「一昨日の雨で、今日あたり入ってるかもしれない」と言って、

2月初めに早稲田大学”狩り部”の学生と一緒に設置した箱罠を見に行った。

帰ってきて、「2頭小さいのが入ってるよ」と。

 

みんなで見に行ってみると、

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写真ではわかりづらいが、確かに二頭入っている。

体長60センチ弱のイノシシ。

縞がまだ残っているので、ギリギリ瓜坊といえるようだ。

 

猟師が銃で仕留めた。

銃声がした後、さっきまで激しく動いていたものが、今はもう動かない。

 

「食べるかい?」

との問いかけに、Yaeちゃんが、「はい!」と答えたので、駆除証明の写真撮影後に、個体が私たちに引きわたされた。

だいたい、生後3〜4ヶ月ほどのメス二頭だ。

 

こちらに引っ越してきたSさんも見にきたので、女性2人でイノシシの解体!

私はあわてて山小屋においてある包丁を自分なりに研いで彼女らに渡す。

彼女らは前回も解体経験があったようなので、どんどん進めていく。

私は、内臓だけもらって肝臓と心臓を切り離した。

 

お昼ご飯には、先ほど処理した肝臓とレバーを塩胡椒で炒めて、一品にする。

肉は、またイベントがあるときにでも焼こうという話になった。

 

 獣害対策には食べるのが1番!とはよく言われるが、捕まえて、息の根を止めて、解体して、料理するまで長い行程が必要。何回も繰り返すことで少しずつ道筋が見えて来るのではないかと考えている。

 

お肉を食べれる日が楽しみ。

 

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自然王国でみそ仕込み!

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今朝7時前の朝焼け。

今日は自然王国でみそ仕込みイベントの日。

 

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木曜日に仕込んだ麹は、無事仕上がった。

二つのうちの一つは少しベタついていたが、もう一方はサラサラでいい感じ。

朝一で、毛布を外して広げて、熱をとる。 

 

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昨日から浸水させている大豆を、2時間かけて煮る。

大豆は煮ていると泡が出やすいので、注意しながら行う。 

 

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麹と塩を混ぜて、冷ました大豆と混ぜ合わせたのち、みそすり機にかけて丸めて、どーん!と樽に叩きつける。

これを繰り返していくのだ。

 

みそ作りは、煮上がったばかりの大豆をつまみ食いしたり、麹を食べたりして、仕込み前の面白みもたくさんある。

 

合計で100キロ近くのみそを仕込めた。

これが、来年のサポーター特典になる。

 

夜は、サウナで汗を流して宴会。

食事は、やっぱり新しく開けたみそをベースにしたみそ鍋。それに、イノシシのスペアリブ煮込み。イベントで作った豆腐など、盛りだくさん。

 

初めてイベントに来てくれた人々とも思わぬほど深い話ができた。自分の子育てのことなど、いろいろ考えるきっかけとなった。

自然王国のイベントは、ただ単にサービスするのではなく、参加者と一緒に作っていくイベントだと思っている。それは、参加者への甘えだと思われるかもしれないが、きっちり決まったタイムスケジュールがないからこその緩やかなイベントになっているのではないか、と考えるのだ。

 

まだまだやりどころがある。

こう思えるのは本当に幸せなことだ。

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麹仕込みと味噌づめと。

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週末の王国イベントは味噌、豆腐作りイベントだ。

味噌は、二樽80きろほど。

朝から、米を蒸して麹を仕込む。

麹菌は近くの薬局で購入した。お米はもちろん王国産。

 

手順自体はそれほど難しくないが、一つ一つが大切な工程。

中でも1番気をつけないといけないのは、米の温度だ。麹菌は40度以上になると死んでしまったり活動できなくなるので、蒸しあがった米を蒸らしてからヘラでよく切って米の温度を下げる。

それから麹菌をまぶして、後は電気毛布でくるんで麹菌の活動を待つ。

明日、二回切り返して明後日土曜日には完成。蒸した米に菌をつけただけの行為が、時間の経過でどんな風に変わるか、毎回楽しみだ。

 

午後からは、 去年の同じ頃に仕込んだ味噌の袋詰め。この味噌は、王国サポーターとなってくれている方たちへお届けするもの。

できたての味噌は、深みはないけど新鮮な香りと、ほのかな甘みがする。これは、この時だけの味わいだ。

明後日のイベントでは、このお味噌を使って味噌鍋で楽しもうと思っている。

楽しみ!

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ワイヤーメッシュを張ってます。

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月曜日は王国の日。

週2回の出勤が、1週間のいいリズムになっている。

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小麦が元気に育っている。 

朝日に映えて、美しい。

藤本家の前にタネをまいてあるので、行くたびに見られる。今後の生長が楽しみ。

 

今日は王国農園第2農場に、ワイヤーメッシュを張った。イノシシ除けが中心だが、最近はキョンや鹿が近くまで現れ始めているので、ワイヤーメッシュを張った上に、電柵用の支柱を縛る予定。

 

この農場は、2005年くらいから使い始めているのだが、最初はほとんど動物の被害はなかった。ところが、今では少し油断するとイノシシや猿が出没し、畑をぐちゃぐちゃにしてしまう。

 

電柵を張って防護を図ったが、思うような効果があげられなかったので、ここ何年かはワイヤーメッシュが一番役に立っている。無骨な姿なので、一瞬ギョッとするが、これもやむを得ないのかな。 

 

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少しわかりづらいが、朝はあれだけ晴れていたのに、とても寒かったからか、午前中の終わり頃に雪が舞っていた。

午後からは伐採。

1本伐るごとに経験値が上がっている気がする。

でも、事故と隣り合わせなので、気を抜いてはいけないな。

 

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今日も雪か?

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天気予報では、今日の夜から明日朝にかけて再び雪が降る予報。鴨川は雨の予報なんだけど、なんといってもここは鴨川自然王国

千葉で1番高い山、愛宕山の中腹にあるので、他の地域とは気温が何度か違う。そのため、たとえば私の家が雨でも自然王国は雪である、といった状況なのだ。

 

だから今日はもし雪が降っても比較的ましになるように、日が入らなくて凍結しやすいところの広葉樹を伐採することになった。

 

木の直径は30センチ弱しかないが、広葉樹なので枝が広がっている。道路脇に生えているので、下手に倒すと柵やフェンスに直撃し、破損してしまうかもしれないというわけで、慎重な作業が求められる。

 

まず最初は、道路に伸びてきている枝を脚立に乗っ

てチェーンソーで切る。脚立は不安定なので、Yaeちゃんに支えてもらって、それで脚立を安定させて作業する。しかし、上を向き気味で作業するので、やはりチェーンソーの把持が難しい。

 

ある程度切ったら、今度は幹を切断。しかし、この木にはツタ類がまとわりついている。ツタ類は本当に強い植物。甘くみて、ツタが絡まったまま伐採すると、倒そうとした向きに倒れないどころか、切断面が自分に向かってきたりしてとても危険。だから、ここは焦らず、鉈で切断し、木を独立させる。しかし、枝に絡まったものなどは取りづらいので、ある程度で切ることにした。

 

そして、無事切断。

心配していた柵などへの直撃はなかった。

問題はこの後の片づけ。

森の中であれば短く切ってひとまとめに置いておけば良いが、道路脇でもあり、きれいに片付けなければならない。また、サウナやストーブなどの薪にも使うので、それに適した長さに切断し、太いものは斧で割る。

この片付けに結構時間がかかるのだが、片付けに時間をかけることで、焼却処分にするには細い枝葉だけになり、あとは全部薪で利用できるようになる。

 

午前中の作業で、予定されていたところにめどがついた。目立たない仕事だけど、作業した者には結果がはっきり見えるので、やっていて楽しい。

 

あとは明日の天気次第だな。

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なんでもやります

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朝から王国の日。

先週の気候を受けて、今日は山小屋周りの氷割り。

トイレ用の貯水タンクにつないである水道管が破裂して、水が全部漏れてしまい、それが凍ってしまったのだ。

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このままでは来週のみそ作りイベントは、

氷の中でやることになってしまう。

今のうちにやれることをやろう、と1日氷割りになる。

 

 斧を振り上げて氷を割っているのは、Yaeちゃん。

半農半歌手を名乗っているが、実際にこんなふうに作業をやっている。草刈りもするし、何でもやっている。

 

それが私たちの生活だからだ。

凍って水道管が破裂しても、自分たちで考えて何とかしようとする。

 

何とかしようとするから、何とかなるのだ。

何とかなるから、何でもやろうとするのだ。

何でもやろうとするから、何でも実現してしまうのだ。

「いやあ、それは無理だよ」とはそう簡単には言わない。

なんかやれる方法はないか、考える。

考えて、やってみる。

その単純な繰り返しが、確実なものを生み出していくのだ。

 

 

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あっという間もなく…

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木曜日は王国に行く日。

冬は、チェーンソーを使って木を伐る仕事が多い。

今日は事務所脇の大木に取り掛かった。 

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プロから見たら大木というわけでもないのかもしれないが、私にとっては大木。

全部を一度に切るのではなく、太い枝ごとに切っていって、薪にして行く作業を並行して行う。

去年、チェーンソーを新調してからミスもしてきたけど、少しずつ扱いに慣れてきて、今日はかなり満足いく作業ができた。

枝を玉切りといって、適当な大きさに切断していくのだけど、その時に下から少し切ってから、上から切り落とすという工程を踏む。今までは切断面が揃わないことが多かったのだけど、今日は刃の入れ方を工夫してみると、ぴったり揃って切れるようになった。

安全にも配慮しながら、無事予定された作業量を終えることができた。

 

充足した気持ちでイベントレポートを書いていると、呼び出しが。

王国に上がってきた車が凍結路でスリップして、ギリギリ田んぼに落ちずに踏みとどまっているというのだ。

そう。鴨川ではもう雪が残っている地域も珍しいだろうが、自然王国は日陰が多いので、雪かきをしても融けた雪がまた凍ってしまうのだ。

車は、ちょうど凍結路の上で止まっているので、とても押したくらいでは動かない。

あらあら、と思ってしゃがんで様子を見ると、

 

あ!

と思う間も無く、

私は左前頭部をしたたか道路にぶつけてしまった。

眼鏡もひんまがってしまい、視界も定まらない。

思わず傷口らしきところに手を当てると、結構な血が。

あ〜、頭皮からの出血は結構血が出ると聞いていたけど、やっぱり出るんだな、と呑気に考えていた。

 

しかし、車を滑らせた人は私が転倒したことには気がついていない。手ぬぐいで頭にハチマキをした状態にして対応をすることにした。

電話で保険屋へ連絡をとって、車をあげる算段がつきそうなので、私は帰宅することにした。

車の運転中、なんだか頭がフワーっとするので、ちょっと不安になり、妻に救急診療に連れていってもらう。

2時間待った挙句に、軽い脳震盪でしょう、とのこと。

午後4時頃にぶつけて、7時頃になっても頭がボワーっとしている状況だったので心配だったが、診療を受けたこともあり、今は少し落ち着いている。

明日には治っているといいんだけど。

 

今日の作業中には、安全に配慮してスパイク足袋を履いて作業していたのに、様子を見にいった時には普段通りの長靴で行ったのだ。

スパイク足袋を履いていれば、転倒しなかったのに、と思うと自分の鈍臭さにもほどがある、と後悔しきりである。

 

みなさま、転倒にはご注意を!

て私だけか…

 

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今日は王国で麦踏みイベント!

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みかんの木の左側に黒い土の部分があるのがわかるだろうか。昨年の夏野菜、ズッキーニやオクラ、モロヘイヤなどを育てていた畝のマルチを外した。

ここにハウスを建てる予定。後ろに見えるすももも、少し剪定しないといけないかもしれない。

稲の箱苗を100枚作れる規模のハウスを建てる。目標は2月いっぱいで!

 

今日は自然王国で麦踏み、新年会イベント。

自然王国ではサポーター制をとっていて、年会費をいただいて一年間の農作業を一緒にやりましょうというイベントを行なっている。

今回は11月末に蒔いた小麦の麦踏みと、新年会。

ところが!朝起きたら、雨。

畑がすっかり濡れてしまった。この状態ではとても麦踏みはできない。踏み、どころか埋めてしまう。

そこで、今回はぼかし肥の追肥のみを行なった。

 

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小麦も大麦も、元気に育っている。

夏過ぎには、うどんなどになるはず。楽しみだ。

麦の作業は午前中で終わったので、午後からは王国の上がり口の竹の伐採。

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雪が降ったときや凍結したときは、この竹があったためになかなか融けずに、危険だった。

参加者8人と無心で1時間強作業すると、かなり見栄えが良くなった。

予定なら、このあとサウナに入って、新年会!なのだけど今日は農家民泊のお客様がいらっしゃるので私はこの時点で離脱。

 

今年も、自然王国でおもしろい活動をやっていこう。

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整然とすることの気持ちよさ

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木曜日は王国の日。

今日は今朝から山小屋まわりの水道に凍結防止のスポンジを巻く作業。3月までは、水道が凍結する日があり、それを少しでも予防しようというわけ。

途中トイレの管を抜いてしまうトラブルを起こしてしまったが、山小屋周りを終えてサウナ小屋の水道まで巻くことができた。

 

昼からは昨年切った木の枝などの処理。この枝は、ある程度の太さがあるので、サウナストーブに入る長さに切って、薪置き場に並べていく。

冬の時期は、普段はなかなか手の出せない作業をやれる時期。気になっていたことを一つずつ片付けると、雑然としていた場所が整然となるのが嬉しい。

積んであっただけの枝も、チェーンソーで必要な長さにカットしていくとそれは薪に変身する。

細かい作業だけど、その手間をかければきれいになるし、別の役割を果たすこともできるのだ。

 

なんて大仰なことを書く必要はなくて、結局今日もやるべき作業をやったという話。

日々の積み重ね。

 

 

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