Yes,I can!

いきなりのポジティブな言葉・・・
東京は板橋区のエコポリスセンターで
自然農法に用いられる
粘土団子の作り方を習ってきました。
粘土団子も持って帰ってきました。
現在、事務所で乾燥させています。

自然農法 わら一本の革命

自然農法 わら一本の革命

最近はこの本を読んでいたので、
それを実践しているお弟子さんの
話を聞けるのは刺激的でした。

また、多くの人とも知り合うことができて、
希望を感じることもできました。

『自然農法』については
私はまだ勉強を始めたばかりです。
福岡さんのやってきたことを批判したり、
馬鹿にしたりする人はたくさんいます。

でも、60年必死でその農法に取り組んできた人がいる、
という事実の価値は何も変わりません。
それを農的生活を始めたばかりの私が
挑戦することも一つの価値だと思います。

「できないかもしれない」
「むずかしいかもしれない」
言い訳を言うことはたやすいことです。

しかし、やるだけやる。
根本思想はやはり、”Yes,I can!!なのです。
がんばろう。
(写真は、区民農園で3月20日にまかれた
粘土団子を撮影したものです。まだ団子から
発芽はしていませんでした)

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6ヶ月目

一日中畑うない(耕し)を
やりました。
かなりへろへろになってしまいました。(苦笑)。

ところで、この地に正式に来て
今日で6ヶ月を迎えます。
皆様に出会えたこと、
暖かく迎え入れてくださったことに
本当に感謝いたします。

たった半年ですが、たくさんのことがありました。
無我夢中で走ってきた期間でした。
時が経つにつれてさまざまな問題も発生していますが、
それにどう対処するかで
楽しくやっていけるかどうかが決まります。

明日から、東京に行ってきます。
(ひょっとしてブログの更新ができないかもしれません)
日曜日は、自然農法の講演会があります。
楽しみだ〜!

写真は、山小屋の前の桜です。
満開です。
明日は、王国でも最高のお花見日和になりそうです。

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思わぬつながり

昨日から続いた田の修復は今日の午前中で終わりました。
写真は、丸太を切り出すときに見つけたぜんまいです。
思わぬところに山菜はあるのですね。
(ああ、また素人ぶりを暴露してしまった・・・)

去年、こんな本を読みました。

森と海を結ぶ菜園家族―21世紀の未来社会論

森と海を結ぶ菜園家族―21世紀の未来社会論

藤本さんの半農半X論にも関連する
新しい社会に向けての論考です。

人間の一番幸せな生き方は
地域とつながり、生産に携わることである
と明快に書かれています。

現金収入はワークシェアリングにより、
週2日働いて、
後は菜園をしたり、家畜を飼い、
仕事の場がそのまま教育の場であるようになり、
旧来型の共同体の再構築ではなく、
新しい概念を取り入れた共同体の構築を
目標としてあります。

つまり、全ての人が“業”としての農でなく、
何らかの形で農に携わる、ということです。

なぜ何ヶ月も前に読んだ本のことを書くかというと、
実はこの本の執筆者である小貫先生のゼミ生から
登紀子さんにあてて卒論文集が送られてきたのです。

ゼミ生の一人が鴨川自然王国の活動を
耳にしていたらしく、それで送ってきてくれたようです。
(登紀子さんに渡す前に読んでしまうつもりです)

『菜園家族』の本をとても刺激的に読んだ後で、
一度話がしたいと思っていたところだったので、
思わぬつながりに感動しました。

どうもありがとうございました。

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田んぼを持つということ

秋に大雨で崩れた田の修復が今日始まりました。
準備が遅れていた王国田んぼですが、
これからは天気に合わせて準備が進んでゆくことでしょう。

4メートルの丸太を運ぶのは重かったです。
へろへろになってしまって、
石田さんと小原さんに笑われてしまいました(泣)。
体力だ〜。

崩れているのは合計7箇所です。
そのうち4箇所を直しました。
思ったのは、田を持つとは大変な責任である、
ということです。

稲作に関しては、戦後機械化が進み、
今やほとんどの作業が機械でやれます。
一見するとこれはすばらしいことのように思えますが、
稲作に関する機械を一通りそろえようと思うと、
少なくとも1500万円は必要です。

ところが、昨年の米の一俵(60キログラム)あたりの
買い上げ金額は1万2千円です。
反収10俵としても、わずか12万円にしかなりません。

私が単なる消費者であった頃は、
米が高いと思っていました」が、
これだけの機械を使い、石油燃料を消費しても
農家に入る利益というものは本当に微々たる物であることを
考えると、もう少し高くてもいいのかな、
という気がします。

今日やった作業にしても、直接生産にはつながらない
(これをやらなければ生産もできないものですが)作業です。

こういった無形の作業をどのように
金銭に換算しようというのでしょうか?
本来、農業で儲けよう、というのは
難しい話であり、
農業に経済原理を導入することは
農家により大きな負担をかけることになります。

それでも稲を作るのは、
根本的には稲作が好きで、
先祖代々の土地を守ろう、という意識があるからかな?
と考えています。

田舎への新規参入にはとても敷居が高いですが、
ここに居場所を見つけたいです。
自分で自分の居場所を作るのだ。

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我直くんば千万人と雖もわれゆかん

と、孟子は言いました。
熟考して、これが正しいと思えば
一直線に進まねば
結局何物も達成しえません。

「人生如何に生くべきか」
の視点なしに
充実した人生はおくれないのではないでしょうか。

私が選んだ道の正しさは、
これまでとこれからの私の行動が
おのずから証明してくれるはずです。

行く先は不安定だし、
大人の人はみんな反対ですが、
自分の直感をたよりに
構想を具現化していくのみです。

写真は和田町の海岸で拾ったワタリガニ?です。
よく乾いていたようなので持って帰ってきたのですが
におってみるとやはりくさかった。
外形は完璧に残っているので、中の腐敗しそうな肉らしきものを
取り出したいのですが…
なんかいい方法はないのでしょうか?

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会員制度について

鴨川自然王国では、今年度から新しく会員制度を導入しています。
http://www.k-sizenohkoku.com/2005/boshu/kaiinboshu_top.html
これについて、質問や意見が届いていますので、
現段階でお答えできることについてお答えいたします。

まず、会員制を導入した趣旨は、
敷居を高くする点にあるのではなく、
より多くの人が参加し、多様な活動ができるようにしたい
という点にあります。

昨年度まではトラスト制を実施していたため、
新しくやりたいこともトラストに含めるのか否かの議論があったりなどと、
活動に限界もあったというのが事実でした。

そこで、鴨川自然王国総合的な農的体験ができる方向で
活動を考えていったときに、
出てきた考えが会員制の導入だったのです。

会員が共有体験する鴨川自然王国という場を
設定することにより、
会員は単に“お客様”である立場から、
鴨川自然王国をともに作ってゆこうとする人である、という
考えを持ってくださり、一緒に活動してゆければな、と考えました。

結果的に非会員は参加できないことになりますが、
まったく拒否しているのではなく、
お試し参加ももちろん歓迎しています。

鴨川自然王国憲章にも書きましたが、
鴨川自然王国では、単に農業体験だけではなく、
総合的な農的な暮らし、教育や食育、医療にも
貢献できるような場を目指しています。

そのためには、一回だけの体験で継続性がないよりも、
会員の皆様の継続的な参加によって
活動に変化をもたらしていくことが
必要だと考えています。

金銭のみの参加をする賛助会員制度、
非会員も参加できるオープンなイベントも
これから企画していくことがあるかもしれません。

初めてのことで、至らないことも多々あり、
不便をおかけしていることが多いですが、
お気づきのことがありましたら、宮田[[email protected]]
までどうぞご連絡をください。

よろしくお願いいたします。

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冬に逆戻り?

かと思うほど今日は寒かったですね。
明日は暖かくなるようですね。
桜の花も、少しだけ咲き始めましたよ。

唐辛子の苗の移植を行いました。
密植されて植わっているのを
直径5センチほどのポットに移していきます。
180本の苗が王国のハウスにやってきました。
夏野菜準備もそろそろ始まります。

野菜の生育期間は、短いもので約20日、
長いものになれば半年以上にもなります。
『先を描く』ということが具体的に要求される
仕事になります。

しかも、結果はどうなるかはまずは自然環境に
左右されます。
私たちのできるところは環境に適応できる
作物を育てていくことです。

今日、近くの農家さんから使わないビニールハウスを
わけていただくことになりました。
堆肥置き場と、倉庫と、余力があれば
育苗ハウスも作りたいと思っています。

頭の中はもう5月です。
先を描いて、日々やる作業をこつこつこなしていくこと
が肝要です。

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信念

朝から雨の予報でしたがきれいに晴れました。
そこで、参加者の皆さんと一緒に
種まきとボカシ肥作りを行いました。

王国名物?のスコップによる畝立てを男性陣に
やってもらい、女性陣にはレーキで
畝の上を平らにする作業をやっていただきました。

大勢でやる作業はとても楽しいです。
人間は誰しも、「共同作業」というものが好きなのかもしれません。
ほうれん草、小松菜など葉物を中心に蒔いたので、
2〜3ヵ月後には収穫可能です。
これから虫も出る季節なので、気が抜けません。

それから、おからと米ぬかを1:1で混ぜて、ぼかし肥を作りました。
暖かくなってきたので、4日位したら醗酵完了するでしょう。
主に追肥用として使う予定です。
ぼかし肥と堆肥を組み合わせて、有畜複合経営(家畜を飼いながら
作物を栽培すること)に負けないくらいの
農業をやってゆきます。

ところで、皆さんもすでにご存知とは思いますが、
鴨川自然王国の野菜栽培は
率直に事実を申し上げると『手探り状態』です。
素人がやっている、といわれるのも当然です。

そんな素人が作った野菜を買っているのか?と
言われると自分のおかれた状況がいかに恵まれているかに
気づかされます。

今は、単に『野菜』としてではなく
鴨川自然王国で、三尾さんや宮田が育てている、
ということで買ってくださっている方もいらっしゃいます。

私たちの取り組みどころは、
その方たち、これから参加してくださる会員の方たちの
思いを受けて、
本当においしい野菜を育ててゆくことだと思います。

言葉にはできない思いを、
これから時間をかけて形にして
伝えてゆきます。

農法にも「VISION」を持って取り組んでゆきます。

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羅針盤

残念ながら、つぼみのまま花見は行われました。
肌寒い中、自己紹介をしたりして、
新しい人を知ったり、旧交を暖めたりしました。

鴨川自然王国はどこに向かっているの?』
というのが皆さんの思いのようです。

自然王国はみなさんの力で作っていくものです、
というのは私たちの責任回避です。

藤本さんの理念を継承発展させるような
理論が必要なのかも知れません。
船は、羅針盤がなければ進みませんしね。

『船頭多くして船山に登る』とはならぬように。
自戒を込めて。

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