現場からの出発

タイトルにこう謳いました。
生産の現場で動き、考え、実践していきたかったからです。

誰かに認められたくて、この仕事をやっているかのような
気持ちになっていました。

今日の溝掘り、もみがら集めに続いて、
明日も溝掘りをします。

溝を掘れば、畑の排水ができます。
もみがらを集めれば、草よけに撒いたり、
播種後の覆土代わりにしたり、
畝間に敷いたり、さまざまな用途があります。

シンプルにいこう。

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焦りの正体は?

昨日いただいたコメントはとても嬉しいものでした。
最近、訳もわからずにいろんなことに焦っています。
心臓がばくばくいっています。

「まだここでの田植えもやってないんだしね〜」
と言われました。
長い期間が経ったように思っていても、
ここに来てまだ4ヶ月。

早く答えを出さなければならない、
早く道を見つけなければならない、
早く、早く、早く・・・

焦っても、仕方のないことがあります。
いくら焦っても、今田植えはできません。
もっと早く芽が出るようにと、芽を引っ張れば
根っこが切れてしまって枯れてしまいます。

それもわかっているのに、
それでも焦っている私です。

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人生と、仲間と

一人で思い悩んでも、結論が出ないことがあります。
でも、結論を出さなければならない。

そんなとき、頼りになるのは仲間です。
思っていることをぶつけて、
それについての意見を聞いて、また話して。

なにはなくとも、ともにやっていく仲間がいるというのは
本当に貴重なことです。

これだけ自由にやれそうな場所でも、
やっぱり問題は発生します。
どこに問題の所在があるのか、どうすれば解決できるのか、
わからないときもあります。

そんな中で、それでも前向きにやってゆけるのは、
一緒にやってゆこうとしている仲間がいるからです。

ここから、突破口を見つけたい。

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かさかさの手

新しい畑は、我が土木大臣の手によって
立派に草刈、木の伐採が終了しました。

今日からは、畑周りの溝掘りです。
剣スコ一本で三尾さんと溝を掘っていきます。

これ、かなり気合コースです。
「力が付くな〜」
なんて言ってる場合ではありません。
今力がなければ、溝が掘り進めないのですから。

しかも、大田代の土は重粘土質。
おまけに、山から水が染み出してくる。
溝に入っていると、自分の長靴で土を練ってしまい、
田んぼ状態になってしまいます。
土をすくったスコップからは、その土が離れずくっついてしまうので、
細い枝で土を落とさねばならない始末です。

石も多いです。
「だからこの辺は石田さんや石井さんが多いんだな」
と寝ぼけたことを考えながら、
溝掘りを進めました。

ここに来て、剣スコの使い方だけは、少し上達したように思います。
鍬よりスコップを持ってる時間のほうが多いです。

風呂上りに手をながめたら、
土で油がとられてかさかさになっていました。
農作業をなめてはいけませんね。

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ふとしたやさしさ

午前中の資料調査を終えて、
昼から棚田倶楽部の味噌作りイベントに顔を出してきました。
再来週は王国でも味噌作りをするので、
その前調べ、といったところです。

麹は、金曜日に仕込んであります。
棚田倶楽部でも、麹の仕込から参加できる人は少数のようで、
たいていの人は味噌作りのみの参加です。

大豆をやわらかく煮た後、それを冷まして、麹と混ぜ合わせます。
それをミンチを作る機械にかけて、
味噌玉を作ってたるに投げつけ、貼り付けます。

味噌玉を丸めて、たるに投げつけるのはご想像通り
かなり楽しいです。
味噌玉の感触と、ぶつかる音がおもしろかったです。

小4の女の子も参加していて、楽しそうに味噌作りを
していました。
そこに、3歳くらいの男の子を連れた別のお母さんが
子供に味噌玉を投げさせようとしました。

男の子には、親御さんが投げやすいように小さい玉を作って
渡してあげていました。
女の子は、最初は自分の投げる分だけを作っていたのですが、
そのうちに、自分の投げる玉から少しちぎって、
男の子が投げやすいように玉を作ってあげ始めました。

『作ってあげよう』とするときの自然な動きと、
男の子に渡してあげるときのちょっとはにかんだ顔が
とてもかわいかったです。

自分も子供のとき、大きなお兄さんといっしょに遊んでもらったことを
思い出しました。

『子供が危ない』
というのが昨今の通念ですが、
ほんのちょっとしたことで優しさの芽が顔を出す子がいます。

月に一回でも、自分の身体を使って何かを作ったり、
何かの世話をしたりするのは単純なことだけど
とても大切なことなんだな、と感じました。

昨日、Iさんに言ってもらったことがあります。
『一生懸命やっていたら、そのうち道が開けるよ』と。
この言葉を大事にして暮らしてゆきます。

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盛り沢山な日

出荷前のブロッコリーです。
明日は日曜で、観光客が多いので、
みんなみの里に出荷します。

大風に引き抜かれて痛い目を見た彼らですが、
何とか出荷できる程度まで成長してくれました。
全部売れたら2000円近くになります。
これは安いのか、高いのか?

今日は昼から棚田倶楽部に遊びに行きました。
大豆トラストの参加者が豆腐を作っている、と聞いたので。

そしたら、
『薪割りやってみるか?』
といわれたので、やりました。

直径25センチくらいの丸太を割るのです。
う〜ん、へっぽこ宮田には厳しい太さです。
鍬を使うのとはまた別の使い方が必要で、
身体が納得するのに時間がかかりました。

どうやら明日も行くことになりそうです。
私の軟弱な身体は筋肉痛で大変になりそうだ・・・
でも、いろいろ憶えられて勉強になります。

勉強から、仕事になるように努力しないと
意味がないですが。

夜はトラスト会員のIさんがもつ鍋を準備してくれました。
もちろん、野菜は王国自家用野菜です。
王国の味噌で味をつけ、三尾さんと三人でいただきました。

どうですか、これは?
おいしくて、ただ「おいしい」としか言えない味でした。
目立ったものといえば、もつだけなのに、
魚や肉とはぜんぜん違った味でした。

いろんな店でもつ鍋を食べてきたけど、
やっぱり一番おいしいのは気の置けない仲間と
手作りのものを食べるときですね。

お酒もたくさん飲んで、
満足な一日でした。

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今年初の

ジャガイモ定植をしました。
ジャガイモだけでなく、植え付け、種まき関係では
初めての作業になります。

『大きくなれよ〜』
といいながら八恵さんは芋を植えていました。
順調に行けば、
5月に収穫できます。
ということは、田植えの季節に
じゃがバターが食べれる、ということですね!

高校のとき、時々マスコミでニュースになる
山岸会にいたんですけど、
修学旅行は北海道で、一枚何反歩もあるような
ジャガイモ収穫をしたことを思い出します。
あの時食べたジャガイモは本当においしかった。

今の畑は、それに比べるとずいぶん小さいけど、
その畑のこと、そこでとれる野菜のことを思ってくれる
人の顔が見えます。

どこにいても、何をしていても、
うまくいかないことはあるし、
楽しいこともあるし。

でも、そろそろ逃げるのは終わりにしないと。
口ばかりで終わるのは卒業しないと。
いつまでも、初心者じゃない。

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火花飛び散る

グラインダーで鉄パイプを切っています。
アスパラガスの支柱に使うのですが、
昨年は竹でやって、風に全部倒されてしまったらしいので。

始めは弓鋸できこきこやっていたのですが、
一本切るのに5分くらいかかってしまい、
大変でした。
のこぎりで鉄を切ったのはいい経験でしたが。

これでは埒が明かない、と持ち出してきたのはグラインダー。
本来なら、パイプきり用の機械を使うところなのですが、
手近なものはこれだったので、さあ挑戦。

私も三尾さんも初めて使うので、
工夫の余地があって楽しかったです。
パイプを切るときに、鉄が焦げたような臭いと、
熱い火花に一瞬ひるみましたが、
160本を切りきりました。

私たちの横でたなこは走り回っていました。
犬はやっぱり、走ってる姿がかっこいいですね。

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雪、また雪

朝っぱらからこのblogを書いています。
雪です。
事務所にいても、冷たい空気が身体の周りを流れています。

すぐ雨に変わるだろうと思っていたのですが、
今外に出てみるとひょっとしたらもっと積もるかもしれません。

昼から出かけなければならないのに、
果たして街道まで降りられるのでしょうか(笑)?

東京へ行ってきます。
自然王国関連のミーティングです。
”東京”という響きがなんか嬉しいです。
(う〜ん、完全にあこがれているな…)

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東京会議

はるばるやってきました。
今日はトージバのトラさんやKさんもまじえての
白熱した会議が行われました。

鴨川自然王国会員制のこと、
トージバとの連携、里山帰農塾のこと。
2時間の時間はあっという間に過ぎ、
その後さらに食事の時にも議論は続きました。

夢を描いている多くの人が、
ここにはいます。
その一員の中に加われていることの幸せを感じます。

今すぐには道が見つけられなくても、
visionをもっていれば、
そのvisionに向かって常に動き続ければ
きっと光は見えてくるでしょう。

かなり集中したミーティングだったので、
終わったあとは心地よい疲れを覚えました。

さあ、また現場に帰ります。
この気持ちをさらに高めていけるよう、
しっかりやっていきます。

(ちなみに、東京で初めて車に乗りました。
タクシーにぶつかりそうになって、
石井ちゃんは肝を冷やしていました。
こわい、こわい・・・)

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