家族の団欒

久々に、家族全員がそろいました。
今年の八月から弟が海外留学するので、
近いうちに全員がそろうことはないかもしれません。

普段は仕事が忙しく、
ほとんど話も出来ないのですが、
今日は同じ時間をすごすことが出来て楽しかったです。

わたしも、
あと少しでまた王国に帰国いたします。
昨日書いたとおり、
今の私の活動の場は大阪ではなく
鴨川自然王国です。

遠く離れていても、
それぞれが自分の人生を描いて
生きていけることが
人生のひとつの幸せではないかと思います。

『生きる』
ということは
口で言うほど簡単なことではないでしょう。

私がやっていきたいことも、
客観的に見れば
めだかしかいない池で鯛を釣ろうとしているように
見えるのかもしれません。

それをそのままにしないためには、
自分に自分で期限を付けること、
周りからプレッシャーを受け、
それにつぶされぬよう、
がんばる糧にしてやっていくことでしょう。

ここに帰ってきて、
意気込みもふつふつと
湧き上がってきています。

(といいながら、
気が抜けたのか、
少し風邪気味の宮田でした)

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帰省

朝6時20分に、京都駅に到着しました。
アクシー号も含めると、
約9時間のバス乗車です。

当たり前ですが、
こちらに帰ってくるとみんな関西弁でしゃべっています。
石川啄木ではないですが、
「ふるさとの なまりなつかし…」
という感じです。

3ヶ月ぶりに帰った我が家は、特に何の変化もなく、
いつもどおりに流れています。
日常というのはこんなものなのだな、と思います。

そして、
私の居場所はすでに
鴨川自然王国になってしまったのだな、
という思いを新たにしています。

こちらに帰ってくるのは、
普段会えない友人に会ったり、
家族やお世話になった人に
自分の現状を報告したり、というためになります。

家を離れて勤めに出ている人はみんなそうなのかもしれませんが、
長く家にいた者にとってみると
一抹の寂しさを感じます。

それでも、
鴨川自然王国で活動できることの喜び、
大切な人がいることの幸福は
新しい希望を
胸に呼び起こします。

ひとつずつ節目をつけて、
自分の道を見つけていきたい、
強くそう思いました。

(写真は、団地の前に植えてある水仙です。
小さな花壇に花の好きな人が植えたものです)

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協議会を終えて

登紀子さんを交えての王国協議会。
この日のために準備してきただけあって、
かなり充実したものになりました。

自然王国は、まだまだこれからの集団です。
よりよいものを、身軽に準備していける場があります。
今は名前ばかりが広まっている状態ですが、
そこに実態を近づけていけるよう
努力していきます。

また、多くの人とともに
楽しい、実りある空間を作っていきたいです。

ところで、私事ですが、
今日から8日まで大阪に帰ってきます。
「王国的生活(番外編)」
をお届けできるようがんばります。

そうそう、鴨川に住むサーファーの
Kさんが、
「王国的生活」のバナー
(ホームページ上でクリックするとそのページが開けるもの)
を作ってくださいました。

かなりしぶいです。
嬉しい!
鴨川自然王国のトップページの
リンクバナーを置いてあるところをクリックしてくださいますと、
このページが開かれます。

どうぞよろしくお願いします。
Kさん、ありがとうございました。

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焚き火

たくさん人が集まっているので、
今日も焚き火をしました。

焚き火をする機会は最近は少なくなってきていますよね。
毎回嬉しそうに火の番をしている人がいて、
火に魅せられているのだな、と思います。

じっと火を見つめていると、
なにも考えずただ見ている、
という状態になります。

場にたくさん人がいる中で、
木が煌々と燃えているその姿をじっと見ている。
そのとき、周りの人の存在すら忘れてしまいそうになります。

でも、顔を上げればたくさんの人が火の周りにいる。
楽しくしゃべったり、静かに座っていたり。

なにもしない時間を共有できることの幸せがあります。

焚き火の周りに座っているだけで、
「あの人のほうはあまり燃えてないな」
「今はもう薪を入れなくてもいいな」
などいろんなことを考えます。

自然に人のことを思えるような時間、体験を
共有していきたいな、と思った瞬間でした。

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初春の慶び

朝には霧が出ていた大田代も、
昼過ぎには本当にきれいに晴れました。

笹屋窯の杉山さんの家で、餅つきをしました。
私は実は、餅つき男なのです。
高校時代から、もち米を蒸し、こね、つき、返し、
ひととおりの流れをやってきました。

だから、久しぶりにもちつきをやれて本当に嬉しかったです。
もちつきは、つき手、合いの手、周りの人、
全ての声かけがあって成り立ちます。
共同作業の楽しさが、
もちつきにはあるのですね。

その後は、初春ドライブです。
鴨川は、山だけでなく、海もあります。
海岸沿いを走っていると、
「おお!太平洋っっ!!!」
という叫びが出るほど美しく、
雄雄しい海に出逢うことができます。

砂浜に降りれば、
小さな貝殻が星空の如く敷き詰められています。
拾い集めてみれば、
まるで宝物を見つけたような気になります。

鴨川市を一望できる
一戦場古戦場からみた夕焼けは、
あまりにもきれいで言葉も出てきませんでした。

いつも気負って元旦を送ってきましたが、
今日はとても豊かな、落ち着いた気持ちで元旦を過ごせました。

新年をこれだけ満喫したのだから、
今年は必ず大きく飛躍することができるでしょう。

プレッシャーにつぶされず、
プレッシャーをバネにして、
楽しく生きていくことこそが人生、
と思える日々を送っていきたいです。

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一年の終わりに

すみませんが、今日は私信にさせてください。

この一年は、私にとってとても大きな一年でした。
司法試験をずっと続けてきて、
それをあきらめて新しい道を去年から探し始めました。

今、私がここに生活させてもらっていることが
本当に不思議です。
自分で探してきた、というよりは、
導かれてここに来た、という感覚が強いです。

生活を始めてまだ3ヶ月しかたっていませんが、
本当に充実した日々をおくらせてもらいました。

農作業の基本的なこと、
農家の仕事の多彩なことを知り、体験し、
エネルギッシュな人々に囲まれ、
日々夢を描き、実行に向けて動いていること。

全てが、私のしたかったことです。
もちろん、描いたこと全てができるわけではなく、
それよりも自分のいい加減なところや至らないところを
気づかされることも多いです。

でも、中学校を卒業して以来、
紆余曲折を経て、王国にたどりついたとき、
自分のやってきたこと、やらせてもらってきたこと、
その全てが無駄なわけではなかった、ということに
やっと気づくことができました。

全て無駄か、全てが有効か、なのではなく、
「無駄なものもあり、有効なものもある」のですね。

見方によれば、中途半端な考え方、生き方だともいえます。
でも、今、私は、
この生き方、しっかり考えてがんがん動く生き方で
やっていきたいです。

これからもどうぞ私を見守っていてください。

日々の恵みに心からの感謝を込めて、
この文章を終わらせていただきます。

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王国の夜更け

日中は空豆の結束(空豆を麻紐で支柱に結ぶこと)
をしました。
王国畑は、凍っていました。
足から冷たさがジンジン伝わってきます。

こんなものじゃないそうですが、
こんなものでも心から冷え切ってしまう寒さです。

そんな中、今日はちょうさんとヨン様ことTさんが
遊びに来てくれました。

ご飯を作って、
また!酒盛りです。
(最近毎日飲んでいます。。。)

明日は今年最後の日ですね。
一年を振り返るたび、
毎年思う、
「今年は激動の一年だった」
と。

その中でも、本当に大きく変わった一年でした。
何より、今私が事務所に座ってこうして
自然王国から発信しているなんて、
夢にも思いませんでした。

素敵な導きと出逢いに、
心から感謝いたします。

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初雪で初積雪

今日は、朝から昼にかけて、ぐっと冷え込みました。
外でサカキの出荷準備をしていると、
手が凍えてきて、雨にぬれて本当に冷たかった。

みんなみの里に出荷しての帰り道、
ぼたぼたと窓に雪が当たり始めました。
雨が途中から雪に変わったのですね。

王国へ帰る道は、長い登りの山道になっています。
山道を登るにつれて周囲には薄く雪が積もり始めました。
そして、王国。
嶺岡山系をなめてはいけません。
王国は真っ白になっていました。

たなも、さすがに寒いのか、
私が近づいても小屋から出てきません。

私は瀬戸内の育ちなので、
雪はめったに見たことがありません。
それが、いきなり、こんなに降るなんて。
嬉しくて、ばしばし写真を撮りました。

でも、雪道はへっぽこドライバーの私にとっては、
なかなか緊張を与えてくれるものです。
滑って溝にはまったら、
年末だし誰も助けてくれません。

ああ、気をつけなければ。

あまりの冷え込みにかなりテンションが低くなってしまった一日でした。
灯油ストーブがとてもありがたい。

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仕事納め

鴨川自然王国も、仕事納めを迎えました。
といっても、三尾さんと私にはあまり関係がありませんが。
それでも、年末体制を組んでしっかりやりたいと思っています。

近くのホームセンターで正月のしめかざりを探したのですが、
あまりにもちゃち過ぎるし、温かみがないので、どうしようかと悩んでいたら、
偶然、踊りの先生の順子さんが声をかけてくれました。

「今日棚田倶楽部でしめかざりを作るよ。来ない?」
いきます、いきますとも。

急いで昼ごはんを食べて、棚田倶楽部へGO。
とんちゃんこと高梨さんの指導の下、
縄をないました。
稲刈りをやった方はご存知かもしれませんが、
神事用のなわないは、通常の逆にないます。

しめかざりなんて、買うものとしか思っていなかったけど、
やってみるとこれがとても面白い。
なかなかうまくいかないのも当たり前ですが、
わらでこんなことができるなんて、本当に不思議だし、
百姓仕事の奥深さを感じました。

さらにですよ。
しめかざりの意味まで聞いてしまいました。
ダイダイを使い、わらの先を切らないのは、
「代々すえひろがりになりますように」
という意味があるんですって。
びっくりだ〜。

そんなこんなで何とか完成したのが
今日掲載した写真です。
山小屋に飾るつもりです。

後は、ミニ門松も作りました。
棚田倶楽部の門松の余った部分をつかわしてもらって。

ここで、私の無知ぶりをちょっと書いてみます。

門松、というのは松竹梅を飾るものなんですね。
そして、コモをまいた上に荒縄をまくのですが、
その巻き方は、下から7回、5回、3回とまくのです。
つまり、七五三!!!

いやあ、奥深い。
面白い。
驚愕です、私は声を上げてばかりでした。

その後は、ミニ忘年会に突入。
へろへろになりながら、カラオケを熱唱する宮田でした。

いよいよ、新春を迎える準備が整いました。
「春よ、来い!」

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年の瀬です!

事務所大掃除。
大散らかりのところを恥ずかしげもなく撮影してしまいました。
これが見違えるほど美しくなるのですから、
片付けるということはすばらしいですね。

毎年年末になると大掃除。
いつものように月末、いつものように一日が終わるだけなのに、
なんだかとても不思議な気分になります。

鴨川自然王国も、今までの20年の積み重ねを経て、
新しい段階に入ろうとしています。
どんな形になるかやってみないとわかりませんが、
現在日々考え、討論を重ねています。

東京や大阪などの大都市ではできなさそうなことも、
ここ鴨川ではできそうな気がします。
田舎や、小都市には、
そんなおおらかさがありそうな気がします。

鴨川が東京や大阪みたいになることを夢見るのではなく、
みんなが鴨川に来て、何か感じて帰れるような、
そんな場所作りをしていく意欲がわいてきます。

そんな中で、鴨川自然王国の役割というのも
おのずから明らかになっていくと思います。

藤本さんが「希望宣言」という本を出版されていますが、
(王国にも在庫あり)
その中で、農的生活は総合的なものである、という論があります。
衣食住、教育、医療など。

鴨川自然王国は、そういう総合的な形での
生活実態を提案していきたいと考えています。

皆さんも、やりたいことがあれば、ぜひご意見をください。
ホストとゲストというように二元的に分裂するのではなく、
相互に行き来するような関係を作っていきたいです。

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