宮崎安貞著「農業全書」

今日は久々のお休み、何も仕事がない。
そこで、行って参りました、鴨川図書館。
鴨川図書館には、なんと、
農文協刊「日本農書全集」がおいてあるのです!
前住んでいたところには、
ここより大きい図書館がありましたが、
そんな本はなかった!

というわけで、喜び勇んで借りてきました。
内容は、とても実際的です。
江戸時代の農業マニュアルです。
読んでいても、「庶民向け」というだけあって、
書かれている文章もとてもわかりやすい。

耕し方なんかも、細かく書かれていて面白いです。
難しい考え方より、自分が学び実行してきたことを
とにかく当時の農民たちに
伝えたい、という思いだったそうです。

やってみたくなるようなことも結構かかれてあります。
今の時代にどれだけ通用するのかわからないけど、
和棉や養鶏をするのに、
参考にしてみようと思います。

「真理は万人によって求められること自ら欲」す
岩波文庫で出してもおかしくないです。
(はあ、きっとでないでしょうが)

「農業の上におゐては、真実に心を励み
思ひを深くし、力を用ひてこれを心み営み
三たび肘を折るの労なくしては、
大いに験(しるし)を得る事かたかるべし」

なんて、いかにも!な言葉でしょう?
ってえらそうなことをいってないで、
わたしも実際この心意気でやっていこう。

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クリスマス、牛糞まみれの日?

「宮ちゃん、こっちいいよ」
「ほんとにいいですねぇ」
「やっぱ車も入れないところはいいのがあるねぇ」

牛糞の品定めをする私たちです。
昨日入れたものは、半生くらいのが多かったのですが、
今日は昨日より奥に車を入れました。

すると!
牛糞がふかふかに変化している地帯にぶつかったのです。
スコップの入りはいいし、
臭いは少ないし、
何より色が黒くてすばらしいのです。

スコップを持つ手も軽やかに、
今日は8回くらい畑を往復しました。
疲れた・・・・
(軽トラをずっと運転してくれた三尾さんはもっと疲れたでしょう)

王国畑がいつか野菜栽培に適した土地になるように
夢を描いてやっています。

しかし、それにしても農作業は肉体労働です。
今日はちょっと腰に来てしまいました(情けない)。
化学肥料が流行ったわけもわかります。
作業の軽減化というのは、
世界の農業の流れなのですね。

私たちは、いったい何を目指せばよいのでしょう?
今のところは、江戸期にほぼ完成したといわれる
農業を学んでみたいです。
鴨川図書館に通おうかしら。

農業は、いまや思想です。
全てに理由づけが必要になってきています。
なにがおいしいのか、なにが安心なのか、
その基準も多様化しています。

一番の基本は、農作業は
現場から出発するということです。
私だって、頭から農作業に入ってきているので
えらそうなことはいえませんが、
それでも現場から考える、ということを続けたい。

食べておいしく、
作って安心な、
そんな野菜をみなさんにお届けしたいです。

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クリスマスイブ、牛糞まみれの日

石田さん家の牛糞をとらせてもらいました。
今畑に入れて、来年のための土作りです。
しかし、堆肥化されていなくて、
生糞でした(泣)
お約束の如く、長靴から足が抜けてしまい、
糞の山にギュッ!
冷たかったです。
田んぼに足をつけるほうがよかったです。

今日はクリスマスイブですね。
トラスト参加者のGさんが
昨日のコンサートから遊びに来てくれています。
そんなわけで、今日は石井ちゃんも呼んで、
クリスマスパーティー!

ここ大田代では、クリスマスのにおいは皆無です。
駅前くらいまで行けば賑やかなのかもしれないけど。

日本人は、季節感を味わうことを大事にしますよね。
年中行事なんかは、その表れですよね。

クリスマスシーズンが近づくと、
「またクリスマス商戦か。日本のクリスチャンなんか
40万人くらいしかいないんだし、
どうせ正月には初詣に行くのに、
何で祝ってんねん。
大体、クリスマスはカップルで
過ごす日とちゃうんじゃっっ!!
せやのに何でおれは一人やねん(自爆)」

などとひがんでいたのですが、
ここに来てふと思うことがあります。

クリスマスをお祝いするのは、
宗教的に重要だからではなく、
季節を感じる重要な行事に
なっているからじゃないかな、と。

大田代では、
どんどんイベントを打たなくても、
日々の生活の中で、季節の移り変わりを如実に
感じることができます。

朝の冷え込み、
草の枯れ具合、日の短さ。

こんな場所に新しいイベントを持ち込まなくても、
大事にしてきたこの場所自体が
イベントを毎日やっている感じです。

畑が冬で暇になれば、
竹を切ってきて支柱作りをしたり、
堆肥を入れたり、
草木灰を作ったり、
冬には冬できることがあります。

毎日があまりにも楽しくて、
別世界にいるみたいです。

この場所で何かをやりたい、ずっとそう思っています。

とはいえ、今日はエルサレムでイエスが生まれたとされている日の前日です。
世界の平和のためにも、
Merry Christmas !!!

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チャリティーライブ報告

棚田クラブにて、新潟中越地震Yaeチャリティーライブが行われました。
東京からも大勢の人が駆けつけてくれ、
大体50人くらいの聴衆でした。

私のギターの伴奏は、たどたどしいところもありつつ、
何とか演奏し終えました。
チャリティーとはいえ、プロの伴奏をさせてもらう、
お客様にお金をもらう、ということで
かなり緊張してしまいました。

三尾さんや石井さん、それから地元の若者も演奏に参加してくれ、
バンブートーンから鶴さんもゲストとして参加してくれました。
さらに、長沼順子先生も踊りを踊ってくれました。

曲が進むごとにどんどん盛り上がってくるのを感じました。
演奏していると、気分も盛り上がってくるし、
演者同士のアイコンタクトもばしばし飛び交って、
楽しくなってきます。

音と音が飛び交う空間、というのを久しぶりに味わいました。
音楽、というのは絵画や本と異なり、
そのまま瞬間にダイレクトに届くのだな、と思います。

もちろん、自分の実力がまだまだなのはよくわかっています。
次の機会があるかどうかわからないけど、
また練習する意欲がわいてきました。

年末の大掃除も徐々に進めています。
自然王国はますます整頓された状態になっていきます。
まず、現場での生活を成り立たせること、
そこからが出発点です。

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アスパラ茎焼却

先日刈り取ったアスパラの茎を、今日燃やし始めました。
生乾きなのか、なかなか燃えません。
ドラム缶で燃やしたり、
畑で燃やしたり、といろいろ試してみましたが。

普段は焚き火をしますが、
草を燃やす、というのも難しいものですね。
火が持続しないため、新しい草を加えるタイミングが難しいのです。

それでも、工夫してやれる時間が与えられているので、
ありがたいです。
火を燃やすのも、徐々にうまくなるでしょう。

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  唐突ですが

生きていくということは、
さまざまなことを経験して学んでいくということでしょう。
若いうちに明日への力を作り、
年がゆけば学んだことを時代に伝えていく。

その瞬間発せられた言葉、行われた行動は、
それがその場から消えてしまっても、
それを受けた人の魂の中で
熱き思いのまま生き続けるはずです。

人と人が出逢うのも、それと同じです。
もう会えなくなった人もたくさんいるけど、
その人たちから受け取ったことは忘れません。

たとえ遠く離れていようとも、
思いをかければいつでも近くに心を寄せることができます。

鴨川自然王国には、
多くの人が訪ねてくださいます。
一つ一つの出会いを大切にしよう、
その出会いが自分をどれだけ変えるかわからないのですから。

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引き続きたなこ

彼女も、なんとなくドッグフードを食べるようになりました。
皆様にはご心配をおかけしましたが、
元通りになりそうな気配です。

今日は久々に休みをいただいて、
ギターの練習をしました。
本番は明後日です。
聴衆が安心して聞けるよう、
最後まで精進です。
「お金をもらう」
ということは容易なことではありませんね。

短いですが、今日はこの辺で。

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たな、エデンの実を知る

な〜んてことはないのですが、
これまで喜んで食べていたドッグフードを食べなくなってしまったのです・・・
先日のイベントで、煮干など、おいしいものをたくさんいただいたからでしょう。

昔、いつか犬を飼うことがあれば
ドッグフードではなくて、残り物などを食べさせよう、
と考えていたのですが、
実際飼うとなかなか残り物も出ないし、
食べさせてはいけないものもあるらしく、
ついドッグフードをあげてしまいます。

昨日の夜、今朝とやはり食べませんでした。
今日の夜は、さすがにおなかが減ったようでしたが、
それでもしばしば休みつつ何とか食べている感じです。

えさに関して、釈然としない思いがありますが、
現段階ではドッグフードにしようと思います。

犬を飼うのもなかなかむずかしいです。
犬の生活と人の生活が両立できると
楽しいんでしょうけどね。

切ない声で啼くたなを見ていると、
わたしまで切なくなってしまいました。

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求めよ、されば与えられん

いきなり聖書の言葉から始まってしまいましたが…

写真は、王国畑に行く途中から山道を登ったところにある祠です。
王国に来て3ヶ月、こんなところに祠があるなんて、
今日まで知りませんでした。

さらに!!
王国近辺の山に猪が出没していることが判明しました。
山の木に泥でマーキングをした痕があることを、
トラストメンバーのAさんより教えてもらいました。
野ウサギが草を食べた痕も教えてもらいました。
猪捕獲の免許を申請して、
いつか猪鍋を食べましょう。
(でも、畑もこれから結構心配になります)

毎日歩いている道なのに、
何にも知らなかったし、気づかなかった。

王国にはいろんな人たちが集ってくれます。
そして、多くの人が自分のやりたいことをやろうとしています。

実は、私は子供対象に何か農業体験が出来ないか?
と考え始めていました。
そんなとき、実際すでに博物館で自然体験のプログラムを
実行している人の話を聞けたり、
総合学習のための教材を作った経験のある人がいたり、
ずいぶん参考になりました。

自分が強く願うと、叶うものなのかもしれません。
一見大回りをしてきたような私の人生も
いつか見えない力となっていくのかもしれません。

やってきたことに無駄はない、と思いたい。

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忘年会の夜

準備していた大豆の選別はあっという間に終わってしまい、
裏山から竹を切ってきて竹細工が始まりました。
夜はその竹ジョッキで乾杯です!

しかも、今回は何とか王国産の野菜も使ってもらえました。
今まで量が少なかったりしたため、なかなか使ってもらえなかったのです。
料理の上手な人に調理してもらった野菜たちは
嬉しそうで、食べてみてもおいしかったです。

来年度から行う予定の、
鴨川自然王国会員制度についても、
いろいろと意見をいただきました。

綜合的な面から検討して、
提案と実践ができる鴨川自然王国にしたいです。
ふと気がつけば年末でした。
年を忘れている場合じゃないです!

といいつつも飲んで歌った私でした。

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