春の陽気

一日穏やかな天候でした。
鴨川では、20,7℃まで気温が上がったようです。
心なしか、気分も陽気になってしまいました。
梅の花も満開になりつつあります。
梅は、桜に比べるとおしとやかに咲いているように見えます。
白い花も、心を和ませてくれます。

引き続き、もみがら運びを続けました。
今日は50袋以上つめました。
今回で、もみがら運びは終わりです。
合計すると、300袋くらい運んだことになります。

やっぱり、春を迎えたとたんに忙しくなります。
やることがどんどん増えてくるし、これからは秋まで
目いっぱい動いてゆくつもりです。
そんな中で、忘れてはならないのは、
「自分は今、どこに立っているのか?」ということを
確認することだと思っています。

日々の忙しさに、つい後回しにしてしまうことが、
意外と重要なことだったりするのです。
だから、「やれることはすぐやる」という姿勢で
心を込めて、自分にしかできない仕事を見出し、
実践してゆきたいです。

明日は最高気温が8℃だそうです。
暑かったり寒かったりするので、風邪を引かないように
がんばらねば・・・

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家畑始めました。

午前中は確定申告に行きました。
普段はなんだかんだと仕事があるので、休みの日には
まとめて用事を済ませることになります。

今日は昨日も書いたとおり、家でジャガイモを
植えることにしていました。
今までおばあさんがやっていたのですが、
私が来たことで、私にやらせてもらえるようになりました。

王国でも何度もしていますが、
自分で最初から責任を持ってやるのは初めてなので、

絵とき 金子さんちの有機家庭菜園

絵とき 金子さんちの有機家庭菜園

を参考にしています。

この本はイラストでわかりやすく説明してあるので、
これを基本にして、自分のやり方を確立していくつもりです。

写真でわかる金子さんちの有機家庭菜園

写真でわかる金子さんちの有機家庭菜園

も新しく出ましたが、最初に出たイラスト版のみで
何とかやってゆけそうです。

家庭菜園レベルなので、
メークイン3キログラム、男爵を1キログラム
定植しました。
それから、近くのホームセンターで買ってきた
春菊、水菜、ガーデンレタスの種をまきました。

家の目の前に畑があるので、
観察もしやすいし、生長が楽しみです。
王国では鍬をあまり使うことがないのですが、
今日はほとんど鍬で作業しました。
久々なので、腰が痛い・・・

王国でも家でも畑をやれて、楽しいです。
土地や気温の違いで、王国畑にも活かせることが
あると思うので、家畑もしっかりやってゆきます。

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日の出

朝6時13分に撮影したものです。
日の出が、だんだん早くなっています。
我が家は、平地に立つ2階建てなのですが、
高い建物がないため、一階からでも
きれいに日の出が見えるのです。
今までに見た一番きれいな日の出は、
高校時代に見た伊勢湾からの日の出です。
太陽が自分のほうに向かって一直線に
伸びてくる姿は感動的で、今すぐ海に
入ってしまいたい!と思ったほどでした。

今はなかなか旅行に行くこともできませんが、
天気のいい日はいつも日の出を見ることができます。
薄暗い朝、山の頂がだんだんと白くなり、
赤い太陽が顔を出し、全部顔を出すと、
それまでとは全く違った明るさが地面に向かって
広がります。
毎朝、「太陽がきれいやね」と言い合っています。

朝の時間は、資料を読んだり家の周りの草かきをしたりと、
王国へ上がる前にやれることをやっています。
田舎で暮らすと、畑じゃなくても当然草は生えてくる!ので、
時間の使い方を考えるのが楽しいです。

明日は、休みです。
家の畑をやる日です。
ジャガイモ定植をおばあちゃんと一緒にやります。
畝立ても日曜日にしておいたし、
後は植えるだけです。
楽しみだ。

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引き続きジャガイモ定植

昨日に引き続き、今日もジャガイモ定植をしました。
今日はキタアカリと北海こがねという品種を植えつけました。

昨日定植した事務所横の畑は、
石が多いものの、土は比較的やわらかいので
ほぼ平畝(ほとんど畝を立てない)状態で
植えつけられましたが、
第一農場(4年前から使い始めた畑)は、そうはいきません。
だから、きちんと畝を立ててから植えるようにしました。
畑作業の参加者は5人と少なかったのですが、
人数が少ないほうが役割がたくさんあるので
目いっぱい働けて楽しいです。

管理機で溝を作った後、畝を立てる人、
畝に溝を掘る人、種芋を置く人、肥料を芋の間に置く人、
土をかける人。これだけの役割があります。

ここで、今回のジャガイモ定植のやり方を説明します。
まず、種芋は大きな芋は3つに、小さな芋は2つに分けます。
このとき、どの芋にも、大きな芽があるようにきりわけます。
溝は10センチくらいの深めに掘ります。
芋は、中心から中心までが30センチとなる間隔でおきます。
真ん中には、植物質のみを原料とする堆肥を入れます。
そして、その上に土をかけます。
これで終わりです。
(土かけ以降は又その作業時に書くつもりです)
ジャガイモは、六月初旬に収穫予定です。

作業自体は単純な役割分担なのですが、それぞれにポイントがあって、
一人一人がそれを理解して行い、終わらせる。
農作業に関わることは、一連の流れをみるという意味で
とても重要なのかもしれません。
どこからきて、どこにゆくのかがはっきりみえるので、
安心できるし、楽しいのでしょう。

なにげないジャガイモ定植にも発見はあるものです。

画像は、第一農場のオオイヌノフグリです。
それから、ためしに今日から旧暦を載せてみます。
現代農業でも旧暦特集があったし、前から興味があったので。

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豊かさの形

ジャガイモ植え付けイベントを行いました。
くわしくは、また自然王国レポートで報告します。
ここでは、今日の夕食を紹介します。

・ほうとう(手打ちうどん入り)
・回鍋肉
・白菜のコールスロー
・ふきのとう、ヨモギ、しいたけのてんぷら
・花豆の煮物
・ゆでたブロッコリー、菜花
・ノビルのぬた

このメニュ−を初めて見た方は、
「なんだ、しょぼいなぁ」
と思われるかもしれません。

でも、ほうとうと回鍋肉に入っている野菜はすべて
王国で栽培したものです。
ふきのとう、ヨモギ、ノビルは作業終了後に
みんなでとりに行きました。
しいたけは、事務の石井さんが自宅から持ってきてくれたもの、
石田さんからいただいたものです。
花豆は、会員のMさんが十何時間かけて
煮てくださったものです。
ほうとうのうどんは、昨日から仕込んで、昼に
のばしてうどんにしました。

何気ないものですが、幸か不幸か王国には
ビニールハウスがないので、取れる野菜はすべて
旬のものです。山菜はもちろん旬です。
肉厚のしいたけのてんぷらを食べると、
口の中にしいたけの汁がしみだしてきます。
しいたけを嫌いな人は多いと思うのですが、
これを食べると考えが変わるかもしれません。

ここにあるものは、金額的には決して高くないものだけど、
精神的にも肉体的にもとても充実させてくれます。
毎日毎日こんな風には行かないかもしれないけど、
王国に来てくださったときくらいはこのような
料理を食べてもらいたいです。
そして、一番大切なことは、王国が自家栽培レストランではなく、
一緒に作業をした後にここでとれたものを食べるという点なのでは
ないかな、と思います。

これが、豊かな形のひとつなんだと確信しました。

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涙雨

アスパラガス、去年は会員のみなさまに、何回も
作業を手伝っていただきました。
春、夏の草取り、冬の片付け。
草取りは、草が大きくなってしまってからの
作業になってしまいとても大変でしたねぇ。
本当にありがとうございました。
今年こそは、草を見ずして草をとる!上農の道を
歩まねばなりません。
(農業の言葉に、「下農は、草を見て草をとらず、
中農は草を見て草をとり、上農は草を見ずして
草をとる」という言葉があります)

春の芽生えに向けて、
午前中にアスパラの支柱立てをしました。
去年の台風で曲がってしまったトマトの傘用の
直管をあらかじめ切断してあります。
畝の両端に直管を垂直に立て、その二本をつなぐ形で
別の直管をクランプで止めます。
横につけた直管の上にフラワーネットが乗るようにします。
こうすることによって、アスパラの重みでネットがずり落ちたりするのを
防ごうという工夫です。毎回支柱立てを工夫してきましたが、
今回で確立できそうです。
トンネルのかけ方もそうですが、工夫を重ねてだんだんと
王国流の栽培法が確立してきています。

夕方ころ、藤本のおばあちゃんの家に降りてゆくと、
三尾さんから、「ジローが死んだよ」
と聞かされました。

えっ?

おばあちゃんによると、今朝まで生きていたそうです。
ずっと外にいるから、おばあちゃんが何度か小屋に入れたそうですが、
又出てきて外で寝ていたそうです。

ジローは、ずっと昔から自然王国にいた犬です。
私が来たころには、もう歩くスピードも遅く、
ほえるのも弱々しい感じでしたが、たまには一緒に
散歩したりもしていました。
しかし、2004年冬に新しくたなこが来て、子犬が二回生まれ、
里親を探したり、残った犬たちの日々の世話をしているうちに、
ジローの存在は、私から離れてしまっていました。
後悔先に立たずです。「ああしてやればよかったな」と
思っても、ジローはもう死んでしまった・・・

おばあちゃんは、「年だから仕方がないね」
と言っていました。
三尾さん、ちょうさん、石井さんと四人で墓穴を掘りました。
そして、花の種をたくさんまきました。
きれいな花がたくさん咲く日を待っています。

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外からの目

王国の会員さんから、
「miyaちゃんにぴったりな本があるよ」
と言って貸してもらったのがこの本です。

犬と鬼-知られざる日本の肖像-

犬と鬼-知られざる日本の肖像-

土建国家、官僚国家であるわが国の状況を事細かに
レポートしてあります。
どうしてわが国は、これほどまでに環境を変容することに
たいして寛容なのだろうか。
便利さを追求するあまり、都市景観などはほとんど度外視
されてしまうのはなぜだろうか。
補助金行政の欠点など、日本に暮らしていればメディアなどから
流れてくる情報で、これくらいのことは知っています。

しかし、その状況が一冊の本にまとめられると、
わが国の抱える問題点が一気に提示されてしまい、
暗澹とせざるを得ませんでした。
何気なく眺めている景色も、外国人の目から見ると
こんなに異様に見えるのか、と気づいたときは驚きました。
そういえば、韓国によく行っていたころは、韓国の特色を
よく韓国人の友人に話して面白がられていたっけ。

もちろん、彼の書いていることに全面的に賛成、
日本ダメダメというつもりはありません。
その時代ごとに、必要とされていたものは違っていた
だろうし、これから何とかしてゆこうという
気概があれば物事は好転するだろうと考えています。

しかし、わが国の抱える問題点をこれだけ端的に
表現できることに感嘆しました。
いや、感嘆している場合ではありません。
何とかせねばなりません。

「俺がこの社会を変えてやる!」と公言できるほど
私は力がありませんが、
でも、私にも現場があります
西川きよし元参議院議員ではないですが、
「小さいことからコツコツと」やってゆくしかないのではないでしょうか。

外からの目、という点では、関西から来たということで
地元の人よりは一歩引いたところでこの地を眺められるのかもしれません。
そして、この地に住み始めたことで、少しずつ地の人に
近づいていけるのかもしれません。

ポイントは、言い古されていることですが、
「バランス」でしょう。
極端に走らず、如何にバランスをとるか。
そして、身体を動かしながら考えることです。
といいながら、ちょっと風邪気味の私でした・・・

(画像の菜花は王国ではありません)

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芽キャベツです。

「面白い形だ!」と思うか
「気持ち悪い〜」と思うか、
どちらか二つに分かれるのではないでしょうか。

昨年はじめて作付けした芽キャベツです。
芽キャベツは、キャベツの変異種で、
長く伸びた茎にミニキャベツがぼこぼこつくのです。
写真でみると、若干気持ち悪い・・・かな?

でも、これなかなかおいしいんですよ。
今のところは、軽く炒めたり、味噌汁に入れたりしていますが、
軽く湯がいてバターで炒めてもおいしそうです。

それにしても、芽キャベツ
背が低いです。さっき調べたら80〜90センチくらいにまで
なると書いてありましたが、王国のは約25センチです。
だから、ついているキャベツも小さい。
今日は雨が降る中、凍える手で芽キャベツをかいて
収穫しましたよ。
小さいので、なかなかかさが増えないので大変でした。
夏野菜のししとう、ピーマンとは細かく収穫しなければ
ならない点で、芽キャベツと似ているといえますが、
季節が違う!!なんせまだまだ寒いのです。
でも、収穫した後の芽キャベツはかわいいし、おいしいし。
それはそれで幸せです。

最近、小さかった野菜がぐんぐんと大きくなってきました。
ブロッコリーなどは、次から次へとできてきています。
菜花も、毎日取らないと大変な状態になってきています。
キャベツも、いっせいに巻き始めました。
・・・それにともない、雑草たちも元気に芽を出し始めました。
春ですね。
ふきのとうは、すでに花が咲き始めています。

日々、春の訪れを感じています。
今日もいい日でした。

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決心と覚悟

そんなに大層なもんとちゃうやろ!
というつっこみがありそうですが・・・
とうとう消防団へ入団しました。
今日、申し込みに行ってきました。
団員の方は体育会系の人ばかりのようにみえ、
文科系に傾いている私にとっては、
う〜む、ついにこの日が来たかという
ちょっとした感慨にふけりました。
この地に暮らすなら、やるべき仕事です。
気負わずにゆこう。

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「『わからない』という方法」

昨日の大雨で、畑に入るのが難しかったので、
グラインダーを使って直管を切りました。
約80センチに切り、これはアスパラガスの
支柱を支えるために使います。
去年初めてグラインダーを使いましたが、
2年目になるとまあまあ使えるようになってきました。
三尾さんと二人で合計100本くらい切りました。
何でも、集中してやる仕事は楽しいです。

こんな本を読み始めました。
(最近本ネタばかりですな)

「わからない」という方法 (集英社新書)

「わからない」という方法 (集英社新書)

前書きしか読んでいませんが
とても面白い考えに出会いました。
長いですが、引用します。

「私には、『わからない』と思うことがいくらでもある。
そういうことを一つ一つつぶして行くのが人生だと
思っているから、やることはいくらでもある。・・・
『わからない』がスタート地点で、『わかった』がゴール。
『わかる』はその間をつなぐ道筋である。・・・
『わからない』は思索のスタート地点である。
そこから始めればこそ、『わからない』は思索の『方法』となる。
『わからないからやーめた』であきらめれば、そこは挫折の
ゴールである。『わからない』が『方法』になるかどうかは、
それを『方法』として採用するかどうかの、
決断にかかっているのである。」

                    (引用終わり)

自分は、『どのように』わからないのか?
著者はそれを考え、わからないことの方向性をまとめよ、
といいます。

自分の気持ちが混乱して、なにがなんだか
わからなくなってしまうときがあります。
自分のやっていることが否定されてしまうと、なおさら
しんどくなってしまいます。
そんな時、ふと自分に問いかけてみました。

「誰かに認めてもらうために仕事してんの?」

心の奥底に問いかけてみると、私の中には確かに
自分を認めてもらいたいという思いがあります。
だから、私は無意識のうちに自分を受け入れてくれる人だけと
つきあうことが多くなってしまうのかもしれません。
自分が貶められたり、無視されたり、否定されたりすると、
「オレは自分がかわいいんだ!」というナルシシズムが湧き上がり、
傷つくのが怖くて、逃げ出してしまうのかな。
否定されるのが怖いのですね。

まずは、その「怖い」という気持ちを、
「そうだよね、わかるよ」と言ってやれる人になろうと思いました。
「がんばれよ!」という言葉は誰でも言えるから。

そして、ここから出発です。
たとえ誰かに認めてもらわなくても、
自分が心から満足して、楽しんでいることをやれていれば
それでいいんじゃない?

自分には自分の正しさがあるし、他人には他人の正しさがある。
もちろん、謙虚に自分を見つめることは必要だよ。
しかし、見つめたとき、直すべきところと直さずともよいところを
見極められたなら、後はなんら気にすることはない。
私は他人の人生を生きるわけではなく、
私は私の人生を生きるわけだから。
たとえ無視されたり、否定されたりしたって、
それによって私という存在の価値は微動だにしない。

だから、無理するな。
今できなければ、できるようになった自分を描いて
進んでゆけばいいだけじゃないか。

焦らずともよい。
やるべきことをたんたんとやり続けるだけだ

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