宴(うたげ)

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いつもお世話になっている方のお宅でBBQパーティー。
7月末に千葉大学の学生たちが大山地域の活性化について合宿し、その受け入れを大山廃校利用を考える有志の会が行った。
そのときの打ち上げを今日行ったというわけ。
なぜこんなに打ち上げが遅くなったかというと、
8月は大山のお祭り、8月末から9月頭にかけては稲刈り、と
農村は行事が目白押しだからだ。

今日は千葉大の先生と学生、高野孟さん、加藤登紀子さん、yaeちゃん夫妻もゲストで遊びにきてくれた。メンバーの子供たちも大勢参加して、子供たちはご飯そっちのけで大はしゃぎ。
千葉大の先生とも後期授業の内容について話し合いができ、
まだ確定ではないもののおもしろいことができそうな予感。

ここに来て10年目。
廃校有志の会は5年目。
少しずつではあるが、ここでもネットワークが動き始めている。
これを少しずつ形にしていこう、と改めて思うのだ。

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手打ちうどんの日

先日誕生日を迎えた妻の誕生会をすることになり、
ひさびさにうどんを打つことにした。
熟成時間を抜いたら、2時間ほどで10人前が作れる。
うどんは、均等にのばして、包丁で同じ幅に切るのが難しいのだが、
実は私はパスタマシンを使っている。
え〜!!と言われることも多いのだが、
これが驚くほど簡単に、きれいに作れるのだ。

最初の仕込みは私一人でやったが、
パスタマシンでのばして、麺にするところは娘2人が担当した。
今までは私の補助だったのだが、
そろそろ自分たちでやれるかな?と思いやらせてみることに。

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最初はたどたどしかったが、だんだんと調子が出てきたようで、
2人で話しあって延ばし始めた。
少しずつ成長しているんだな、と親バカ感情。

夜は、家族みんなで食した。
一回目は6分ゆで。
二回目は5分で。
1分しかゆで時間が変わらないのだが、食感が全然違ったのには驚いた。
自画自賛だが、美味だった。

最近忙しくてなかなかゆっくりうどん作りもできなかったが、
たまにはこんな日を作らないといけないなと思ったのだ。

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移り行く季節とともに

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我が家に来た鶏が、70日齢をこえた。
うちにきてからは60日をこえた。
途中で一羽死んでしまったが、後は元気で、
毎日遊び場に出て遊び、夜は止まり木に止まって休んでいる。
田んぼに脱穀がうまく行かなくて放置してあった稲があったので、
遊び場に入れてやると、写真の通り一斉に集まってきた。
やはり米がうまいのか?なんてね。

鶏たちに稲の残りを与えた後は、
田んぼに行ってコンバインで破砕されたわらの山を燃やす。
そのまま田んぼで腐らすことも考えたのだけど、
ある程度は周りの農家のように燃やすことにした。
消防団にも入っているので、火事を出すわけにはいかないと
田んぼをまたまた走り回る。
来年にもこの田圃にがんばってもらわないといけないので、
一つ一つの作業をおろそかにしたくない。

夏野菜が中途半端に終わってしまい、ここ何週間か秋野菜の準備も進んでいない。
急に寒くなったため、少し調子を崩し気味なのだが、週末、畑を進めていこう。
とりあえず、ニンニク定植だな。
ニンニクいっぱい育てよう。

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一つ一つを区切りとして

今日は週2回の自然王国に上がる日。
朝は野菜宅配のための出荷作業を行う。
農家ってすごいな、と思うのは、何はともあれ毎週出荷する商品をきちんと準備していること。
当たり前と言えば当たり前なのだが、季節と相談しながら、先をみすえての作業なので、
今の何日かの遅れが先の何十日かの遅れにもつながってしまう。
ここ半年農家的な動きをしてみて、私にはまだここまではやれないなと思うのだ。
なんらかの目標を立てないと、動き出せないな。

その後、先日の台風のせいで刈れなかった大隈塾用の田んぼの稲刈り。
バインダーを使って稲刈り。手植えしたところで、列がそろっていないためバインダーの後ろで刈り残した稲を手刈りする。
また、ぬかるんでいて機械が入れないところも手刈りする。
15人で2時間くらいかかるところを、3人で3時間で終了。
機械、すごいな・・・
でも、機械に頼ると人がいなくてもできるから、
どうにかして人に来てもらって一緒に作業しようと考える頭の働きはなくなるな。
人間は、手間を省きたがる生き物だ。

自然王国では、ごく初期の頃は藤本敏夫さんの知り合いが楽しく遊ぶ場所だった。
その後、棚田トラストといって、王国田んぼ全体をトラストして、収穫を分配するという仕組みにした。
さらに今から7年ほど前に、現行の自然王国会員制度を発足させた。
この、今の会員制度もどこか変えることが必要なんではないか、
抜本的に見直さなければならないのではないかという話になってきている。

会員イベントに参加してくれる層も変わってきているし、
今来ている人がもっと参加しやすく楽しめるようなもの、
新しく参加したなくなるような、そんなイベントを作っていければと思う。

考え方はいろいろあると思うのだが、
どこかで決断して進まなければならない。
いろんなことが、今決断の時を迎えている。

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大山村塾第9回講演会、小出裕章先生来鴨!

いよいよ発破をかけて動き出した講演会準備。
焦ってブログをアップ。
こちらが概要。
大山村塾: 大山村塾第9回講演会、あの、小出裕章先生ご登場!
そしてこちらからチラシダウンロード。
大山村塾: 大山村塾第9回講演会チラシダウンロード!
ダウンロードして、ご友人にお知らせください。

大山村塾運営スタッフはほんのわずかなので、全然手が追いついていない。
なんとかしなければならないと気ばかりせって、結局「時間足らずでしたね」ということになってしまいかねない。
聞くところによると、小出裕章先生は平日は勤務されているとのことで、週末しか時間がなく、
週末も講演で全国を飛び回っているとのこと。
そんな小出先生を鴨川にお招きするのだから、ちょっとばかりの無理はしなければならないだろう。

でも実は、今たくさんの問い合わせが来ている。
「事前予約はできないんですか?」というお問い合わせが大半。
残念ながら、大山村塾では事前予約を受け付けていない。
できるだけ多くの人に来ていただきたいという考えからだ。

今回は、小出先生がご講演ということで、遠くは市原、いすみからもお問い合わせが来ている。
いっぱいになったらどうしよう。
新大山公民館始まって以来の大規模講演会になることは間違いないだろう。

よし、後一ヶ月、踏ん張ってみるか。

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対話から生まれるもの

19時から22時まで3時間休みなしのミーティング。
議題は、来年度以降の活動についてと、今年度残りの活動について。
やりたいこと、やるべきこと、やれることの整理をつけなければならない。
いつもの3人に、新しい3人も加わって描き続ける。
達成したい目標ははっきりしている。
でも、それを初めて見た人に納得してもらうにはどうすればいいのか。
支援してもらうためにはどうすればいいのか。
そもそも、私たちはどのようにしてその活動から利益を得るのか。
みんな、縁があってこの地に集まった。
そして、この地で生活を成り立たせようとしている。
今までいろんなイベントをやってきて、方向性も見えてきている。
ここらで展開させていく、と、それを考える時期になってきた。
私の住む周りには、すてきな人がたくさんいて、その人たちから学ぶことは多いし、
その人たちとともに動くことで、積年のもやもやが晴れるかもしれない。
いや、別に晴れなくてもいいのだが、とにかく来年に向けて準備しなければならない。
でも、「それに向けてかけられる時間はどれくらいある?」と聞かれて、
「最大で週一回ですかね」
・・・それだけしかかけられへんのかい!
という突っ込みがありそうだが、現状ではやむを得ない。
対話から具体的なものが生まれそうな今、それぞれの場所で取り組むしかあるまい。
眠い、寝よう。

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お、私が動いてる(請御笑覧)。

先週土日の大隈塾稲刈りの様子を、「大隈塾専属運転手」であり、佐倉市議でもある高木大輔さんhttp://www.minnano-daisuke.jp/が動画に編集してくれました。


2013 大隈塾鴨川合宿 ~鴨川自然王国~ – YouTube

私がすがい縄(刈った稲を束ねるわら縄のこと)作りや稲刈りを指導する様子が撮影されています。
こっぱずかしいですが、貴重な記録になって喜んでいます。
いや、むろん大隈塾の活動がメインなのですが。
田植えと稲刈りの両方に参加した学生たちは、自分たちの作業風景を思い出して、感慨しきりでしょう。

尾崎放哉に、

漬物桶に塩ふれと母は産んだか

という句がある。
遁世後、寺に下働きで雇われていたときにできた句だそうだ。
エリート社員であった尾崎放哉がいわばドロップアウトしてしまったことを歌っているのだが、
見方によっては私もドロップアウトしたことにほかならない。
たしかに、同年代と比べても、一般的でないことだろう。
でも、自分としてはここから出発するしかないだろう。

楽しい稲作教えます!ということでご飯が食べられないかな?
な〜んて夢想する。

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台風を前に

昨日も書いたように、鴨川にも台風が近づいてきている。
今は若干風雨が強まってきたような状況だが、明日はもっと強くなるのだろうか。
できるだけ何も無く過ぎ去ってくれることを祈るのみだ。

昨日から鴨川自然王国に来ていた大隈塾生たちは、午前中に畑作業を行うはずだったが、
風が強まってアクアラインが止まってしまうと大渋滞に巻き込まれるということで、
やむなく朝食後に解散。
その後、社会人学生たちの稲刈りも準備されていたが、翌日台風がひどくなり
これまた帰れなくなってもいけないということで中止に。
でも結局、午前中の激しい雨をのぞいては後は一日雨が降らず、穏やかな天気であった。
自分たちだけなら無理もするが、お客さんに来てもらうときに無理をさせるわけにはいかないし、
事故があっては本末転倒だから、大事を取って中止にさせてもらったのだ。
残った稲刈りは、来週の晴れた日に行うことになるだろう。

台風が近づいてきていて、今とても蒸し暑い。
我が家にはクーラーが無いので、扇風機で対応しているが、
雨の吹き込みを気にして、あまり窓もあけられないので、
こうしてブログを書いている今も、「暑いな」とひとりごちている。
明日は、台風がすぎたらご注文いただいたお米の発送作業でもしよう。

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大隈塾、さすがの仕事ぶり

台風18号が近づいている。
房総半島直撃の勢いだ。
そんななか、貸し切りバスで現れたのは早稲田大学大隈塾の現役生と卒業生。
大隈塾も10年を迎え、自然王国とのおつきあいも10年を超える。
今日来てくれたのは、11名の精鋭たち。

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いつもは和気あいあいと比較的のんびり作業を進めるのが
近年の大隈塾だったが、今年は違った。
社会人が半数を占めていたからか、
稲刈りに向かう集中力がすごかった。
ほとんどしゃべらず、黙々と稲を刈ってゆく。
見ていて驚くほどだ。

学生の頃はしゃいでいた子たちも、社会人になるとこんなに集中できるのかと思い、
頼もしくなった。
自然王国の活動が続いてきて、大隈塾の稲作体験も続いてきて、
大隈塾を修了してからもまだ通ってきてくれる。
自然王国の場として空間の力は、まだまだあると感じたのだ。

残念ながら私の都合で早めに王国を上がらねばならなかったのだが、
彼らとともに何かできれば、と強く思った。
すばらしいネットワークができそうだ。

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ポイントはインパクト!

一日稲刈りをして、夜に塾で講義をして、
帰ってくるとあんまり疲れたので、久々に焼酎の水割りを飲む。
この一杯以上は飲めない、酒に弱い私。
これ以上太るといけないので、インスタントラーメンはやめておこう。

今日、ある文章で、「長生きすることが大切だ」という一節に出会い、
たしかに、ジミ・ヘンドリックスは若くして亡くなり伝説になったが、
ミック・ジャガーポール・マッカートニーみたいに長く活躍するのも楽しいんではないかと思う。
比べるには恐れ多い大きな存在だけどね。
長生きしたいなと思った。

閑話休題。

大型台風が近づいているということで、
今日なんとしてもやらねばならなかった。
私は5時間をほど稲を手刈りした。
稲に鎌を当てて、「ザッザッ」と音を立てながら稲を刈るのが好きだ。
今日はずぶずぶの田んぼでの稲刈りで、縄で結わえずにひたすら刈って、
コンバインのもとに運ぶという段取り。
田んぼに水がたっぷりあると田が深くてもある程度歩けるのだが、
水があまり無くて田が深いと足を取られて本当に動きづらくなってしまう。
自分なりにがんばって取り組んだが、予定の4分の3ほど終了したところで時間切れ。
終わらせたかったが、やむを無い。

それから、近いうちに伐採作業を行う予定の友人宅を訪問。
思ったより大変そうだったが、不可能な量ではない。
この作業をどうやったらおもしろくできるかが、一つの考えどころ。
誰に見せつけるわけではないけれど、みんなの力を寄せてできることの大きさを示したいと思う。

英田上山棚田団のかっちが今年2月の大山村塾でいっていたように、「重要なのはインパクトだ!」ということをふと思い出した。
日々是実戦って、どこかの大学予備校ではないが、この気持ちは大切だろう。

さぁ、いい加減に酔っぱらってきたし、明日も稲刈り、あさってはおそらく大雨のなかで稲刈りなので、早めに休むとしよう。

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