EN祭りにて

鴨川自然王国は、野菜を出品しました。
鴨川からたくさんの友人が出品していて、
顔なじみの多いイベントになりました。

嬉しかったことは、帰農塾参加者の方が
たくさん来てくださったことです。
それぞれの方の近況を聞いたり、
私の話を聞いていただいたりするのは
とても嬉しいです。

ポップを書いてくれたり、会場設営から
片づけまで一緒にしてくださったりと
その取り組む姿勢に感謝します。

イベント的には200人強の参加と、
どちらかといえばこじんまりとしたものでしたが、
緩やかに時が流れる空間となり、
とてもいい雰囲気のお祭りでした。

王国野菜もたくさん買っていただきました。
これからも、質がよくおいしい野菜を育てていきたいです。

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嵐の後

台風11号は、自然王国に甚大な被害をもたらしました。

事務所右手の木が倒れる。
ピーマン、ししとう、唐辛子ほとんど倒伏。
トマトは二畝のうち一畝は全滅。
トマトのかさかけに使っていたアーチはひん曲がる。
倉庫代わりのビニールハウスのビニールは破れ飛ぶ。
オクラ、大豆も倒れる。
(画像は、倒れたオクラです)

これほどひどいのは、昨年にもありませんでした。
う〜ん、自然をなめたらあきません。
がっくりです。

午前中はどうしても他の仕事をしなければならず、
昼から修復に取り組みましたが、時間が足りずに
ピーマン、ししとう、オクラの修復を終えただけになりました。
明日は昼からENまつりhttp://www.yaenet.com/news/index.html
に出店するので、早朝作業で何とかしなければなりません。

台風の力は恐ろしいですが、
修復作業をしていると、通常時にもう少し気をつけておけばな、
と思うことも何点かありました。

取り組みどころが見えただけでも
よしとしなければいけませんね。

それがきっと明日につながる

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台風11号接近

台風がきています。
「今度は本物だ!」とテレビは大騒ぎ。
ここ自然王国でも、風が吹き荒れ、大雨が降っています。
去年の秋頃の台風を思い出します。

画像は、風に吹かれる稲の姿です。
台風は、26日未明頃鴨川を通過予定ですが、
稲刈り前なので稲の倒伏がとても心配です。
実際、昼間の時点で平場のたんぼの稲は
倒伏しています。
まだたんぼが乾いておらずぬかるんでいるので、
稲穂に泥がつき汚れてしまい大変なことになります…

明日は朝一番で見回りです。

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今日という日

去年の8月25日。
私は初めて鴨川自然王国を訪れました。
その時臨時職員として勤めていた
精神障害者のための作業所の仕事を早退して、
アクシー号に飛び乗ったのでした。

鴨川駅では、登紀子さんが笑顔で出迎えてくれました。
ほんの2,3日前に京都で登紀子さんに初めて
お会いしただけなのに、いきなりの急接近でした。

自然王国には夜9時前についたので、
どういう場所か全くわからずじまいでした。
それから、おばあちゃんの家に招いてもらい、
登紀子さんと二人でお酒を飲みながら語り合いました。
(う〜ん、でも4分の3は登紀子さんが話していたっけ・・・)

自然王国を訪れるにあたって初めて
農的幸福論―藤本敏夫からの遺言を高速バスの中で読破していったくらい、
王国に関心はありませんでした。
しかし、読みすすめる中、藤本さんがやってこられたことに
強いシンパシーを感じ始めました。
おこがましいですが、私がやりたいと思っていたことが
藤本さんがすでにやっていらっしゃったことかもしれない、
とまで思い始めたのです。

自然王国に何かを求めていったのではなく、
自分にも何かできる、何かやらせてもらえる可能性が
あるのではないか?という期待をもって
訪れたのでした。

ですから、話の途中で、登紀子さんが
あなた、やってみない?
と私に問いかけたときに、
はい、やらせてください
とまよわず即答してしまったのです。

あれから1年。
今年は一人でお酒を飲んでいます。
正式に王国スタッフとなったのは10月はじめなのですが、
今日はゆっくりとこの一年を振り返るつもりです。

まだまだ不十分な働きですが、
よりよいものを作っていく気持ちで一杯です。
これからもよろしくお願い致します。

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石窯第6週目

今日はご覧のとおり、
石窯の周りに柱を立てました。
柱の下のほうが黒くなっているのは
焚き火でよく焦がして防腐処理を施したせいです。

柱4本焦がすのに、2時間弱かかりました。
腕の毛がこげてちりちりになる程熱かったです。
ほぞをきったりするのはすべてNさんがやってくれて、
私がやったのは穴掘りと、ねじ止めだけです。
穴掘りとはいっても、60センチくらい掘り下げるので
なかなか大変です。

台風が近づいてきています。
どうやら今度はすごそうです。
石窯のシートは、これでもかというくらい
ぐるぐる巻きにしてあります。
ピーマンも重い実は取ったし、被害が少なくなることを
願っています。

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行政とのかかわり

市役所で開かれた会議に行って来ました。
鴨川市ふるさと回帰支援センター」の役員会です。
登紀子さんが役員なのですが、出席できないため
私が代理で出席させてもらいました。

普通なら出席できない場所なので、
毎回結構楽しみです。
会議としてはあまり目立った進展はありませんが、
「補助金がつくからこんな事業をしよう」
という姿勢ではなく、
「鴨川に住む人を増やしたい」という思いで
動き始めているところが、問題解決に向かっている気がして
好もしいです。

なんせまあ、商工会の会長とか
えらい人が一杯いる会議なので、
私はただ加藤登紀子の代理、という存在ですが、
はなたれははなたれなりに意見を出そうと
考え始めました。

ぼちぼちやってゆきます。

追記

「いいとも」、見て下さいましたか?
野菜ですが、花がたくさん並べてあるところの
一列目においてあったんです!
長ネギの葉がたらんとたれていました(泣)。

野菜について何か話してくれれば、と
三尾さんと願っていたのですが、
結局言及はなし。
期待が大きかっただけに少しがっかりしてしまいました・・・

しかし、ならばよいではないか。
自然王国の活動を充実させ、
会員の皆さまとともに野菜の質を上げてゆくだけである。

カブトムシが事務所に飛んできました!
立派なオスで、放すとすごいスピードで
歩き出すので、つかんだままの撮影です。
彼はこの後夜の闇へと消えてゆきました。

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ほんとの野菜の味がする!

あら、なんて感動的なことを言う子供なんでしょう?
昨日から来ている「太陽の会」エコツアーの子供達と一緒に
畑作業をしました。

草取りをしてもらったのですが、
「うわ〜楽しい!」
とおおはしゃぎで、こっちが少しびっくりしてしまいました。

その後、オクラやピーマンを生で食べている女の子もいました。
そうなんです、採りたてのオクラは生で食べれるのです。
そのとき、「なんかこれ、ほんとの野菜の味がする
と小学四年生の女の子が言ったのです。

「何がほんとか」という議論はさておいて、
こんなことを言われると素直に嬉しくなってしまうのでした。
しかもこの子、今回初めてジャガイモが食べられたそうなのです。
(ジャガイモが嫌いな子もいるんですね)
王国の野菜で、少し野菜を好きになってもらったとしたら、
これからもっともっと頑張っていけそうです。

子供達は、自然王国の時間と空間を楽しんでいます。
つい一時間前まではスイカ割りで大騒ぎでした。
イベントが続くのもなかなか大変なのですが、
これだけ楽しんでいる子供達を見るだけで、
あぁ、また次もやりたいなぁと感じます。

彼らが大きくなっても遊びに来れる場を作りたいです。

ところで。

明日「笑っていいとも」のテレホンショッキングに、登紀子さんが出演します。
実は、今日自然王国の野菜をYaeちゃんに
持っていってもらいました。
明日は登紀子さんがそれをもって出てくれるそうです。

いよいよ自然王国の野菜が全国ネットに!

と、年甲斐もなく興奮する宮田です。
ただ、どう取り上げられるかがちょっと心配なんですよね〜。
お時間ある方、仕事の休憩時間にでも
是非ご覧下さいね!

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石窯調整

この石窯は、レンガを粘土で止めているので
粘土が乾燥しすぎると穴があいてしまいます。
そこでどうするかというと、
窯で火をたいて蒸気が漏れてくると、
上から粘土で塞ぐ作業をするのです。

今日はその一回目の作業でした。

今回作成している窯は煙突がないので、
風の通り道もなく、ずっと薪を燃焼させるには
火吹き棒で常に吹きつづけることが必要です。

これ、灰や煙、熱気が目や顔に飛んできて
結構大変です。
腕一抱えほどの薪を燃やすのに
2時間かかりました。

話に聞いたことですが、
昔のお母さんはこれで目をやられて
しまった人が多かったようですね。
毎日この煙を浴びていれば、
目もやられるでしょう。

でも実は、大変な窯焚きも
慣れてくると工夫することも出来ます。
第一次産業的なものは、
工夫の余地が目に見えるところにあるところが
魅力ですね。
これが第一次産業の喜びなのかも知れません。

今週の水曜には、
石窯を覆う小さな屋根を建てます。
おっと材料がまだ揃っていない…

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人の助け

4人もの人が、お手伝いにきてくださいました。
鶏糞撒き、石灰散布、アスパラガスの草刈り。

アスパラガスは、大変なことになっています。
雑草で、何も見えない状態です・・・
ここまでほったらかしたのは私達ですが、
夏の草、なめたらいけませんね。
アスパラガス、草取り後と前とを比べた画像です。
多くの人手が必要です・・・

今夜は、皆さんで楽しい夕食を過ごしました。
初めてきてくれた方、5月の田植え以来きてくれた方、
本当に嬉しかったです。
なめろうは最高でしたね。
アフリカ風味のモロヘイヤスープも美味でした。

これからも、たくさんの人が王国に遊びに来れるような
システムを考えて実行していきたいです。

明日から、「太陽の会」という会の
環境ツアーを受け入れます。
がんばらねば!!

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無心

今日も草刈りです。
この夏、何度も草刈りをしました。
ただ、無心になってやります。

遠くに見える三尾さんの姿。
近くには自身の草刈り機の轟音。
目の前には刈られた草の残骸。
頭上には照りつける太陽。
時折吹き抜ける風。

考えるのではなく、感じるだけです。

先日も紹介した不適応能力―どんづまりが出発点の中で、
著者が自身の主宰する塾の塾生に、

私利私欲を越えた使命感をもて、
利己よりも利他の行いを優先させる生き方をせよ

と語りかける場面があります。

このように語ってもらえる塾生は幸せだと思います。
皆が、まずはじめに
「金がなくては生きていけない」と叫ぶのに
理想論から始めるとは。

いや、これは理想ではなく現実なのかもしれません。
多くの人が理想を抱いて現実の前に
敗れ去っていきます。
私も、いくど「理想と現実は違うんだよ!」
といわれたかわかりません。

でも、それはそれです。
たとえ敗れようとも、悔いなく人生を生きれば
それでいいじゃないか。

理想を現実にする方策を描き、実践すればよいだけだ。

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