取材だ!

帰農塾を終えて,今日は早速日常復帰。
帰農塾など,イベントの時間は非日常というか,やはりイベントなので日常の業務はできない訳です。
午前中は,タマネギ畑のマルチはがしを行いました。
光分解マルチを使用していますが,タマネギ,ニンニクなどに関しては
従来の穴あきマルチを使っているので栽培が終わったらちゃんとはがさないといけません。
ミツヲさんと、二人でせっせとやっておりました。

そんな作業をしていたら,呼び出しの電話が事務所から。
今日は私の取材!が入っておりました。
普段は自然王国や,登紀子さんyaeちゃんミツヲさんの取材がほとんどなので,
ちょっとびっくりです。
取材内容は,「私はこの仕事で,世の中に貢献しています(仮)」です。
貢献,というほど大きなことはしていませんが・・・と思いながら
せっかくのチャンスだったので取材してもらうことにしました。

ライター、編集者,カメラマンと3人もきて,私の話を聞いてくれました。
はぁ、話したいことがたくさんある私としては,話を聞いてくれるだけでありがたい(笑)。

「仕事をしていて、最も不安なことは何ですか?」
ときかれて、はたと困りました。
不安なことは,そういえば・・・ありません。
ないのです!

先が見えないとか,収入が少ないとか,考えればいろいろあるのですが,
「生産の現場に立って,いろんな人を受け入れる活動をしていきたい」という
方向が,自分のいちばんやりたいことだという方向なので,
この方向でやっていくということに迷いはありません。
だから、大きな不安はないのかもしれません。
今やりたいことがある,というのは幸せなことなんだな,と再確認しました。

あまりに私が楽しい,楽しいを連発するものですから,
「仕事が楽しいってなかなか言えませんよね」と編集者の方に言われてしまいました。
日々のなかには迷い,悩みはありますが、大きい視点で見た時は,
楽しいし,希望がある。
自分で,食べ物を作ることには希望がある。
農的生活には,希望がある。
今日の取材を通して,改めて自分の仕事を振り返ることができました。

カメラマンの方に,「ロボットが歩いてるみたいですね(笑)」といわれながら
取材は終了しました。
ちゃんとした記事になる日が楽しみです。
発行日などが決まりましたらまたお知らせしますね。


帰農塾の最終日,kさんのブルーベリー畑で撮影しました。

以前のブログを読む

官僚と一匹狼と

私は、どちらかといえば組織的な、官僚的な人間であるように思える。
私を知っている皆さんも同意するんではなかろうか。
「宮田君は、どちらかといえば形にこだわる人間やねぇ」と人にも言われた。
そうかもしれない。
確かに私は、形式にこだわる部分がある。
それは私の人間を不自由にする方向に働く。

しかし、官僚的な人間もある意味必要悪として存在するのだと思う。
一匹狼になるのは、「組織に縛られず、やりたいことをやる」といった
価値観からはかっこいい。
人間は、どこかで納得して妥協していく生き物だと認識する。
なぜなら、一人で生きているとはいっても、たくさんのつながりの中で生きていると感ずるからだ。
一匹狼も、本当は一人でやりたいことだけやれるわけではないだろう。

「世の中の 人はなんとも いはばいへ 我なすること われのみぞ知る」
という言葉は、甘いロマンチシズムのにおいがする。
でも、冷静な事実を突きつけられたとき、なにくそ!という思いでこの言葉にすがりそうになる。

脱線したが、官僚的人間について。
たとえば私は、組織を破壊する人間ではなく、構築された組織内部を調整するほうが得意である。
自分の意見を通すよりも、妥協できるところまでは妥協しようと試みる人間である。
妥協できないところまできたら、おそらく糸が切れたようにふっといなくなるだろう。

適材適所という言葉がある。
ある意味言い訳めいた言葉遣いになるかもしれないが、小さな組織の中でそれぞれがそれぞれの分に応じて役割を果たすことは必要だ。

つまるところ、今の私にとって、
官僚的人間がいいのか一匹狼がいいのかが問題ではない。
目の前にある穴を誰が埋めるのかが問題なのだ。
誰も埋めないのなら、私がその穴を埋めよう。
穴を埋めるという目的を、あらゆる手段を使って果たすのだ。
そう納得し、そう動いていこう。

こんなことをごちゃごちゃ考えているから、「頭でっかちだ」なんていわれるのだが、まぁしょうがない、これが私だからだ。
さぁ、今日もはりきってゆこう。

以前のブログを読む

農業で儲ける?

唐突ですが,『農業を儲けるものにすれば農業は活性化する』
という考えについてどう思いますか?
一般的には,決して悪い考えとはいえないと思います。
お金が儲かって嫌な人はそんなにいないでしょうから。
農政としても,競争力を高め,付加価値をつけて農産物を
売りまくる!という姿勢です。

自然王国は,ご承知の方も多いと思いますが,
中山間地にあります。棚田がほとんどで,生産効率も悪いです。
農業で儲ける,と考える場合この棚田で採れたお米を
高い価格で販売できれば,儲かるでしょう。

王国に来て,甲斐さん始めいろいろな方の話を聞き,
曲がりなりにも自分で農作業をし,農作物を販売するなかで
からだに入ってきた考えがあります。

それは、農的生活とは,暮らしを作る生活だ,ということです。
あらゆるものを他人に任せ,分業化を進めていく社会の中で,
農的生活は,できることから始める,自分でできることは自分でやるという
とてもシンプルな生活です。

つまり、私は「農」と聞いたときに「くらしをつくるもの」という認識であるのに対し,
「農業で儲けて活性化」という考えは「農業も産業であり、市場原理に則るものである』という
認識であると思われます。

私は,農とは暮らしを作るものである,と考えたいです。
活性化は儲けが伴わなくても,食べることができる,その事業を維持していくことができる、
という状態になれば活性化,といってもいいと思います。

それに関連して,医療の問題もあげられます。
今回の増刊現代農業は,「医療再生」というテーマです。
医療に市場原理を持ち込んだ結果,日本のあちこちで医療崩壊が起こっている。
でも、システムが悪い!行政が悪い!というだけでなく、
自分たちのできるところから行動を始めるという事例が紹介されます。
また、農的暮らしをしながら医療を行う人,
医療専門学校生に農業実習をやらせる学校の事例もあります。

そこに現れているのは,これからは大きく展開することよりも,
地域のなかで支え合っていく,地域全体で盛り上がっていくことこそが
必要不可欠だ,という考えです。

医療と,農業はよく似ているのかもしれません。
医療で儲けて活性化するんじゃなくて,医療は根本的に必要なのだから,
それが十分活動できる仕組み、場が必要なのです。
農業で儲けて活性化するんじゃなくて,農業は根本的に必要なのだから,
農業を続けていける仕組み、場が必要なのです。

農業を続けていける仕組みとして,「鳴子の米プロジェクト」は
一つの画期的な仕組みだと思います。
王国も,そんな仕組みを作っていきたい。
大風呂敷は広げられないかもしれないけど,
まずは自分たちの活動が維持できる,地域に必要とされる場所を作りたいと思うのです。

農業で儲けることは可能だとは思いますが,
そこには必然的に儲けられない人の存在があるでしょう。
ともに生きていける場,というのは理想にすぎないんだろうか?

以前のブログを読む

出会えた言葉

発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方

発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方

に出会ったおかげで、自分の中で何かが変わったような気がします。
自己啓発の本が好きで、いろんな本を読んできたので
どんなときでも前向きにいこう、というような考えは持っているつもりでした。
もちろん、「全てに感謝しなさい」という言葉も昔から聞いてきたし、なるほど、と思っていました。
でも、今ほど「感謝」という言葉が心に入ってきたことがありません。
なぜだかわかりませんが、きっとそれは出会うべくしてであったとしか言いようがありません。
この本は、別に自己啓発の本じゃないのですが、筆者の素敵な生き方に感じてしまいました。
振り返ってみると、私のマイナスと思われるところはたくさんあります。
でも、それも別の見方で見れば、たとえば収入の低さに着目すると「低所得者」というカテゴリーにがくっときますが、収入が低いからこそいろいろ工夫して生きていける、収入を上げる方法を考えていこうとできることに感謝です。
私は運動オンチで、身体的な自信もなく、「百姓に向いてない」といわれますが、向いてないからこそできることがあると思っています。こちらにも、工夫できる余地があることに感謝です。
感謝という言葉で周りを見てみると、本当に感謝だらけです。
朝からテンション高い文章になってしまいましたが、感謝という言葉に出会え、最近の行き詰った気持ちが少し打開されたような気がしました。
感謝して、生きてみたいです。

以前のブログを読む

鳴子番外編

最近、気合い入れて書きすぎたので,ちょっと息抜き。

鳴子では,大正館http://www.taisyoukan.co.jp/という宿に泊まりました。
こんなところです。

大正2年創業(現在地には戦後移転)の古い旅館です。
料理長は日本食のコンテストで一位をとった方だそうで,
夕食、朝食ともにおいしく、食べ過ぎてしまいました。
写真に撮るのを忘れてしまいました。
社長は大崎市の議員さんでもあるのですが,
朝は気さくにコーヒーをごちそうしてくれました。
この旅館も,「鳴子の米プロジェクト」をともに進めています。
観光と農業がつながっているってすばらしい。

鳴子温泉駅です。

こけしが,道に立っています。

古い温泉街で,狭い道でした。

歴史がありそうな喫茶店。
時間があれば入りたかった・・・
どんなお店なんでしょうか。

二日目の昼食は,農家レストラン 土風里(どっぷり)
(参考アドレスhttp://www.pref.miyagi.jp/tisin/hustle/hustle_16/feature/feature01.html
での食事です。
玄関です。

料理はこんな感じです。

全般的にあっさりした味付けでした。
どぶろくは、よく冷やしてあって,のどにしみました。
初めて飲みましたが,う〜ん、なかなか慣れませんね。

鳴子峡です。

何を写しているのかよくわからない写真ですみません。
地震で遊歩道が壊れたらしく,展望場所からの撮影です。
紅葉がすばらしいそうです。

ちょっと疲れました・・・
明日には復活予定でございます。

以前のブログを読む

今日で5ヶ月

次女が生まれて,今日で5ヶ月になりました。
長女同様,一ヶ月近く早生まれ。
いわゆる低体重出生児。昔でいうと未熟児。
さらに,手術しなければ生存できなかった身体。
生まれた時は,この先どうなることかと考えてしまいました。

でも今,元気に笑っています。

お姉ちゃんに父さん母さんをとられまいとするのか,
顔を覗き込むともう愛想を振りまきます。
お乳も元気に飲むし,後遺症も,ほぼなさそうです。
私も,二人目の子なので,どこか余裕があるのか,
落ち着いて接することができます。

長女も,だんだんと言葉が出るようになってきました。
どちらに似たのか,それとも両方に似たのかのんびりやさんで
少し心配になるほどですが,ぼちぼち歩いてきた自分自身を思って
「まぁええわ。のんびりいけよ。」
と思っております。

こどもたちに,何を残せるのか?
これを残したい,というものあげられれば立派ですが,
今は親である私自身が精一杯で生きているため,明言することができません。
でも、楽しく仲良く,幸せに暮らしていってもらいたい。
その場所を整えてゆこう。
大地を遊び場として,踏み台として飛び出していってほしい。

次女は,後ひと月くらいで寝返りを打てそうです。

以前のブログを読む

継続は・・・

継続は力なり。
昔テレビでイチローも言っていた。
司法浪人時代お世話になった伊藤先生も最近

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

こんな本を出した。
まだ買ってない。

どうすれば継続できるのだろうか。
なんて朝から考え始めてしまった。
私は、継続することができないことが多い。
このブログでも、思い立ったように書き始め、
疲れたり、忙しかったりするとブランクを作る。

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)

この本の書評を読んだ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080703/164416/

〈トレーニングの目的を明確にする→有効で現実的な目標を、期限と数値で設定する→目標達成のためになすべきことを具体的な行動に落とし込む→行動を継続するための仕組みをつくる→実行する〉
ああ、だから私はダメなんだ。
このブログを書くのも、ここまで考えてないから。

と思ったけど。
ブログ、確かに書いてないんですけど、ここから言い訳ですが、
それでも2004年以来今日で909回目なんです。
あら、気づかなかった。

そして、書けない書けないと思っていたけど、
今日はここまで書いてしまった。
「どうしたら続ける力がつくのだろう?」と考えるのは
プロに任せて、
現場では、「まず動いてみる」。
ブログなら、「まず書き始めてみる。」

意外に、こんなところにヒントがあるのかもしれない。
さっき引用したところは自分のものにしたいですけど。

以前のブログを読む

農作物という名の石油を食べている!?

7月2日の朝日新聞より。洞爺湖サミットを目前に控え,食と石油の問題が
取り上げられていました。

「世界の食料生産は石油頼み。典型の日本の農林業は06年度,55年度の15倍の312万6000klもの石油燃料を使った。
機械化やハウス栽培などが依存を高めた。」
「肉1kの生産に必要な穀物量(トウモロコシ換算)は牛が11kで,豚が7k、鶏4kだ。
化学肥料や農薬の製造、灌漑、運搬などの石油消費まで考えると,
『農水産物という名の石油を食べている』と言っていいほどだ。」

肉をつくるのに,どれだけの穀物が使われているのか。改めて数字で眺めると大変なことが実感できます。
だから肉を食べるのをやめよう,というのはちと短絡的な面もありますが,肉食を減らしていくことは課題になるでしょう。

こんなトマト農家の事例はどうでしょうか。

「栃木県栃木市のトマト農家、大山寛さん(57)も重油の値上がりに苦しむ。1haのハウス施設を家族とパートの計10人で切り回し、11〜3月は重油で暖房する。『ハウスを長期栽培仕様に立て替え、1億円も投資した以上、簡単にはやめられない』という。熱効率を高めるヒートポンプも入れ、重油節約に努める。
 トマト1個(L玉200g)に使う重油は、年平均で約80ml(約65g)。重さでトマトの3分の1ほどが油の計算になる。
 産地間競争を勝ち抜くため、大山さんは栽培期間を一般農家の1,5倍の9ヶ月に延ばすなどして,10aで24〜25tと県内平均の約2倍の収量を実現,経営を維持している。だが、一般のトマト農家では暖房が必要な月に重油代だけで売上げを上回ったところも多いと,JA全農とちぎ。JAはこうした農家に,暖房はやめ,本来の旬である6〜8月に栽培時期をずらすように勧め始めた。」

トマトを年中出荷するために,このような栽培方式になるのですね。
トマトの3分の1が油だなんて,ブラックユーモアにすらなりません。
鴨川のバラ農家さんも,ヒートポンプを入れたりして重油の値上がりへの対策をとっていました。
バラも加温しなければならないので、コスト管理が大変だそうです。
大山さんも,栃木県では優良大規模農家なのでしょうが,農業で生計を立てるということはこれほど厳しいことなのですね。
JAが旬の栽培を進めているとのことですが,旬のトマトは安いのです。
安いトマトの価格補償など,ある訳がない。
ああ農業。どうして農作物はこんなに安いのですか?そんなため息が出ます。

さらに、採卵農場ではどうでしょうか?

「長さ100m、電車の車庫と見まがう鶏舎5棟に40万羽。餌やりも空調もコンピュータ制御で、わずか二人で管理する。生みたての白い卵はベルトに乗り隣接のパック工場に整然と送られる。
 群馬県東吾妻町,榛名山近くで採卵農場を経営する雪平幸男さん(63)は『家畜の食べる分が燃料にとられるとは。ほんの2年で時代が変わったようで』という。
 一帯は10年ほど前、農業振興策で山を切り開いた畜産基地だ。酪農や養豚などとともに首都圏の食卓を支える。飼料はどこも米国産。関係者は,『うちの(エサ)畑は米国にある』と冗談をいってきた。
 畜産は,家畜の体内で植物性タンパク質を動物性タンパク質に変える営みだ。卵の場合,1個60gの卵のためには120gの配合飼料を食べる。飼料代は石油代替のバイオ燃料ブームもあり高騰。2年前,卵の生産費用の45%だったのが今は65%を占める。
 雪平さんは効率化を追求,大手スーパーなどへの安定供給に専念してきた。だが、店頭に190円前後で並ぶ10個パックでは1パックの利益が1円未満の状態になっているという。『もう効率化の余地はない。だが、生きものを抱える以上、システムを止めることもできない』」

でた!大規模採卵工場!!
40万羽を二人で管理!ちなみに、自給的農家の場合は一人で400羽が限界だとされています・・・
最後の雪平さんの『もう効率化の余地はない。だが、生きものを抱える以上、システムを止めることもできない』という言葉は行き着くところまで行ってしまったな,という感があります。

王国は小さな農場のため,農業機械に使う石油燃料は1月に20リットルくらいですが,
それでももしこの燃料が手に入らなければ・・・と思うと愕然とします。
この点からは,天ぷら油からつくるバイオディーゼルなども、実現の必要を感じます。

石油なしで王国農園を維持できるか?
後10人以上無給!スタッフがいれば,何とかなるかもしれません。
でも、その確保ができなければ,必然的に農業は家族形態に戻り,
自給自足的経営が中心になるでしょう。
大地主はいないとしても,大企業が土地を所有し,
その企業の従業員として馬や牛を使って耕作しているかも。
ああおそろしい!

なるべく石油への依存を少なくする生活がしたい。
それがほんのわずかでも。

以前のブログを読む

王国の5年後

月末までに、王国のイメージを描いてみよう!ということになりました。
例えば、5年後はどうなっているだろう?
5年後は、私は38歳になっています。

今よりスタッフは増えているかな。
今より王国会員は増えているかな。
1年通しの帰農塾コースが始まっていたり。
王国農園からの野菜宅配はもうすでにいっぱいになっていて、
王国レストラン&カフェが始まっているかな。
『鴨川を循環型社会に』という思いが実現に向けて走り出しているかも。
いろんなところとネットワーキングしているだろう。
中山間維持と、それの継続的利用についてプログラムし、
実行しているかも。
昔kaiさんから提案された、王国ファームウェディングをやっているかもしれない。
王国保育園ができていたりして。
エネルギーの自給、例えばバイオディーゼルや、太陽光発電燃料電池など。
行政とも連携しているかな。
王国ハイキングコース、星空観察会とかね。
若者が農に触れられるような体験キャンプもいい。

描くのは、思い切り描いた方がいい。
『夢だよ』と言われたって、描いたもの以上のものはできないだろう。
『お金が欲しい!』というのを前提にするのはなんだか気が引けるし、
「こんなことやったら楽しいだろう!」をスタートにして考えたい。

筋となるのは、地元学の考え、
「ないものねだりではなく、あるもの探し」(by 結城登美雄)だろう。
おっと、増刊現代農業に影響されている!
影響されることこそ、楽しいことだ。
自分の琴線に触れてくれたんだから。

今、朝の6時。
4時半から書き始めてこんな時間になり、
楽しみにしてくれている人にはこんな独り言のような
内容になってしまった。

今日は休みで、今から家の草刈りです。
なんだかこどもたちも体調が悪く、妻も疲れ気味ですが、
今日はいい天気です。
太陽の下で動いたら、気分も晴れるさ!

以前のブログを読む

梅雨の晴れ間

雨続きです。
梅雨だから当たり前ですが。
ふと思いついて、去年のこの時期のブログをみてみたら、
あまり雨が降っていなかったようで、
『慈雨』なんてタイトルのエントリーを書いていました。
とすれば、今年は『酷雨』です。
台風も多いし、気温は低いし。
稲の生育も遅いです。

夏野菜の生育も、全般に遅いように感じます。
生育が遅いだけではなく、病気も発生してきました。
ズッキーニは、去年はとれすぎて困るくらいでしたが、
今年は受粉した後、花びらがうまく落ちずに腐ってしまい、
その結果、実まで腐ってしまうことが多いです。
これは、灰色カビ病という恐ろしい名前がついている病気の
影響なのです。
しかし、この病気に関しては、受粉したらすぐ花びらをとってしまう
ことで対処可能なので、そのようにし始めています。

梅雨のメリットは、田んぼに水がよくたまることです。
ありがたいことに、今年は田に水がたっぷり入っているので
草がほとんど生えません。
今度の草刈りも比較的?楽ですよ(笑)。

あとは、雨続きだと、晴れが本当に嬉しいです。
晴れの日に空を見上げると、広い空が
真っ青で、大きな気持ちになれます。
目の高さから、一気に鳥の高さに飛べるような感じすらします。
今日は昼から、そんな晴れ間が広がりました。
野菜や、稲たちもこの光を身体一杯に受けています。

明日もいい天気になりますように。

以前のブログを読む