午前中の資料調査を終えて、
昼から棚田倶楽部の味噌作りイベントに顔を出してきました。
再来週は王国でも味噌作りをするので、
その前調べ、といったところです。
麹は、金曜日に仕込んであります。
棚田倶楽部でも、麹の仕込から参加できる人は少数のようで、
たいていの人は味噌作りのみの参加です。
大豆をやわらかく煮た後、それを冷まして、麹と混ぜ合わせます。
それをミンチを作る機械にかけて、
味噌玉を作ってたるに投げつけ、貼り付けます。
味噌玉を丸めて、たるに投げつけるのはご想像通り
かなり楽しいです。
味噌玉の感触と、ぶつかる音がおもしろかったです。
小4の女の子も参加していて、楽しそうに味噌作りを
していました。
そこに、3歳くらいの男の子を連れた別のお母さんが
子供に味噌玉を投げさせようとしました。
男の子には、親御さんが投げやすいように小さい玉を作って
渡してあげていました。
女の子は、最初は自分の投げる分だけを作っていたのですが、
そのうちに、自分の投げる玉から少しちぎって、
男の子が投げやすいように玉を作ってあげ始めました。
『作ってあげよう』とするときの自然な動きと、
男の子に渡してあげるときのちょっとはにかんだ顔が
とてもかわいかったです。
自分も子供のとき、大きなお兄さんといっしょに遊んでもらったことを
思い出しました。
『子供が危ない』
というのが昨今の通念ですが、
ほんのちょっとしたことで優しさの芽が顔を出す子がいます。
月に一回でも、自分の身体を使って何かを作ったり、
何かの世話をしたりするのは単純なことだけど
とても大切なことなんだな、と感じました。
昨日、Iさんに言ってもらったことがあります。
『一生懸命やっていたら、そのうち道が開けるよ』と。
この言葉を大事にして暮らしてゆきます。