今日は、去年二ヶ月間だけ働いた作業所のメンバーたちが
旅行のついでに王国に立ち寄ってくれました。
私が農的暮らしを志したのは、彼らとの接触がきっかけです。
自分自身が司法試験に失敗し、次の道を探していたときに、
東京での臨時の仕事を紹介してもらいました。
作業所のメンバーたちと接するなかで、
どこかに定められた到達点があって、それに達することが目的で
そうでなければ生きている意味がない、という考えは
全く間違えていると思いました。
たとえどこかでドロップアウトしても、
また何かのきっかけでやり直していける場が
本当に必要とされている。
それに対して政治が案を出せないならば、
自分たちでやり始めよう、と思わせてくれたのです。
ところで、今日は正式に王国に来て5ヶ月目を迎えます。
自分自身が学んで、働いていくのにまだまだ不十分ですが、
彼らといっしょに何か作業をするというのにも、
準備態勢と覚悟ができていないな、と痛感しました。
自分自身の無力さを思い知らされるとががーんとへこみますが、
へこんだらまた復元すればいいわけです。
そこら辺は思い切ってシンプルに考えていきます。
それにしても、たった二ヶ月の臨時職員だった
私の元に遊びに来てくれて、とても嬉しかったです。
もちろん、それもこの自然王国という豊かな場があるからこそですが。
感謝します。