登紀子さんと藤本さんの獄中往復書簡が本になりました。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/book/book543.htm#top
藤原書店刊です。まだ店頭に並んでいないかもしれません。
登紀子さんと藤本さんの20代後半の手紙は、
30年以上もの時間を過ぎて、
30代目前の私の前に現れました。
まだ全部読んでいないので、なんとも言えませんが、
いまや亡くなってしまった人と同じ年代で
その人が書いた文章を読めるのは不思議な感じです。
読み終わったらまた報告します。
ところで、この本には美亜子さんの文章が載っています。
「(中略)私たちはまだ崖っぷちのすれすれにいるのだと
信じ、体の奥底で心地よいと感じることを自然に選び取っていく
中で、どうにか豊かな暮らしを、自分たちの文化を取り戻そう
としています。そういう流れに確実に変わってきているのです。」
今日、都会と田舎暮らしとなにが違うか、話していました。
シンプルなことですが、田舎はとにかく
空が広いです。太陽が明るいです。
お金がなくても、畑に行ったら野菜が豊かに実っています。
都会大好きな私ですが、田舎でも本当に豊かな生活を
送っています。
私の場合、この生き方こそが『体の奥底で心地よい』
と感じることなのでしょう。
いつまで経ってもこの地域ではよそ者かもしれませんが、
よそ者はよそ者なりに『やわらかな自己主張』を
していくつもりです。