石窯番外編

昨日記したように、
今朝は朝から窯焚きを行ないました。
今作っている石窯は煙突がない型なので、
焚くのにも工夫が要ります。

まず、入口のほうで火を焚きます。
薪に火が燃え移ると、その火が空気の対流を
起こし、風を自然に取り入れ、窯の上方から
窯の中の空気が出て行く、という流れになります。

教わったとおりやってみると、
時間がたつにつれて大きな火が窯の中で燃え上がりました。
先回よりも大きな火です。
そのものにはそのものなりの使い方があるのだな、と
改めて感じました。

調子よく火は燃え上がっていたのですが、
ここで一つの失敗を犯しました。

木のことをほとんど知らない私は、
「木なら何でも燃えるだろう」と思い
勢いよく燃えている窯の中にある種類の
木を入れました。
そしたら、火は今までの勢いを失い、
消えそうになってしまいました。

何という木なのかはまだ調べていませんが、
この木が燃えにくい、ということは私の中に
しっかり刻み込まれました。

この地で暮らしていくためには、
この地で暮らしていくだけの知恵が必要ですね。

これまでの人生をぶつ切りにして、切り捨てるのではなく、
先へとつなげていく生き方をしよう。

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