「木を植えましょう」
木を植えましょう―Sustainability & spirituality
- 作者: 正木高志
- 出版社/メーカー: 南方新社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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という本があります。
著者の正木さんが、先日東京で行われた
ライフスタイルフォーラムLIFE STYLE FORUM 2010 | 東京いなか暮らしサミットに出演するため、
住んでいる熊本から出てこられ、それから鴨川まで
足をのばしてくださいました。
昨夜からいらしていたのですが、私は今朝、初めてお会いしました。
「出アメリカ記」
- 作者: 正木高志
- 出版社/メーカー: 雲母書房
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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という彼のもう一冊の本は読んでいたのですが、
その著者が目の前にいるというのは面白い感覚です。
彼は背がすらっと高く、体に余分なものがついておらず、
目は深い色をして澄んでいました。
思わず、自分のどろどろした心が流れ出しそうで、
どきどきしてしまいました。
お話をする時間が少しだけあったのですが、話し方も穏やかで、
なんだかがつがつした自分が恥ずかしくなってしまうほどです。
彼が帰った後、登紀子さんの書庫から
「木を植えましょう」という本を持ち出し、読み始めました。
まだ途中までしか読んでいないので、はっきりとは書けませんが、
すごく“自然”な形で『自然』と共生しているな、と感じました。
言葉に、作為や無理がありません。
心から願っていることを生活にしていると、伝わってきました。
三分の一くらいまで読んだところで本を置き、
「いったい自分はどういう生き方をしていきたいのかな?」
と考えてみました。
今、幸いにも「これが自分の本当にやりたいことか?」
とは悩んでいません。
ずっと探していたことが、すぐ近くにあるような
感じさえしています。その面では、とても幸福です。
しかし、いまだ「自分はこれでやってゆこう。やってゆける。」
という確信を持つまでには至っていません。
王国活動の中で、『自然王国は新しいライフスタイルを
提案します』と言っていますが、私自身はどれほどそれを
実践できているのだろうかと自問する日々です。
これまではこうして、自分のできないところばかりを
あげつらって、自分を責めていました。
でも、今日ふと違う側面から見ると、今やっていることは
将来的に全く無駄と言うわけではなさそうだと気づきました。
ここでやらせてもらっている畑作業、企画運営、
レポート執筆などは、大きな収益を上げているわけでは
ありません。
ですが、少しずつでも、反応が返ってきています。
私が呼びかけた飯山のカンパ募集の件でも、
何人もの方が連絡をくれました。
また、「あなたは私の希望だよ。だからがんばれ!」
と言ってくださる方もいらっしゃいます。
もし私のやっていることが全くの検討はずれであれば、
このような反応はないのかもしれません。
だとすれば、今すぐ大きな収益に結びつかなくても、
今自分のやらせてもらっていることに全力を注ぐことこそが
将来につながってゆくのではないか?と思いました。
生きてゆくためには最低限のお金が必要です。
私はそのお金を稼ぎたいです。
でも、それだけではなく、「新しいライフスタイル」
を自分の体で体現してゆきたい。
それが何とかなれば、もっと多くの人に伝わりそうです。
今日をきっかけに、もう少し素直に自分を
見つめてゆけそうな気がしています。