ガルシアへの手紙

ガルシアへの手紙

ガルシアへの手紙

 図書館で借りた一冊。

日露戦争あたりから、第一次世界大戦くらいの時代にかけて読まれた本だ。

簡単に言うと、米西戦争http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E8%A5%BF%E6%88%A6%E4%BA%89

において、キューバにいた反スペインのリーダーであったガルシア将軍に、ローワンという将校が

マッキンレー大統領の手紙を届けた、という話である。

 ただ届けただけの話ではなく、ガルシア将軍はキューバのどこにいるかわからず、電報も電話も届かないところにいるのに、

ローワンは、「ガルシアはどこにいるのですか」と大統領に聞かずに、

黙って手紙を受け取り任務を遂行した、というのだ。

で、これはいわゆる自己啓発本なので、教訓がいろいろ詰まっているのだけど、

ポイントは、目の前の物事に対して、『自分がやる』という気持ちを持つということだ。

 自分でやる。他人の力をあてにしない。他人のせいにしない。

言い訳なんか考えない。

 仕事をする上で、生きていくうえでこんなことは当たり前のことだけど、

省みれば、結構他人をあてにし、他人のせいにし、言い訳を考えている。

そんなことを考えながら、人間関係がどうのこうの言ったって状況は何一つ変わらない。

 自分を振り返るきっかけを与えてくれる本だった。

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