亀戸文化センターのカルチャースクールのみなさんが実地研修として千枚田にいらっしゃった。私はそこで自然王国の活動の説明をさせてもらった。過去三回帰農塾セミナーでやり込んできたはずだが、今日はどこかポイントを絞りきれていなかったような気がしてならなかった。一生懸命やることと、準備して行うことが同時に必要なのだろう。「しゃべるのが好き」ということと「内容をきちんと説明しつつも、おもしろい」ということは同じではない。当たり前だが。私の後に帰農塾講師を務めてくださっている木下さんが農的生活について話してくれたのだが、これがほんとうにおもしろかった。60半ばなのだけど、そのわかわかしさと話題の豊富さと人を引き込む語り口はすばらしい。ほんとうに楽しいと感じて暮らされていることがよく伝わってくる。すばらしいな。作為的なものが感じられない。「みんな半農半X、農的生活をすればいいんですよ。それが世の中の問題の解決法ですよ」という力強い発言は参加者に届いただろうか。人生経験を重ねた方が言うのだから、これは間違いないだろう。農家にだけ農業を任せるのではなくて、いつかは国民一人ひとりに口分田が支給される時代が来るかもしれない。私有財産の制限を伴うので、大変な問題になるだろうけど・・・
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