- 作者: 古市一雄
- 出版社/メーカー: まどか出版
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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南房総には、房日新聞http://www.bonichi.com/という地域の新聞がある。ほとんどの人が一般紙と併読している新聞で、地域の行政の情報を知るには格好のメディアである。自然王国の活動もたまに載せてもらったりするのだが、そのときは地元の人から「房日に載っていたね」と声をかけられることもしばしば。で、その房日新聞に「展望台」という社説のような欄が一面にあり、本書はその展望台をまとめたものである。もっとも、展望台は、3人くらいで書いているらしいので、著者の分だけをまとめてあるものだ。
著者は、長年鴨川市役所職員として、セミナーハウスの誘致や合併事業など、企画畑に携わっていた人。そのせいもあってか、南房総に光ファイバーの設置を呼び掛けたり、大山千枚田の活動を紹介したり、王国に昔いたちょうさん。の紹介をしたり、地域通貨についての話題もあり!と視野が広い文章である。ただ単に掛け声だけでなく、実際に物事を進めてきた人の目から見える地域を考えるきっかけになるだろう。
鴨川で田舎暮らしを考える人、元行政マンからみた南房総を知りたい人は必読です。