対話篇:読書感想文の書き方を。

娘:読書感想文って、どう書いたらいいの?

 

父:そもそもさ、読書感想文って、何を書くものなの?

 

娘:本を読んで自分が思ったことを書くもの?

 

父:自分が思ったことって何なの?

 

娘:自分の心が揺れ動いたところ。悲しいとか嬉しいとか、感動したこととか。

 

父:どんな時に心が動くの?

 

娘:それが書いてある文章を読んだとき。

 

父:そうやね。心が揺れ動いた場面を書き出してみると、自分がなぜ気持ちが動いたのか、読んでくれる人に伝えやすいよね。

 

娘:そうか。

 

父:そんな場面を2-3個書き抜いて、並べ替えたり、減らしたりしながら書いていくといいよ。

 

娘:学校でやった通り書かなくていいの?

 

父:自分の心が揺れ動いたことを、読んでくれる人に伝わるように書ければいいよ。別にそれが学校の言う通りしゃなくてもかまわない。

 

娘:でも、思い浮かばないよ。

 

父:そうなんや。じゃ、思い浮かばないとき、どこに戻ったらいいと思う?

 

娘:本?

 

父:そう、本だよ。頭のシワが増えるくらい読み返せばいいよ。

 

娘:私の脳はもうこれ以上、シワなんて増えないよ‼︎

 

父:そうなん?ま、やってごらんよ。やってると書けるようになると思うよ。

 

といった感じで、読書感想文の書き方を一緒に考えてみた。毎年書くのに苦しんでいるようだけど、自分の考えをまとめる練習になるんじゃないかと思い、つきあっている。別にコンクールに選ばれなくても、完成させられれば、それでいいと思っている。

大切なことは、自分の考えを相手に伝わるように構成していく練習をすることにあると思っているから。

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