朝日に照らされた自然王国事務所。賑やかだった土曜日とは変わって、すっかり静けさを取り戻している。
今回は、はるばる高知県から、学生時代のキャンプ仲間の家族が我が家を訪れてくれていた。昨日書いた、これまたキャンプ仲間の「アカリトバリ」を聞くために、はるばる来鴨したのであった。さらに、先日テレビで自然王国が放映されたのを見てくれていて、一度家族で来てみようとなったらしい。彼女と会うのは15年ぶり以上だった。お子さんは高2と高1になっていた。名前だけ知っていた旦那さんと会うのは初めてだった。
金曜日の深夜から、今朝まで3泊してくれて、その間いろんな話ができた。お子さんとは一緒にチーズや鶏のえさやりをしながら、進路について考えていることなどの話を聞いた。進路を真面目に考えている、頼もしい少年だった。旦那さんとは、王国や鴨川での暮らしのことについて、自伐型林業に出会って高知県に行ったことなど、普段考えていることを話すことができた。農村での暮らしなど、共通する話題があって話しやすかったし、包容力のある人柄が素晴らしかった。友人である彼女とは、学生時代の話はもちろん、障害を持つ娘さんの環境をこれからどう整えていこうか考えていることなどの話を聞いた。
学生時代にはみんなで遊びに行ったり、ワークキャンプをしたり、楽しく過ごしたことが多かったのだけど、あれから20年以上経つと、話題は必然的に、これからどう生きていこうかという話にならざるを得ない。
誰の話を聞いても、他人事ではないし、自分のやりどころを考えさせらたし、普段の日常とは全く異なった2日間だった。来てくれた友人たちに、心から感謝したい。
今回、私にとっての自然王国大収穫祭は、友との邂逅の場となった。誰かに誇れるような立派な実績はないけれど、どんくさくコツコツ生きて来たことが、今回のように友人たちが集まれる場所を作ることにつながったのかもしれない。
自然王国では、今年最後の草刈りが始まった。農作業に終わりはないけれど、草刈は、これが終われば来年までは刈らない。季節は待ってくれないし、自分から自然に働きかけていかないとな。
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