山小屋横の桜が、満開です。
石田さんと、「来年からの花見はここだね」と
話し合っていました。
そんなことをすれば、昼から夜まで酒の飲み続けに
なってしまう・・・(笑)
土曜日、雨が降らぬことを祈っています。
今日は、先日他界したロバのロシナンテの追悼にSさんが
はるばるやってきてくれました。
とてもロシナンテをかわいがってくれていた人で、
花束も持ってきてくれました。
こんなにかわいがってくれる人がいるなんて、
ロシナンテも幸せなロバでした。
一冊の本をいただきました。
Fさんは弁護士で、私の友人のお父さんです。
彼に95年に初めて話をしたことで
司法試験を受験しようと決心したのでした。
結局私は合格できませんでしたが、
今でも折りあるごとに御連絡を下さり、
私を見守ってくださっています。
その本とは、
です。
Fさんと著者は大学時代に共同生活をした仲で、
卒業後もお互いのフィールドで活動しながら
関係を続けているそうです。
目次には、
・広がる「田舎幻想」の中で
・情報化社会と田舎
・「素朴」という信仰
・変化する移住スタイル
・田舎への移住を考えている人たちへ
などの章立てがなされています。
団塊世代の大量退職に伴う2007年問題が
ちまたで大騒ぎで、その中で田舎暮らしをしたいと
思う方たちが増えているのも事実です。
私自身は、実は田舎暮らしがしたい、と思っていたわけではなく
鴨川自然王国で何か楽しいことがやれればな、
と思ったから来たわけです。
来てみたら田舎だった、というのが正直な実感かもしれません。
だから、田舎暮らしを望む人の気持ちが本当には
わからないのかもしれません。
ただ、「田舎暮らしがしたかったわけではなかった」と偉そうに
言った後でも、ここの生活がどれだけ精神的、身体的に
安住をもたらしているかについて感じることはたくさんあります。
草花の芽吹き、開花。
日の出がだんだん早くなり、日の入りが遅くなること。
土の色が変わってゆくこと。
気温も日々変化すること。
都市でも体験できるといえば体験できることですが、
農村にはこれを直接的に感じることができます。
都市生活を経て感じる農村の様子は、たしかに
価値のあるもののように思えます。
この本の著者は東京を故郷として、信州に住み始めて
もう30年になるそうで、私にとっても
何か新しいヒントが見つかるかもしれません。
その時はまた話題にするつもりです。
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