くろぬりやりました!

先日ちょろっとお知らせした新しい田んぼの
くろぬりを午前中やってきました。
くろ、というのは、田んぼのあぜのことを言います。
くろに穴が開いていると水がたまらないので、
田んぼのやわらかい土を載せてやり、水止めをする作業です。

石田さんにやり方を教わり、
ぎこちなくやり始めました。
田んぼに水がたまらないと困る、ということは
わかっているのですが、くろぬりがちゃんとできたかどうかは、
これからの田んぼの状態ですぐにわかります。

今年は田んぼの作業をしっかり勉強するつもりです。
その中で、今の私に必要なのは、強引とも言えるほどの
積極性だと思っています。

立ち上がれ!

おいしいお米ができるようにがんばります。
食べたい方にはお分けできるほどできる予定なので、
楽しみにしていてください!

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畑の準備!

明日は王国花見イベントです。
翌日の畑作業には、サトイモ、生姜定植を
予定しています。
サトイモは、収穫が10月過ぎと、長い栽培期間が
必要で、畑の場所も考えなければなりません。
今年は、去年第2農場の大豆をまいたところに
植え始めています。

画像は、耕す前に堆肥をまいているところです。
おとといの雨のために、畑はぬかるんでおり、
かえって土を練ったような状態になってしまいました。
土を練ってしまうと、土の団粒構造を破壊し、
空気を抜いてしまうのであまりよくない状態です。

とはいうものの、皆さんと一緒に作業をしたいので
ちょっと強行してしまいました。
明後日、一緒に植えましょうね!

夜は加藤登紀子さんと、三女の美穂さんが二人の子供を連れて
王国に遊びに来ているので、ミツヲ邸で一緒にご飯を食べました。
子供さんは、もうすぐ5歳と3歳になる女の子です。
自分の子もあと何年かすればこんな風になるのかな、
なんて考えてしまいました。
妻は妊娠36週を無事経過したので、
いつ生まれてもおかしくない状況に差し掛かってきています。
子供と顔をあわせる日が楽しみです。

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田舎暮らしとは何か。

山小屋横の桜が、満開です。
石田さんと、「来年からの花見はここだね」と
話し合っていました。
そんなことをすれば、昼から夜まで酒の飲み続けに
なってしまう・・・(笑)
土曜日、雨が降らぬことを祈っています。

今日は、先日他界したロバのロシナンテの追悼にSさんが
はるばるやってきてくれました。
とてもロシナンテをかわいがってくれていた人で、
花束も持ってきてくれました。
こんなにかわいがってくれる人がいるなんて、
ロシナンテも幸せなロバでした。

一冊の本をいただきました。
Fさんは弁護士で、私の友人のお父さんです。
彼に95年に初めて話をしたことで
司法試験を受験しようと決心したのでした。
結局私は合格できませんでしたが、
今でも折りあるごとに御連絡を下さり、
私を見守ってくださっています。

その本とは、

素朴だけでない田舎暮らしの馴染み方

素朴だけでない田舎暮らしの馴染み方

です。
Fさんと著者は大学時代に共同生活をした仲で、
卒業後もお互いのフィールドで活動しながら
関係を続けているそうです。

目次には、
・広がる「田舎幻想」の中で
・情報化社会と田舎
・「素朴」という信仰
・変化する移住スタイル
・田舎への移住を考えている人たちへ
などの章立てがなされています。

団塊世代の大量退職に伴う2007年問題
ちまたで大騒ぎで、その中で田舎暮らしをしたいと
思う方たちが増えているのも事実です。

私自身は、実は田舎暮らしがしたい、と思っていたわけではなく
鴨川自然王国で何か楽しいことがやれればな、
と思ったから来たわけです。
来てみたら田舎だった、というのが正直な実感かもしれません。

だから、田舎暮らしを望む人の気持ちが本当には
わからないのかもしれません。
ただ、「田舎暮らしがしたかったわけではなかった」と偉そうに
言った後でも、ここの生活がどれだけ精神的、身体的に
安住をもたらしているかについて感じることはたくさんあります。

草花の芽吹き、開花。
日の出がだんだん早くなり、日の入りが遅くなること。
土の色が変わってゆくこと。
気温も日々変化すること。

都市でも体験できるといえば体験できることですが、
農村にはこれを直接的に感じることができます。
都市生活を経て感じる農村の様子は、たしかに
価値のあるもののように思えます。

この本の著者は東京を故郷として、信州に住み始めて
もう30年になるそうで、私にとっても
何か新しいヒントが見つかるかもしれません。

その時はまた話題にするつもりです。

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進みゆく道は?

毎週水曜日は、野菜宅配のための出荷日です。
最近、毎週水曜日は雨の日が多いのですが、
今日も結構降っていました。

春といえば蕗です。ふきのとうが終わったあと、
まだ若い茎を収穫しました。
雨が降っていて冷たかったですが、作業に時間が
かかるといろいろなことを考えながらできるので、
これもまたおもしろい時間です。

今日入れたおもしろい野菜としては、『葉ニンニク』があげられます。
何のことはない、ニンニクになる前の葉の部分です。
(ニンニクの芽ではありません)
料理法は、本格的には麻婆豆腐に使ったりするようですが、
今日は炒め物にしてもらいました。
食べてみると、やはりニンニクの香りがしますが、
ニンニクほど刺激臭が強くなく、ニンニクの芽ほど固くなく、
食べやすいものでした。
今しか味わえない、貴重な味です。

葉ニンニクなんか、スーパーなどで売っているのでしょうか?
もしあれば、こちらのページhttp://www7.ocn.ne.jp/~kuno/haninniku.ryouri.html
にいろんな料理法が載っているので、参考にしてみてください。
王国野菜の宅配http://www.k-sizenohkoku.com/oukokubatake/oukokubatake_top.htmlを注文してくださっている方には、お届けできると思いますので、
楽しみに待っていてくださいね。

先日3日の月曜日は、自然王国早朝会議の日でした。
先月を振り返り、今月を描くための会議で、今回で一年目になります。
毎月集まることでだんだんと王国の方向も固まってきたように思います。

そのなかで話題になり、今日の昼からの会議で
検討したのがアースデイ東京2013 / Earth Day Tokyo2013での出展内容です。
去年は一日だけの参加だったのですが、
今年は一つのブースを借り切り、土日ともに出展します。
出展目的は、自然王国の活動を伝えることにあります。
藤本敏夫氏亡き後、自然王国はどんなことをやってきたのか、
これからどこへ向かおうとしているのか?
そんな内容を展示し、多くの方に自然王国を知ってもらいたいです。

詳しくはこれからこのブログでも発信していきますが、
お手伝いしてもらいたいことがあります。
それは、4月21日の金曜日、前日から搬入を行うのですが、
前日からはちょうさん一人だけで代々木公園に行かなければ
なりません。そのときに、搬入のお手伝いをしてほしいのです。
詳しい時間は、変更があるかもしれませんが、遅くとも夕方5時には
スタートしたいと思っています。
「手伝えるよ!」といってくださる方、連絡をお待ちしております!

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目の前の仕事

一週間に一度の休みの日です。
休みの日はいつも休みの話になりますが、
今日は少し考えたことがあります。

しなければならないことがたくさんあり、
それを考えただけで頭がいっぱいいっぱいになってきます。
でも、何のことはないのです。

誰でも読んだことがあるこの本、

道は開ける 新装版

道は開ける 新装版

には、
精神的に参ってしまった青年に対して、
朝、仕事を始めるときには、その日のうちに片付けてしまわなければならない
と思われるものが山ほどある。
けれども、われわれには一度に一つのことしかできないし、
砂時計の砂がくびれた部分を通るように、ゆっくりと、
一定の速度で仕事を片づけるしか手はない
。」
と語りかける部分があります。
昼間はそんなことを思い出さずに、
かっかかっかしていたのですが、今になってふと思い出しました。

やらねばならないことを、一気にやることはできない。
とすれば、目の前のことを確実に、優先順位をつけて
やっていくしかないではないか。

そう思ったら、あせらずにやるべきことを一定の速度で
やれるよう取り組んでみようと思いました。
今からもう少ししなければならないことがあるのですが、
ぼちぼちやります。
一度に一粒の砂、一度にひとつの仕事
と唱えながら。

唐突ですが、あの有名な百マス計算をやり始めました。
使っているのはこの問題集です。

陰山英男の徹底反復シリーズ  徹底反復「計算プリント」<小学校全学年>

陰山英男の徹底反復シリーズ 徹底反復「計算プリント」<小学校全学年>

まだ始めたばかりなのですが、
足し算の百マス計算で、平均1分20秒前後です。
どれくらいまで早くなるのか楽しみです。

でも実は、早くなるだけが楽しみなのではなく、
反復練習がどれだけの変化をもたらすのか
試してみたい気持ちあります。
また、短い時間なので、息をしているかしていないか
わからないほど集中することができます。
それから、計算的にはやはり簡単なので、
飽きずにやり続けられるのかも実験しています。

勉強の面からも、おもしろいことができるかもしれません。

画像:家の横に植えた次郎柿(甘柿)です。
手前にかすかに見えるもみがらの部分には、
バジルをまきました。

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広がるフィールド

草取りをしていると、冬眠覚めやらぬカエルたちが
飛び出してきます。
まだ起ききっていないようで、
のそのそと動いておられます。
畑の溝に生みつけられたトウキョウサンショウウオの
卵がかえるまでにはもう少し時間がかかりそうです。
春は、すべてが動き出す時期なのですね。

今日、新しいニュースが届きました。
自然王国の近くで、新しく田んぼを
借りることができました!
詳しい面積ははっきりしていませんが、
おそらく3反歩程度になるようです。
(1反歩=300坪)

こちらの田んぼはどのように展開していくか
まだはっきりしていませんが、
農業機械を使ってどんどんやる形に
なるかもしれません。
とすれば、運転技術も身につけられることになります。
少しでも地元のお役に立てるように取り組んでいきたいです。

会員の皆様ともできることがあるかもしれないので、
何か変化があればお知らせしますね!

明日は休みの日です。
幸い、晴れるようです。
柿移植、バジル播種などをやる予定です。
そろそろ、草刈の季節がやってきます・・・

画像:新しい田んぼのあぜを歩く石田三示

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草取りの日々

昼から雨の予報の中、
金曜日に引き続き草取りです。
Tさんたちが手伝ってくれたので、
アスパラガスの草かきは残り三分の二、
二人でやってもすぐ終わる量でした。
Tさん、Kさん、お手伝いありがとうございました!

次は、たまねぎです。
たまねぎには、マルチが張ってあるので、
草の生える面積は狭くなります。
(マルチ:保水、保温その他草押さえなどを目的に
畝にかぶせる黒いポリビニールのこと)

草取りは、とても地道な作業です。
手は汚れるし、同じ姿勢をとり続けなければならないし、
さらに草の根っこはなかなか抜けないのです。
しかも、春なのに風がとても冷たい・・・
とはいうものの、いい面もあります。

ミツヲさんと二人でやっているので、
ぼちぼちやりながら話ができること。
その話の中で、いろいろと新しい考えも生まれてくるし、
その時間を過ごすことで、二人でやる作業のとき、
息が合って、結局テンポよく作業を進められること。
そして、草をとった後のたまねぎたちは
きれいにすっくと立っていること。
雑草も生きている、というあたりまえの事実を感じられること。

こちらも、たまねぎ畑の半分ほどは終了しました。
これから、草取り、草刈の日々が続いていきます。
春です。

午後からは、久々の散髪に行きました。
一年以上ぶりのスタッフにしてもらったのですが、
彼女はわたしのことをちゃんと憶えていてくれたのです。
いや〜僕のこと憶えててくれたんですね
というと、
ええ、農業やってる人で方言を話す
方がいないものですから

な、なにぃ?

なまっているってか・・・
そうなのですね。ここは房州。
関西弁を聴くことなどほとんどありません。
孤軍奮闘しておりますが、
最近少しずつ標準語に近づいてきています。
(ん?ぜんぜん近づいてないって?)
大阪に帰ったときに、
「何でそんなに標準語なん?」
て聴かれるかもしれないほどです。
何はともあれ、関西人としては憶えてもらっていて
嬉しいと感じた一瞬でした。

最後になりましたが、
画像は、来週お花見予定の桜です。
満開に近づいていますが、
まだつぼみが少し残っています。
今天気予報を確認しましたが、
雨ではないようです!
きっといいお花見ができるでしょうね。

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東京にて

先日お知らせした、
『生命特許と遺伝子組み換えイネ訴訟勉強会』
に行ってきました。
夜遅くに鴨川に着いたので、
ブログを書き上げることができませんでした。
後日、更新する予定です。

画像は、岡本太郎作品です。
青山にある、『こどもの城』に
展示されています。

画集でしかみたことがなかったので、
嬉しくなって撮影しました。
少しくらい画像ですが、お許しください。

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ひさびさの

うな陣http://www10.ocn.ne.jp/~wadas/unajin/index.html
行ってきました。
今日は、高野孟さん、石田さん、ミツヲさん、石井さんそして
私の五人で行きました。
ここは、とても楽しいお店です。
今日入った部屋は、一段低くなっている5人用の部屋でした。
高野さんの家のトイレに使う浄化槽用のチップを運んだお礼代わりに、
今日のうな陣行きとなったのです!
帰りの運転を石井さんにお願いしてしまった(石井さんありがとう)
ので、今日はゆっくりビールが飲めました。
話題は自然王国論から政治論まで、おもしろく展開されました。
高野さんから示唆のあったことを何とかやってみたいと思いました。
締め切り効果を利用しないとなかなかできないだろうな〜。

午後からは、会員のTさんと、その幼馴染の女性が
畑に来てくれました。
今日はたくさん作業がありました。
堆肥まきから耕して、溝を掘りサトイモを植え、
エンドウの草をとり、ネットに誘引してやり、
アスパラガスの草かきを行いました。

時間を作って王国を訪ねてくれ、
一緒に作業ができるのはとても楽しいです。
より参加しやすいような方策を考えて、
発展させていきたいです。

遠くのほうで、「“てげてげ”でゆけよ」
という言葉が聞こえています。
ぼちぼちゆこう。
さぁ、明日は東京です。
大量の資料本を仕入れてくる予定です。

画像:ソラマメに花が咲きました!

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見えない自然破壊

産経新聞朝刊3月26日付に、
加藤登紀子のエッセイが掲載されました。
『見えない自然破壊を食い止めよ』というタイトルです。

『生命特許』という言葉を御存知ですか?
エッセイから抜粋すれば、
「この地球の上に生命が誕生した奇跡の力である
種子の遺伝子や病気の原因遺伝子などを取り出せば
特許として獲得できる
」ことを言います。

このことの具体的な表れとしては、
「カナダで、遺伝子組み換えを拒み自家採取で
在来種を栽培していたあるナタネ農家の畑が、
飛んできたGMナタネ(引用者注:遺伝子組み換えされた種のこと)
の花粉に汚染され」た。
その結果、そのGM種子の特許所有者である
モ○サント社から莫大な種子代金を要求されたという
事件があげられます。

なにげなく食べている野菜の種子は、いまや
ほとんど大企業の手を経て採取、流通しています。
種子の話題については、いずれ又書くとして、
現在わが国で進行している問題について述べます。

それは、ディフェンシンという抗菌たんぱく質を組み込んだ
遺伝子組み換えイネの野外実験が
新潟県で行われようとしているという問題です。

ディフェンシンとは、植物や動物だけでなく、
人間も自然に持っていて、病原菌から身体を守っている物質です。

「もし過剰なディフェンシンが空気中や土に放出され、
それに対する耐性菌が生まれたら、体内のディフェンシンが
もうきかなくなってしまう
。」(記事引用)

ところで、この実験を行おうとしているのは、
中央農業総合研究センターの
北陸研究センターというところです。

たとえば、この実験については
『先端技術である遺伝子組換え技術を使って育成した
複合病害抵抗性イネの隔離圃場栽培実験です。
隔離圃場は一般試験水田とは隔離されていて,
隔離圃場内で栽培されたイネを隔離圃場の外に持ち出すことはなく,
また外部への花粉飛散もありません
。』
http://narc.naro.affrc.go.jp/inada/def-rice/setsumei.htm
と書いてあり、前述のディフェンシンについても、
『ディフェンシンは、・・・(中略、以下同じ)抗菌作用を持つ
たんぱく質の総称です。種を問わず広く生物種に存在して・・・。
・・・α型(ヒト)、β型(サル)、サペシンA型(昆虫)、植物型などに分類されます。
植物型のディフェンシンは、動物や昆虫には作用せず、
植物病原菌に対して作用
し、
細菌やいろいろなカビの増殖を抑える働きがあります。
・・・わたしたちは、・・・植物の長い栽培経験を有しており、
・・・環境に悪影響を及ぼしていないことは、周知の事実です。』
http://narc.naro.affrc.go.jp/inada/def-rice/deff.htm
と書いてあります。

はたして、真実はどこにあるのでしょうか。
私は、今回加藤登紀子がこの実験の差止請求裁判の
原告になることを知って、初めてこの問題に出会いました。
これから、勉強を続けてゆかねばなりません。

鴨川自然王国は、BeGood Cafe
主催する「遺伝子組み換えイネ裁判と生命特許」勉強会に協力します。
4月1日、東京ウィメンズプラザ視聴覚室にて6時から行われます。
案内はこちらにあります。
http://www.k-sizenohkoku.com/event_tuki/event_kokuchi/2006/2006event_04_01_gmine.htm

申し込みはNPO法人ビーグッドカフェhttp://www.begoodcafe.com/index.phpまで
お願いします。

画像:昼ごはんを食べた定植屋さんの桜、満開です!

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