里山帰農塾第3回入門

今日から始まりました。
10人参加でしたが、所用で一人帰られたので
9人です。

今回は、男性ばかりの参加で、
29歳の方が2人いらっしゃいます。

まだ始まったばかりで方向性が見えてきていませんが、
色々な立場の方が参加されている面白さは変わりません。
又、今回は一日めに登紀子さんが参加してくれ、
晩御飯も長村順子さんと一緒に作ってくださいました。

今日も、現在「日本一燃えている男」甲斐良治先生の
お話から引用したいと思います。

今回話を聞かせてもらって一番印象に残ったことは、
農村で働く若者たちは、
いくつかの仕事を組み合わせて収入を得ている
ということです。

私は現在一つだけですが、
これからもこのような活動をしていくためには、
工夫して収入を得る手段を考えていこうと
決心しました。

農村で暮らす豊かさは、言葉で言うと
「充足」ということに尽きるのではないでしょうか。
一日の仕事を終えたときの充足感、
取ってきたばかりの野菜を調理して食べるときの充足感、
懸命に世話をした野菜の初収穫の瞬間の充足感。

ここには、豊かなものが沢山あります。
憧れとか、抽象的なものではない、
具体的な喜び豊かさがあります。

その喜びを、この現場からこれからも
楽しく伝えていきたいです。

明日は第一農場(今までの王国畑)の、溝ほりを
やる予定です。雨が降らないでほしいなぁ。

写真は、ツルムラサキです。元気に芽を出しています。
少しくせがありますが、なれるととても美味しいです。
稲刈りのときも食べれるはずですよ〜。

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新しいことをやるということ

糸井重里氏の言葉に、
「新しいことをやる時は、必ずどこかうまくいかないことがある」
という言葉があります。

今、自然王国で暮らしながらいろいろと新しいことに挑戦しています。
そのたびに、自分の能力のなさにうんざりするほど、
物事がうまく進んでいきません。

今日も新しく始めるキャンプのこと、
里山帰農塾の件でたくさん失敗をしました。

誰もが失敗するものならば、
私は失敗から学ぶ人間になりたい。

日々学びです。
本当に、遅まきながら30歳、毎日学んでおります。
いつか花開く時を想って。

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天津小湊サマーフェスタ

これに長村順子モダンバレエスタジオの
子供達と、里舞ダンサーズが出演するというので
見に行ってまいりました。

会場に着くと、
「いやぁ〜宮田君大変だよ。
鴨川市と合併して、職員は半分になったのに
天津小湊がやっていた行事は全然なくならずに
そのままなんだから・・・」
と一気に話し出した役所の方に会いました。

いつも元気な方なのですが、新年度に入ってからは
尋常じゃない忙しさだそうです。
地方自治体合併のひずみを見た気がしました。
来年度くらいからは、またまた緊縮財政に
なっていくのに違いありません。
地方に住むと、政治が間近でなかなか面白いです。

それはそうと、ダンスのほうですが、
場数を踏むたびによくなってきています。
もちろん、プロではないので熟練されていない部分も
ありますが、
そこは今のところやる気で充分カバーされています。

見ていてわかるのは、上手な人とそうでない人は、
体の動かし方が違うということです。
同じ動作をしていてもゆったり感や、決めるところ、
動きをためるところが明らかに違います。

「身体性」という言葉が最近はやっていますが、
ダンスなどは直接それが現れますね。
もちろん、農業は身体が資本です。
たとえばピーマンを採る時にも、素人とプロでは
実に対する手の当て方が全く違います。
(来月の稲刈りの時に、刈り方を石田さんが説明してくださると思いますが、
石田さんのようにはなかなか刈れません。皆さん、要観察ですよ。)

「身体性」を科学することはとても必要ですが、
皆がそれをする必要はなく、
大部分の人は実際に動いてみることが必要
なのだと思っています。

ダンサーの女性達は、踊っている時も
踊り終わった時もみんな輝いているように見えました。

農という身体性の現場から
私は何を発信できるのか、
何を実践できるのか、それが日々問われています。

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宴の後

今日は午前中イベントの片づけを行ないました。
60人近くの参加があったので、
生ゴミはバケツ一杯。
シーツもたくさん。
布団もたくさん残っています。

片づけがきちんとできるかで
仕事ができるか判断できる、といわれたことがあります。
この言葉、私にとってとても痛い言葉の一つです。

散らかっている布団を見ると、
片付けるのが嫌になってしまうのです。
しかし、今日は片付け班は私しかおりません。

仕方がないので、一つ一つ目の前のことから
片付け始めると、やりつづければすぐに仕事が
終わりました。

片付けとは、「やろう」と決めてやり始めることから
始まるのですね。
その前に、散らからないようにするシステムを作るのが
先決ですが。

明後日からは帰農塾。
なんか最近イベント続きです。
楽しんで、意味あるものを作ってゆきます。

個別連絡です。

Uさんへ:祭りのとき貸していただいたバッグは事務所に保管してあります。
Tさんへ:忘れたティーシャツは食堂から発見されました。こちらで保管しておきます。
不明です:プレハブの二階に夏用?のマフラーを忘れた方は、自然王国事務所まで
     ご連絡ください。

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遊び仕事

お祭りイベント、同窓会の興奮も冷めやらぬまま、
今日は近くの海に行って漁師さんの指導でエビ捕りをしました。
車で約一時間ほど走ったところにある岩場には、
40年ほど前に掘られた深い穴があります。

広さは1メートル×1メートル、
深さは3メートル位でしょうか。
穴の中には、ブロックが四段積みになっています。

たまった水をかきだしてみると。。。
います!
すごい数です。
60匹くらいはいそうです。
かごが2杯分一杯になりました。

その後が大変でした。
穴の中に入って中に溜まっているヘドロを掻きだし、
ヘドロに汚れたブロックを洗わねばなりません。

このエビ漁は、昔は3人の男手でやったそうです。
かなりキツイ仕事だったろうと思います。
穴の中に入って、バケツを持ち上げ、
それを受けるのにも結構力が要りました。

第一次産業には、
多くの人で共同してやる仕事が
たくさんあります。
こういう仕事を通して、仕事の喜びや
社会性、働く姿勢を身につけて
行ったのかなと思いました。

最近、農文協の甲斐さんに
「マイナーサブシステンス(遊び仕事)」
という言葉を教えてもらいました。

経済性はわずかしかないが、
その仕事をすることの有意義性、
理由が確実に存在する仕事、というような
意味でしょうか。

乱暴に言ってしまえば、生産効率のみを追いかけるのではなく、
仕事を完成させる過程をも楽しんでしまおうというような
考えといえましょう。

例えば、薪でご飯を炊くことは、
今ではとても非効率なことですが、
それでもやってみるとその全ての過程に
意味があり、楽しめるものです。

今日のエビ漁は「遊び仕事」に近かったように思います。
懸命に取り組みながらも、
この後のエビと酒!がある…というような。

私達には、6人の人手があった為、
なんとか昼過ぎには作業を終えることになりました。

そのあとは、もちろん!
海に飛び込んで泳ぎました。
とても気持ちよかった。

でも、足がつかない所で服を着たまま泳ぐのは
なかなかスリリングで、実は少し怖かったです(苦笑)。

伊勢エビは、生のものとボイルしたもの、
両方を食べさせてもらいました。
他にも野菜の煮物や天ぷらなどたくさんご馳走してもらい、
おなか一杯になりました。

いやぁ、最高でした。
今日はこの大皿にのった伊勢エビの写真で
我慢してくださいね(笑)。

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祭りという空間

大山地区のお祭りが行なわれました。
数日前から、村中が祭り準備で
ざわついていたほどです。

私は王国のイベントがあり、
みこしを担ぐことができず残念でしたが、
会員さんをお連れするという
重要な任務を果たすべく
懸命に動きました。
(暑い中長い距離を歩かれた皆さん、
本当にお疲れ様でした)

この夏祭りには、参観者があまりいません。
もちろん、小さいお祭りなので、当然といえば
当然ですが。

みこしのかつぎ手をはじめ、村の役員さんなど
多くの人の手でこのお祭りが運営されていることがわかります。

この特別な空間に
ほんの一瞬だけでしたが加われたことはとても幸せです。

来年は平日のようなので、
私も神輿デビューするつもりです!

写真は、一日担ぎ終わって、
最後の宮入りの時のシーンです。

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可能性と未来

いつまでもいつまでも
現状は常に膠着しているわけではありません。
必死にやっている時、
不思議と周りの人から声をかけてもらいます。

「え、それはできないよ?」
と否定せずに、
「よし、どうやったら実現できるだろう?」
と考えていきたい。

自分の考えを言葉だけで伝えず、
真摯な行動で表現したい。

今日のイベントは、帰農塾同窓会と
王国イベントの同時開催です。

多くの人と話をして、今日も刺激を受けました。
いろんな人が見えないところで支えてくれているのだ
と実感しました。

どうもありがとう。

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マメハンミョウ

明日は大豆の草取りです。
溝にもたくさん草が生えています。
そこで、今年から導入した管理機を
走らせ、溝だけでも草を取ることにしました。

そこで発見したのがこれhttp://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/insects/card/0128.html
です。

上記のホームページでは、農薬の影響で激減した、と書いてありますが、
王国では大発生です。
私はこの虫をうまれて初めて見ました。

ウリハムシマメコガネなどは
比較的スローペースで葉を食べるのですが、
このマメハンミョウは違います!

50センチ四方に少なくとも百匹以上固まって、
ものすごい勢いで葉を噛み砕き
食べまくっています。
大豆も草もお構いなしです。
(あ〜今これを書いていてもその姿を思い出して
ぞっとします・・・)

いろいろ調べてもどうも絶滅危惧種らしいですが、
大豆の惨憺たる状況を見ていると
マメハンミョウを愛しく思うことも出来ません。

ここに来て、大概の虫には驚くことはなくなりましたが、
彼らだけにはかなりびっくりしました。

無農薬栽培だから、こんなに出るのかな。
天敵はいないのか?
ネットでさくさく調べてみましたが、見つからず。

皆さんも、明日見ると本当にびっくりすると思いますよ。
お楽しみに。
(って、大豆がどんどん食べられているのだから、
こんなに余裕ではいけないのですが)

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表現

昨日から一泊二日で、
長村順子モダンバレエスタジオの生徒さんたちが
合宿をしていました。
(長村順子さんは、里舞の考案者でもあります)

彼女らと、ご飯をいっしょに食べたのですが、
私のことを、
「大阪弁のおっちゃん!」といったりして
大騒ぎでした。

かわいいながらも、
う〜ん、この年代の子供はなかなか
面白いなぁ、と感じました。

鴨川とはいっても、街に行くと
普通の都市です。移動はほとんど車だし、
歩くこともあまりないようです。

「お金がなきゃ生きていけないじゃん!」
等と突っ込まれたりして、
30のおっさんはたじたじでございました。

合宿のまとめとして、
先生から与えられた曲に自分達で
振り付けをする課題がで、その発表を見させてもらいました。

普段はおおはしゃぎする子供達が、
自分の振り付けを一生懸命にし、
考えたことを懸命に表現しようとしている姿は
とても胸を打ちました。

「表現」しないと思っていても相手には
伝わらないのだな、とあらためて思いました。

来年も合宿所として使ってくれるかもしれません。
その時は、成長した彼女らと、
又一つ年をとった私が再会して、
何かできるかもしれないな、と淡い期待を抱くのでした。

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t*夏と草刈り

もうすぐ夏祭り。
王国イベント、帰農塾同窓会も間近です。
草がぼうぼうだと、なんだか気分まで
雑然としてしまいそうです。

今日は、王国までの山道の残りと、
第一農場(今まであった畑)全部の
草刈りをしました。
土手と、道と、もう一枚草刈りをする約束のある
土地と。
研修生のHさんを含めた3人で、
まるまる一日かかりました。
一人でやったとすると、22,5時間かかる計算に
なります。

かかった時間を三倍にしただけなので、
一人でやったらもう少しかかるでしょうね。

この時間数だけ考えても,
畑をやるということはそんなに簡単なことでは
ありません。

夏の草はすごい、ともう何回も書いていますが,
本当にすごいです。
でも、やりがいがあります。
手は振動でぶるぶる震えるけれど、
やればやるだけ綺麗になります。

草を刈ってしまうと風景は全然変わるので、
みなさんにはすっきりした畑を見てもらうことになります。

ただし!
大豆、さつまいも畑は草で一杯です…
皆さまのお越しを心からお待ちしておりますよ〜。

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