野菜の生長とともに

4月4日のイベントの日に植えた春菊が、
こんなに大きくなりました。
春菊は大事に育てれば長く収穫できるので
今日は間引きをしました。

農に関わる喜びで最も大きいことは、
時とともに野菜が変化していくのを
間近で見れることでしょう。

サニーレタスもどんどん大きくなって、
はつか大根には今やスが入りかけています。
じゃがいもは葉を茂らせ、地中には小さな芋ができ始めています。

農に関わる喜びは、
理論ではなく現場なのです。

篤農達が見目麗しい野菜を作ってきたことは確かでしょう。
「もっと見栄えよく」と消費者は求めていると
中間業者たちは生産者を煽り立てました。
しかし、必死に作っても、
中国産の野菜にはかなわないのです。
そのうち、お金持ちにしか国産の安全な野菜は
食べられなくなってしまうでしょう。
「農業ではやっぱり食えないよ」
と大規模展開できない中産間地域は
廃れていくでしょう。

だからこそ、素人は、素人なりにがんばって、
おいしい野菜を育てるのです。
素人にしかできない冒険があるはずです。

今、鴨川自然王国で暮らしていて、
日々季節が移り変わり、王国自体の雰囲気も
変わってきつつあるのを肌で感じています。

この感覚を、王国に遊びに来てくださるみなさんと、
このブログを読んでくださっている皆さんと
共有したい。

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100匹目の猿

王国に時々遊びに来てくださる
衆議院議員の若井康彦さん若井やすひこ(若井康彦)公式ウェッブサイト − 改革の道、突進。改めて心血をそそぐ。
の紹介を受けて、印旛村から参観に来てくださいました。
8人の大所帯で!

私と同じく、関西から移り住んだ人々で、
会話は関西弁が飛び交っていました。
彼らは、烏骨鶏を飼いながら、畑や炭焼きをしたりということを
仲間内で始めている人々でした。
自然王国のやっていることから少しでも取り入れれば、
とわざわざ訪問してくださいました。

現代農業増刊号にもたくさん紹介されていますが、
自然王国と同じような農を通した取り組みをしているところは
ほかにもいろいろあります。

もちろん、自然王国は自然王国で独自の色を出していきますが、
ふと今思ったのは「100匹目の猿」の話です。

うろ覚えなので、詳しい筋は忘れてしまいましたが、
ある島であるニホンザルが海水で芋を洗い始めると、
その島のニホンザルも最初の猿に続いて洗いはじめ、
その島に住む猿のうち、100匹目の猿が芋を洗い始めたのが確認された瞬間、
日本全国の海岸近くに住む猿が芋を洗い始めた、
という話だったように思います。

日本で100箇所ほどこういう農的生活をする場ができたとき、
日本の国は一遍に変わるのかもしれません。
乗り越えなければならない問題はたくさんありますが、
実現した暁にはすごいことが起こることでしょう。

そんな中、帰農塾卒業生のSさんが
Websitehttp://homepage2.nifty.com/tochinoki/wadai.html
里山帰農塾を紹介してくださいました。
私が、「誰か帰農塾に興味がありそうな方に
声をかけてみてください」とメールを書いたところ、
早速掲載してくださったのです。
とても嬉しかったです。
Sさんが立川市でやっている市民農園の様子もよくわかるので
こちらもご覧ください。

自然王国は、単なるイベント会場でなく、
ずっと後まで一緒に付き合って行ける交流を生み出す
場であり続けてほしいです。

そして、その場を作っていくのは
私であり、あなたなのです。
(えらそうですみません)
楽しみながらこの場をつくってゆきましょう。

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生命の輝き

先日に引き続き、
えさを食べる”はく“の画像です。
生まれてから、もうすぐ5週間です。
5月の末にはみんなもらわれていく予定です。
相変わらず“はく”だけは行き先は決まりませんが・・・
一番かわいいといっても過言ではないほど
活発なのですが。
愛してくださる飼い主が見つかるよう努力します。

ふと思うのは、鴨川自然王国というのは
かなり異質な存在だ、と言うことです。
独立採算はかなわない状況ですが、
次の時代をつなぐ架け橋となりそうな気がしています。

話に聞くところによれば、
藤本さんは先見の明を持った方だったらしく、
そのことは現在の自然王国の活動状況から見ても
明らかだといえます。

それは、
全ての人が農に携わって生きるのが
難しいのならば、
私たちはその人たちが必要とするときに
必要とされるものを提供しよう、
という思想です。

私は今その人が人生をかけて描いた場で
暮らせているのだな、と思います。
三国志に「死せる孔明、生きる仲達を走らす」
ということばがあります。
私を司馬尉仲達になぞらえるのはおこがましいですが、
結局のところ、藤本さんの描いた理想の場を、
若干形は変わるものの私も追いかけているのかもしれません。

金がなければ生きていけないので、
お金はほしいですが、
生きていくことに素直に「幸せだ」と言えるような
そんな人生を送っていきたいです。

その実顕の場を、鴨川自然王国に顕していきたい。

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Take it easy !

Bob Marleyがこう歌っている曲があります。
「気楽に行こうぜ」とでもいう意味でしょうか。

最近は、自分のやっていることを
どんどん未来につなげていく勢いで
日々過ごしています。

よくあるビジネス書では、「自分で仕事を作れ!」
みたいなことがよく書いてありますが、
今の状況は自然にそうなっています。

誰から言われるまでもなく、
明日を描いてやることに
「いわれたからやる」というような
後ろ向きな姿勢はありません。

今日は今度のイベントのために必要な準備を、
ちょうさんとHさんと一緒にやりました。
Hさんは、昨日も書きましたが、長野県でずっと
自然体験のスタッフをやっていた方で、
いろいろなことをご存知です。

私の疑問を思い切りぶつけ、
彼もそれに対して回答してくれたため、
準備は格段に進みました。

イベントの実行までもう少し準備を重ねて、
しっかりやっていきます。

そして、ふと自分を振り返るときには、
Take it easy !”
でいきましょう。

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飯山からの訪問

飯山に行っていたちょうさんが
仲間のHさんを連れて遊びに来てくれました。
Hさんは、飯山市のある村で
森を主な舞台にした生活体験のスタッフとして
ずっと働いてきた人です。

私も、鴨川自然王国を拠点として
地域ネットワークを広げ、
さまざまな世代の人の新たな活動の場を創る、
というイメージを抱いていますが、
飯山市ではそれに似た活動をすでに
行っているのです。

6月に、一泊二日で飯山市を訪れるかもしれません。
行政とうまく付き合いながら独自の活動を
するための研究に行ってきます。

あと、今日は免許を取得したばかりの娘さんの
お供でSさんが遊びに来てくれました。
親子の会話を聞いていると、とてもほほえましかったです。

自然王国は、会員さんがそれぞれやりたいことを
ゆったりできる場であればいいと思っています。
少々うまくいかないことがあっても、
何かやるときにはうまくいかないことが必ず
つきまとうものだと思って、
描いたイメージに向かって進んでいきたい。

写真は、“はく”がえさを食べているところです。
この名前は決定ではありませんが、呼びかけるためには
名前が必要なので便宜上ニックネームをつけています。

生後一ヶ月を過ぎたあたりが最もかわいいようですね。
4匹の仔犬たちが走り回っているのを見るだけで、
自然に笑みがこぼれてきます。

何はともあれ、これだけ精神的に落ち着いた日々を過ごせていることに
感謝です。

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畑の展開

一歩ずつ進んでいます。
赤紫蘇を播きました。これができれば
梅干や紫蘇ジュースを作れます。

とうもろこしも播きました。
夏には甘いとうもろこしが食べれます。
夏の葉物として重宝なモロヘイヤや
ツルムラサキも播きました。
夏の野菜って、結構粘り気のあるものが多いですね。
オクラもそうだし。

鈍牛の歩みですが、
それでも一歩ずつ歩いています。

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仔犬、動き回る。

写真は空豆につくアブラムシを食べさせるために
もってきたナナホシテントウ
飛び立つ瞬間です(ピントが合ってませんが)。

一匹のテントウムシがいたって、
アブラムシの被害はそう変わりませんが、
実際に食べているところを見ると
なかなか興味深いです。

ところで、昨日会員のIさんより
電話をいただきました。
白い仔犬をもらってくれる方が現れたそうなのです。
これで、残りの子犬は一匹になりました。

残った仔犬は、黒毛をベースにして、
頭に白線が入っているかっこいいオスです。
5匹の中ではもっとも活発で、体も大きいです。
大きくなったら頼りがいのある犬になりそうです。
写真を掲載しようにも、
嫌がってなかなか写真を撮らせてくれません。

現在4匹仔犬がいるのですが、
みんな元気で動き回っています。
まだ長い距離を走ることができずに、
小屋の周りをうろちょろしているだけですが。

彼らはたなこのえさに興味を持っているらしく、
私がえさをやるとえさ皿に群がってきます。
しょうがないので、今日幼犬用のドッグフードを買ってきました。
幼犬用は、成犬用の3倍くらいの値段がするので、
えさ代も結構馬鹿になりません。
同じえさばかり食べさせていたたなこも最近は
えさを選ぶようになってしまい、
とうとう今日からは缶詰と併用することにしました。
う〜ん、生き物と暮らすって楽じゃない。

残りの一匹(ニックネームは“白線”)は
いったいどこにもらわれてゆくのでしょうか?

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春のひと時

画像にあるとおり、じゃがいもの花が咲きました。
収穫まで元気に育ってほしいものです。

今日は野菜の宅配の日だったので、
朝から発送作業をしました。
青梗菜、サニーレタス、ほうれん草は
初収穫です。これらは、4月3日のイベントで
会員さんで播いたものです。

大根は元気に育ち、甘くてやわらかいです。
かぶ、にんじんは間引きの時期です。
採れたにんじんはスティックにして食べています。
ラディッシュは今が旬です。
さわやかな味がたまりません。
たまねぎも収穫時期のものが増えてきました。
野菜が再び豊富になってきました。

発送作業終了後は、
トマト定植をし、オクラ、ゴーヤ、きゅうりの種を
まきました。
ゴーヤときゅうりは苗を作ります。

夏野菜の準備を続けていると。
畑がどんどん変わってゆくのがわかります。
野菜が植えられてゆくと、
荒れ果てていた休耕田は、
人の手が入った美しい景色に変わります。

自然王国憲章にも記述しましたが、
里山保全というのはお題目ではなく、
運動のスローガンでもなく、
生活なのだと思っています。
里山で暮らすことでが里山の利用保全に
つながるような生き方をしていきたいです。

ところで、
5月1日に播いたバジル、パセリが発芽しました。
ハーブ栽培も少しずつ充実させてゆきます。
それにひきかえ、粘土団子の発芽はまだです。
団子は雨に当たって、だいぶ溶けてきているのですが、
まだ発芽の気配はありません。
気長に待つことにします。

ただいま現場作りに熱中しています。
やりたい、と思われた方は
一緒にやりましょう、お待ちしております。

5月27日から5月29日までは、
今年度の第一回里山帰農塾が行われます。
田舎暮らしに一歩踏み出したい方、
迷っている方はぜひ参加してください。
2泊3日の短いコースですが、
『何かを学べた』と思えるような
企画にしますので、楽しみにしておいてください。

問合せは、鴨川自然王国[email protected]まで。

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必要とされるなら

私は、どこへでも行きます。
ということで、今日は地元の農家の家に
草刈のお手伝いに行きました。

この家では、草刈は年2回人材センターに
頼んで草刈をしてもらっていたのですが、
今回は私に話を持ってきてくれました。

行ってびっくり!

草丈が腰上くらいまであります。
去年の11月から刈ってないそうです。
自然王国の草刈機は馬力不足なので、
ちょっと背が高い草だとすぐに刃に絡まってしまい、
エンジンを止めて草をとらねばならなくなります。

何度か苦闘しながら
予定された面積はやり終えました。
正直な話、首とベルトをかけていた左肩が
結構痛いです。

それでも、お役に立てた、という実感があるので、
肉体的にはしんどくても、
精神的には充実しています。

そのうち地元の人からいろいろ頼まれるような、
そんな存在になりたい。

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