暮らしと思想と

明日は味噌作りですね。
昨日から仕込み始めた麹は順調に進んでいます。
発酵が進むと、とてもいいにおいがします。

蒸したばかりの米に麹をつけてすりこむ。
一つ一つの作業は単純なのですが、
一貫した流れを見ると発酵の仕組みの複雑さに驚嘆さえ覚えます。

今朝切り返した時、昼のとき、夜8時の段階。
米の色、湿り具合、ぜんぜん違います。

頭で発酵を学ぶだけではなく、目で見て、触って、臭いをかいで、
と五感を使った作業をすることで学べることはたくさんあります。

私は、農業に対してきちんと学んでいるわけではないので、
これからの体験が全て学びになります。

和歌山から来た柿農家の方が、登紀子さんといっしょに
渋柿、甘柿を植えてくれました。

植えたのは、30センチばかりの枝のようなものです。
これが来年になれば、少し大きくなるようです。
去年植えたレモンも少し大きくなりました。

農という暮らしは長い目で見るものです。
劇的に変わることなんて、自然災害を除いては
ほとんどありません。

必要なのは、自然に合わせる考えと、自然に手を入れる考えと、
それを実行していくことではないでしょうか。

明日はおいしい味噌を仕込みましょう!!!

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大・合・唱!!!

最近、夜寝ていると今まで聴いたことのない音がするのです。
何かの鳴き声かな?と思いつつも経験したことのない声なので、
なんだか気持ち悪かったのです。

今日、石田さんに聞いて判明しました。
アカガエルの産卵期なのです。
写真は、アカガエルの卵です。

11月過ぎから見なくなっていたのに、最近現れだしたのです。
一回冬眠に入ったけど、この時期また起きだすのですね。

しかも、朝と夜に活動するみたいです。
一匹のメスにオスが群がる姿はかなり面白いです。
(オスって大変です・・・)

この時期にこれが見れるのは、ここが天水の田んぼだからです。
一般の田んぼ、圃場整備された後の田んぼには
この時期に水がたまっていることはないのですが、天水の田には
水が常にたまっています。
だから、アカガエルが産卵できるのですね。

ふとしたこと(重要なことですが)で、
ここの自然の豊かさを感じました。

閑話休題。

1 味噌作りのための麹を仕込みました。
2 帰農塾のスケジュールを決めました。
3 会員制度の議論は最終局面を迎えていますが、
  片付けなければならない議論が残っています。

鴨川自然王国はどこを向いて活動していくのか、
それを決める重大な分岐点に差し掛かっています。

眠い目を”起こし”ながら、静かに興奮している宮田です。

補足 たなこが発情しています。ピンチ!

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病床から

藤本さんがなくなる1週間前に病院で行われた
会議のビデオを見ました。

病床でも、これからの帰農運動をどうするかについて
大局を語っていました。

王国で今やっていることも、その延長上にあることを
再確認しました。
今年から始める予定の王国会員制度も
藤本さんの考えたことの要素も織り込んであります。
『気楽に楽しく来れる空間にしよう』
なんていうのはまさにこれから実現したいことです。

自然王国の今後がどうなるかわかりませんが、
彼が作ってきた場所で私も思い切りやります。
がんばろう。

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支えあえる仲間

2月6日に生まれた石井さんと、2月9日に生まれた三尾さんの
誕生日パーティーを笹谷窯http://www7.ocn.ne.jp/~sasaya/の杉山さんのお宅で行いました。
鴨川の海のほうから友人も来たり、いろんな人が集まって
総勢12人の大パーティーになりました。

私が普段から『肉が食いたい、食いたい』といっているので、
三尾さんの誕生日の2月9日に引っ掛けて、肉パーティーになりました。

おいしかったし、楽しかった。
またまたギターで歌ってしまいました。

最後に、杉山さんが話してくれました。
『何かあったら、楽しいことでも悲しいことでも
いっしょに集まって話し合おう』

学生時代にも最高の仲間ができたのですが、
鴨川に来て、すばらしい仲間に会うことができました。

支えあい、伸びあっていきたい。
いつかそれが実を結ぶ日を胸に描いて。

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春遠からじ

曇っていたので少し暗いですが、
梅の花です。
晴れたら、再掲載するつもりです。

毎日、畑に出ています。
農家にとっては当たり前、でも私にとっては
高校時代以来10年ぶりです。

毎日外で働く、これを秋から冬にかけてやってきました。
気温の変化、日当たりの変化を肌で感じられます。
木の葉が触れ合う音も聞こえます。

今はまだ全てが新しい時期です。
このときの思いを書きとめておこうと思います。

いつかこの生活に慣れて、疲れたときに
これを読み返したとき、どんな気持ちになるのでしょう?

びっくりするくらいかさかさになった手を見て思うのでした。

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練習

炊飯器が壊れてしまいました。
今のところ、ガス釜で5合炊いて、
保温していますが、電気釜の保温力が強く
米がすぐすえてしまいます。

困ってしまい、ホームセンターで米炊き用土鍋を買ってきました。
1280円でした。
早速、こわごわ炊いてみました。
残念!
水が多いのか、蒸らしが足りないのか、
べちゃついた仕上がりになってしまいました。
時間があるときは、この鍋でご飯を炊くつもりです。

ですが、使わなくなった炊飯器がある方、
どうぞ譲ってくださいませ。
タイマー、保温機能つきならとても嬉しいです。

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であい

もみがらを分けてくださる農家の人を紹介してもらって、
この間ずっと運ばせてもらいました。
道具を貸してくれたり、いろいろと気をかけてくださいます。
これからも分けてくださるようです。
もみがらのうえで寝転ぶ三尾さんをとってみました。

養鶏をしている農家さんのところに顔を出しました。
鶏糞を分けてくださるそうです。
御年75歳。笑顔がはじける、とても素敵なおじいさんでした。
「おれの時代で農業は終わりだな」
といっていました。一町四反の田んぼの行方はどうなるのでしょうか。
米作りを学びたい。可能なら、田んぼを借りてお米を作りたい、
強く思います。
来週から、鶏糞を運ばせてもらいます。
10年ぶりに鶏舎の臭いをかぐと、なつかしさがこみ上げてきました。
生き物を飼うのは簡単じゃないだろうけど、
やっぱりやってみたいです。

千葉市から、有機農業を目指している32歳の男性が遊びに来てくれました。
年も近いし、目指す方向も似ているので、話していて楽しかった。
彼がめぐったいろいろの土地の話も聞けて、
勉強にもなるし、「自分もがんばろう」との励みになります。

王国の中だけにとどまるのではなく、
いろいろ顔を出すことで、少しずつ輪が広がってきています。

自分から動けば、状況は変わるものなのかもしれません。
『何をするにも、楽しくやろうよ』
と、近くの陶芸家さんに言われました。
そうですよね。

何をするにも、『楽しめ!』

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わりきりではなく

勘違いをしていたこの一週間。
辛いと思っていたけど、それはまさにただの思い込み。

読んでくださっている皆さんも、私のあまりの狼狽振りに
苦笑いだったでしょう。

「トンネルを抜ければ…」そこには棚田がありました。
ここが、生活の場です。

引き続き、もみがら運びと溝掘りです。
だんだん腰に来ています。
高校のときのぎっくり腰が再発すると大変です!

百姓仕事は腰を使う仕事ばかりです。
腹筋、背筋!!

この場でやれることをまず懸命にやっていこう。

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現場からの出発

タイトルにこう謳いました。
生産の現場で動き、考え、実践していきたかったからです。

誰かに認められたくて、この仕事をやっているかのような
気持ちになっていました。

今日の溝掘り、もみがら集めに続いて、
明日も溝掘りをします。

溝を掘れば、畑の排水ができます。
もみがらを集めれば、草よけに撒いたり、
播種後の覆土代わりにしたり、
畝間に敷いたり、さまざまな用途があります。

シンプルにいこう。

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焦りの正体は?

昨日いただいたコメントはとても嬉しいものでした。
最近、訳もわからずにいろんなことに焦っています。
心臓がばくばくいっています。

「まだここでの田植えもやってないんだしね〜」
と言われました。
長い期間が経ったように思っていても、
ここに来てまだ4ヶ月。

早く答えを出さなければならない、
早く道を見つけなければならない、
早く、早く、早く・・・

焦っても、仕方のないことがあります。
いくら焦っても、今田植えはできません。
もっと早く芽が出るようにと、芽を引っ張れば
根っこが切れてしまって枯れてしまいます。

それもわかっているのに、
それでも焦っている私です。

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