これが集落のみんなです。

f:id:takehirosudo:20180603220404j:image

 

入梅前の快晴だろうか。

今日もいい天気だ。

午後から義祖母の新盆を迎えるために飾り棚を作る。

村の人たちが手伝ってくれるのだ。

 

f:id:takehirosudo:20180603220518j:image

ざっと1時間ほどで完成。

これから3年間盆のたびにこれを作らなければならない。

 

そして、今日は夕方から山賊会のバーベキューに!

 

f:id:takehirosudo:20180603220419j:image

アワビに伊勢エビに、そしてザリガニ。

田作りから始まり、田植えをして今は管理作業をやっている。作業も少し落ち着いて来たので、都合を合わせて今日のバーベキューになったというわけ。

4時半から9時まで楽しく過ごした。

 

f:id:takehirosudo:20180603220433j:image

この仲間で、今年一緒に米作りをしているのだ。すっかり酔っ払ったので今日はこの辺で。

 

以前のブログを読む

ヤギとザリガニと私。

f:id:takehirosudo:20180602211235j:image

さあ土曜日だ!

昨日の夕方にチーズが二度脱走し、柵の中でつなぐも鎖がちぎれるほど暴れ回るので、外の倉庫の屋根の下につないでおいた。つないで少したったらお隣さんまで逃げ出しており、金具が壊れてしまっていた。これは昨日の昼間にわざわざ買いに行った、30キログラム荷重に耐える金具だったのに、3時間持たなかった。

つなぎ方を変えてそのままつないでおいたが、今朝は4時前から鳴きわめく。眠い目をこすり布団から出て、長めのロープで家の前につないでしばらく観察。ようやくおちついたようなので朝食をとって、田んぼに仕掛けてあるザリガニの罠を確認しにいく。ぞっとするほど彼らが田んぼにいる姿を発見し、絶望に近いものを感じながら、11個仕掛けてある罠を全部開けると、総数で50匹近くいる。毎日100匹近く捕まえて2週間近くになるが、一向に減っている気がしない。

 

続いてチーズの小屋の周りの柵の改修。

既にさしてある支柱を一度抜いて、再びワイヤーメッシュにぴったりくっつけてさし直す。ハウスバンドを使って、120センチのところに支柱を横に渡す。

ここまでで午前中終了。

 

午後、片付けを済ませて来週に予定されているPTAの資源回収のご案内を集落内に配布しようとして、まずは借りていた道具を集落の倉庫に片付けるために車を止めているとお隣さんの女の子が走ってきて、「チーズがうちに来たよ!」と伝えてくれる。

そう、私が午前中やった改修は全く彼女の意欲を失わせるものではなかったのだ。

PTAの資料配布は一旦諦めて、再び柵の改修へ。午前中の横棒の上にさらに横棒を渡すことにした。これで150センチくらいの高さまで棒がくることになる。

 

f:id:takehirosudo:20180602211319j:image

 

できた!

時間がかかったが、この高さまで棒を渡すと、さすがにチーズさんも乗り越えられない・・・と思う。

夕方を過ぎても越えていないので、きっとこれで大丈夫、と思う。自信はないが。

 

そして、夕方のザリガニ罠の見回り。

またまた50匹近く捕獲。

1日2回の見回りも、正直言うとだいぶ飽きて来た。やめたいな、と思うけど今できるだけとって、来年の数を減らしたいと思うのだ。

 

結局、今日は目立ったことは何もできずヤギとザリガニで1日が終わってしまったみたい。

ま、これでいいのだ、ろう。

以前のブログを読む

共にある仲間の存在

f:id:takehirosudo:20180601215058j:image

今日は朝から作業ができる日。

我が家の作業をしたいところだが、今日は山賊会の草刈りをすることにした。

 

f:id:takehirosudo:20180601215110j:image

 

f:id:takehirosudo:20180601215119j:image

上二枚は作業前の写真。

下二枚が2時間後の写真。

f:id:takehirosudo:20180601215129j:image

 

f:id:takehirosudo:20180601215145j:image

 

なんとなくスッキリした姿が伝わるだろうか。

去年の秋から始めた山賊会では、6反5畝の面積を4件で共同して行っている。

それぞれ忙しい中合間を縫って草刈りや草取りなどの田の管理作業を行っている。

今年は、この山賊会を始めたことが自分にとって大きなインパクトになっている。1人で田んぼをやっていると、全て1人でやらないといけないが、みんなでやっているとお互いに分担することができて、少し気が楽だし、自分も自分なりに役割を果たそうと考えるようになる。

タイトルには「仲間」と書いたけど実は他のメンバーは私よりだいぶ先輩の皆さんなので、仲間と呼ぶには生意気かもしれない。

だけど、今年自分の田んぼがザリガニ被害でみっともないことになっている中、山賊会の米の分け前があると考えると、精神的にはとても楽。

稲刈りまでしっかり管理作業して、たくさん収穫できるのが楽しみ。

 

以前のブログを読む

草刈りと腰と。

f:id:takehirosudo:20180531221428j:image

 

木曜は王国勤務の日。野菜宅配作業を終えたあとは、田んぼの草刈りへ。草取りイベントの前に畔などの歩くところは刈ってあるので、今日は土手の部分を刈る。

 

棚田が平地の田んぼと最も違うところは、土手部分が多いということ。土手だから、当然斜めになっているので足場も不安定だし、土手の下の方の草は、なるべく田に落とさないようにするため、土手側に向けて刈り上げなければならない。

もうすでに慢性痛となってしまった腰をかばうために、ときどき草刈機の回転速度を落として、腰を伸ばすようにしている。昔なら何も気にしていなかったのだけど、身体にも気をつけないと、と思う年齢になってしまったのだな。この痛さとも、うまくつきあっていかないといけない。

 

なんか、すっかりジジくさい話になってしまった。いろいろ書きたいこともあるのだけど、なんかうまく言葉にできないので、今日はこの辺で終わりにしておこう。

 

 

以前のブログを読む

ベジタブルガーデン進行中。

f:id:takehirosudo:20180530233940j:image

今日の午前中は、昨日の続きの作業。きゅうりのネットを張り、トマトの支柱たてと結束。

チーズを近くにつないで、草を食べさせる。

人が近くにいると、落ち着いて草を食べている。

 

f:id:takehirosudo:20180530233948j:image

2時間弱で、結束まで終わらせることができた。

4月からベジタブルガーデンを作ることを決めて、夏野菜が植えられると、少しずつそれらしくなってきた。

今までと植えている野菜の種類、数はそれほど変わっていないのだけど、区画のやり方を変えるだけで見た目が随分違うのがおもしろい。

 

今この場所に植えてあるのは、トマト、きゅうり、ゴーヤ、ナス、ピーマン、ししとう、ズッキーニ、オクラ、モロヘイヤ、そしてサツマイモ。

畑の溝には、今年はできるだけ草を敷いていこうと思っている。草を敷いて、踏みしめていくことで、少しでも有機物を畑に供給しようという考え。

 

初めての試みだけど、今のところ面白く進んできている。目を見張るほど美しく仕上げたいものだ。

以前のブログを読む

トマトの思い出

f:id:takehirosudo:20180529225226j:image

私が家にいて、日差しがあまり強くないときは、チーズを外につないでいるのだが、近くにいると鳴かないのに、離れるとすぐに大声で鳴きわめく。山羊は寂しがりやだと聞いたことがある。ずっと一緒にいるわけにはいかないのだけど、まめに会いに行こうと思っている。かわいいし。

 

午前中は、きゅうりのパイプアーチを立ててネットを張る。妻が手を貸してくれたので、きりのいいところまでは進めることができた。

6月を迎える頃になると、夏野菜の生長速度はさらにはやまり、手をこまねいていると作業はどんどん遅れてしまう。

 

f:id:takehirosudo:20180529225236j:image

 

今年も、トマトを露地とハウスとで育てている。露地トマトの支柱を少し立てたのだけど、あまり手をかけられていなかったのでわき芽が随分生えてきていた。支柱を立てるのをやめて、先にわき芽かきを行なった。わき芽をかくと、トマトの成分が手について、トマトくさくなる。その匂いを嗅ぐと、いつも思い出すことがある。

 

トマトは、私にとって特別な野菜だ。17歳の時、3反歩のトマトハウスの担当になって、一夏、栽培に携わったのだ。毎日トマトハウスに通って、生育記録をつけたり、管理作業をしたりしていた。

 

ところが、夏を迎える頃からハウス内にオンシツコナジラミが大量発生し、トマトが真っ黒になったり、尻ぐされ病と言う、トマトの下の部分が黒く変色したりと、最後は出荷ができず、切ないことになってしまった。

 

そのトマトハウスをうまく管理できなかったことが、当時私がいた農業共同体を離れる決心をする遠因となったのだが、それはまた別の話。

 

その当時と比べると今はほんのわずかしか栽培していないけど、今でもやはりトマトを触るときはいとしさを感じるのだった。

以前のブログを読む

野にあるものは

f:id:takehirosudo:20180528221247j:image

王国では、今季第1回目の草刈りを進めている。

今日は第1農場の草刈り。

第1農場では、ほら!

f:id:takehirosudo:20180528221258j:image

麦が黄色くなって来た。

週末には、コンバインで刈りとる予定。

刈った麦は、埼玉の方でうどんにしてもらう。

乾麺にすると保存が効くので、食べるのがかなり楽しみ。

そのほかにも、いろいろ用途を考えている。

大麦もあるので、麦茶を作ることもできるな。

 

草刈りをするときは、音楽を聴きながら刈るときもあるのだけど、今日はイヤマフだけをして騒音をカットして作業を進めた。イヤマフをすると疲労度がかなり違うので、今では欠かせない道具になっている。暑い季節にはかえって暑さを感じてしまうのが玉に瑕だが、それほど長時間やるわけでもないので問題ない。

 

草刈りをしている最中に、土手に桑の実があるのを発見!暑くて疲れて来たので、3〜4個つまんで食べると、柔らかな甘みが口の中に広がって、疲れが少し取れるような気がする。この時期、農村で暮らす仲間たちのSNSには、結構な頻度で桑の実の話題が出てくる。野にあるものは野で食べると、本当に味わい深いな。

毎日の暮らしの中で、ふと感じることがあって、それを書き留める場を持てるのは幸せなことだ。

 

 

以前のブログを読む

ところ変われば、思いも変わる

f:id:takehirosudo:20180527185455j:image

 

朝から営農組合の草刈りとトラクター洗浄。今日は2人で作業することになった。トラクターを使う人も少なくなったので、やれる人でやるしかない。この地域でも田んぼをやる人が少なくなって来ているので、今後どうするかなどと色々話しながら。

 

作業が予想外に早く終わったので次女とお出かけすることに。前日にお隣さんに高宕山自然動物園という猿がいる場所に連れて行ってもらったのがよほど楽しかったらしく、もう一度いきたいというので次女は2日連続、私は初めて行くことに。

行ってみると、意外に小さく、手作り感満載でなかなか興味深かった。入園料とさつまいもの餌代を払って中に入ると、すぐに猿がやってくる。

施設の中にいる猿とその近くに住む野猿が寄ってくる。手を出して餌をもらう姿、食べる姿は本当に可愛い。猿を手に触れる距離で見られるのはここくらいではないだろうか。

猿は、普段見ると凶暴に見えるし、群れで騒いでいるので結構怖いが、飼われていると本当に愛らしくて、見る場所が変われば、受ける印象もこんなに違うのかと思うほど。

それにしても、施設内の猿と野猿がほぼ同じ場所にいるので、野生の猿を飼いならしているのと同じと考えると、すぐ近くで猿に悩まされている身としては、ぼんやり「かわいい」と言ってられない複雑な事情もあり。

 

ザリガニも、今の私にとっては非常に頭の痛い存在だが、見方を変えれば何かが変わるかもしれないと思うのだ。それはまた別の話だけど。

 

 

 

以前のブログを読む

王国、田の草取りイベント!

f:id:takehirosudo:20180526222005j:image

田植え後1ヶ月くらいで、第一回目の草取りを行う。自然王国では除草剤を使わない栽培をしているので、サポーターみんなで手で草をとる。2回計画されていて、今日はその1回目。

 

初参加者の人もきてくれて、早速作業開始。

15人くらいきてくれたので、早い早い。

f:id:takehirosudo:20180526222028j:image

手を熊手のようにして、田の土をかき混ぜて行く。

こうすることで、稲の根を切り、さらに小さな草を水面に浮かせてしまうのだ。稲の根が切れると、さらに根を伸ばすので根張りのいい稲になる。

f:id:takehirosudo:20180526222039j:image

実は、今年は自然王国でもザリガニの被害がひどい。稲の苗を少し譲ってもらったので、それで補植を行なった。稲が切られているところは何もなくなるので、本当に切ない。

 

f:id:takehirosudo:20180526222048j:image

補植の後は、クズ大豆を田んぼにまく。大豆が腐敗することで、次の草の発生を抑制する効果があるそうだ。

 

最後に、自然王国自然農田んぼの会によって、とよさとという品種のコメの苗代作りを行った。サポーターの1人が、ぜひやりたいと行って持ち込んでくれた企画。100gほどのもみだけど、このモミが育って広がって行ってくれることを願う。

 

夜は、王国で今たくさんキャベツが取れているので、それを使ったお好み焼きをやった。かなりの枚数を鉄板で焼いた。さらに、我が家でたくさん獲れているザリガニを調理する。

塩茹でしただけのものと、殻をむいて炒めたものを出した。これがザリガニ?と思うほどエビに近くて、なかなか妙味がある。

100匹ほどのザリガニを1匹残らず食べてしまった。一矢報いた、というわけでもないけどただ殺すよりは食べたほうがまだマシかなあ。

以前のブログを読む

なんのための存在?

f:id:takehirosudo:20180525223222j:image

田植え後40日くらいで、ケイ酸カリをまいてやると苗の生長がよいというので、山賊会の田んぼにはこれを散布することになった。午前中に、ゆっくり時間をかけて散布した。自宅の田んぼはザリガニ被害で散々だけど、山賊会の田んぼはすごく調子が良い。なぜ自宅がこれほど悪いのか、確証はないものの次回の対策は見えて来たので、あとはコツコツやるだけだ。

 

f:id:takehirosudo:20180525223235j:image

夕方はチーズに配合飼料を100ccくらい与える。

子どもたちが喜んで手伝ってくれるので助かる。心配していたチーズの体調もだんだん回復したようで、もうすぐしたら散歩したり、一緒に遊べるかな。

 

夜は所属するNPO法人うずの役員会。今は監査を務めている。うずができたのは、2007年。私が関わり出したのは2008年くらいからだったかな。

なんでもやれるNPOにしようということで、定款に様々なことが盛り込まれている。

 

初期の頃はバイオディーゼル事業に取り組んで、展示会に行ったり研究したものの、プラントの導入は見送った。

その後は地球生活楽校といって、パーマカルチャーを学ぶ学校の運営を行い、長老方の培って来た技術をひきつぐ「里山の教科書」作り。この「里山の教科書」作りの事業は、市の補助を受けながら行った。その後は、自伐型林業導入のためのワークショップを行い、木炭組合との連携事業も行った。

さらに、無印良品を運営する良品計画との都市農村交流もさかんに行っている。この事業が始まったことで、みんなみの里を良品計画が引き受ける事業にもつながっているのだ。

そして今は、里山オフィスを中心にして、千葉大学生とともに共同事業を行なっている。

 

10年以上の歴史をこんな簡単に述べられるわけではないけど、振り返ってみればうずでいろんなことをやって来たなと思う。私が直接関わった来たものはそれほど多くないのだけど。

 

NPO法人うずは何をやっている団体なの?と聞かれることがあるのだけど、今日の役員会の中である程度見えて来た。

何か特定の事業をずっと続けているわけではないが、その時々に最もやるべきと感じた事業をやって来ている団体。

そして、会員からうずを母体としてこの事業をやりたい、という提案を柔軟に受け入れて来た団体だ。

何より、この地域で暮らすために必要なことを行う、という一点だけはずっとぶれていない団体だろう。

 

NPO法人は事務作業が意外と煩雑で、一時は活動休止しようという話もあったのだけど、倦まず弛まず続けて来たことが、形になって来ている。

 

これからも、会員たちの提案を受けて様々な活動をやっていくのだろう。その提案を受ける受け皿、集まれる場所として、このNPO法人は存在しているのだと思う。

 

それに関われていることは、とても意義深いことだ。

以前のブログを読む