春だ!種まきだ!田んぼだ!

ジャガイモの植え付けに始まり、どんどんと春野菜の種まきが始まる。
今日までに植えたのは、ごぼう、人参、小松菜、葉大根。
もう少し蒔きたいが、ネットで頼んだ種がまだ届かない。

種が届いたら、夏野菜の苗作りもスタート。
畑の土で苗ができるか、試してみるつもり。
あ、通常は種まき培土という苗作り用土を買ってきて、
殺菌され、肥料分が調整された土を使うのです。
それを使ってもいいんだけど、どうせ畑に植えるのなら、
芽出しもその土でやってみるのもいいんでないかと思った次第。

少しずつ、畑らしい形になってきている不耕起畑。
モグラが多いんだけどね。
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午後からは、近くのホームセンターに、
じょれんを買いにいった。
これは、田んぼでのクロ塗りのときに土をあげるための道具。
いいものが欲しいと思っていたのだが、
現状を考えて安いものを購入。
安物買いの銭失いにならないよう、大切に使おう。

田んぼは、理想的には雨降りのとき、もしくは雨が上がってすぐに
うなうと水がたまりやすいのだけど、
天気予報をみても、しばらく雨の予報がない。
3月末にはいろんな用事もあるので、
できればそれまでに水を溜めたいと思っている。
そのために、明日はちょっと早起きして、
トラクターを借りて、残りの田んぼをうなってしまうつもり。
そうすれば、クロ塗りにうつることもできるし。

帰宅途中に長女が、「カエルの声がたくさん聞こえてきれいだね!」と言っていた。
カエルの声が聞こえるからと言って、不動産の値段が下がったりする世の中らしいが、
子供ながらに春の訪れを自然に感じられることのできる環境で暮らせることの
ありがたさを改めて感じた。

実は今、社会活動的なところにあまり集中できておらず、
塾講師の準備と、農作業で毎日日が暮れている。
自分のなかでもどかしさもあるんだけど、今は農作業に集中していきたい。
自分の筋を作りたいと考えているのだ。

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じゃがいもを植えた。

次女が体調を崩したため、
朝は長女だけをバス停まで送る。
いつもは3人でいくので、二人で行くのは久しぶり。
妹がいたら、やはり妹の方に気が行ってしまうので、
長女だけで行くのも、たまにはいいかな。
小学校に入っても、4月いっぱいはバス停まで行ってやった方がいいのかも。
親バカ・・・

さて、3月2日に切ったジャガイモを植える。
放置していたわけではなく、ある本に天日に干してから植えるとよいと書いてあったから。
しかし、2日、3日ととても寒く、
種芋の切り口が段々黒く変色してきた。
腐敗までは行っていないんだけど、不安になってきて、
6日までおいておくつもりだったけど、今日植えてしまうことにした。

15センチ幅の溝を掘り、30センチごとに芋をおく。
芋の間に馬糞ひとつかみ。
切り口を上にして植える。
覆土は約6センチ。

不耕起の畑でやっているので、すでにモグラの穴があり、
それを埋めたり、未熟な草をどけたりしていると結構時間がかかり、
7キログラムの芋を植えるのに3時間強かかってしまった。

もうすでに何件かの野菜宅配のご注文をいただいており、
失敗するわけにも行かないので、できるだけ丁寧に行う。

発芽状況を見て、補植が必要かもしれないな。
例年どおり、草木灰をまぶして植えた方がよかったのかもしれない。
明日は、北あかり5キロを定植。
そのはじっこに、春野菜の種をまくつもり。

来月になるともっとやることが増えるし、
具体的にひとつひとつ進めていかないと、焦ってしまうな。

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トラクターで田に入った!そして水利組合の会計に・・・

昨日のこと。
午前中にジャガイモの種芋切りを終えて、
午後に、残った田のクロ切りをやっていると、
同じ集落の人がやってきて、
「組合のトラクター練習してみるか?」という。
お!
先日の営農組合の会議で、我が家の再加入が認められたという話を聞いていたが、
まだ他の組合員さんに会っていないのに、もう使っていいのか?
でもこの農家さんは同じ集落の人だし、組合員だし。
声をかけてくださったのがだからぜひやりたい!と思い、
「はい、よろしくお願いします」と答えた。

ぼつぼつと家の周りのくろきりをしていたのをみてくれていたのかもしれないな、
と思い、思ったより早く使い始められることがうれしかった。
基本的な操作方法を聞いて、いざ田んぼへ。
前進、後進、ロータリーのかけ方を教わり、一人で動かし始める。
水があることを別にすれば、基本的には畑でトラクターを運転することと
そんなに変わらない。
実際やってみると、やはりトラクターって、すごい。
一反歩の田んぼを、約1、5時間でうない終わった。
うまくなれば、1時間くらいでいけるかもしれない。
これでいよいよ、クロ塗りの準備を始めることができる。
第一回目のうない終わり。記念写真(笑)
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そして今日。
午前中は水利組合の水路掃除。
30センチ近く土がたまったU字溝を掃除し、
パイプを入れ直して水が流れるようにした。
この日は水利組合の総会も設定されていたようで、
(そんなこと今日初めて聞いたんですけど!!!)
役員改選が議題であった。
私はまだ若いし、役が回ってくることはないだろうと
余裕をかましていると、
「たけひろ君、評議員な」
じゃ、評議員で話しあって書記と会計を決めてくださいと来た。
「たけひろ君、会計をやってな」
とあっという間に役が回ってきてしまった。

他にも適任者がいるのだけど、
農家宣言をしている比較的若者は私くらいしかいないし、
会計を任せてもらえるなら、それはそれで光栄なこと。
ちょっとためらいもあったけど、
みんなが認めてくれるならやりましょう、と思いお引き受けした。
これで少なくとも2年間は水利組合の会計をやることになる。
何にしろ、農村においては水利が非常に重要な位置を占めているわけで、
その一端に携わるのは結構面白そうだと思っている。

村の一役だな。

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稲のことは稲に聴け、田のことは田に聴け

日本農学の先人、横井時敬のことばだという。

農文協から出ている、「地域の再生シリーズ」が、昨日届いた。

 

有機農業というか、自然に合わせる形での農業に取り組みたいと思っている私にとって、大きな指針となる本だった。

筆者は、有機農業を「低投入・内部循環・自然共生」の三つのキーワードで表現する。

肥料などをあまり入れず、山から田畑までを一つの空間として利用し、

雑草や虫を敵としない農業を言うのだ。

筆者の評価する実例が何例か挙げられているが、

どの農家も、自然との対話を身につけているように感じた。

それが、冒頭の言葉に通じる生き方なのだと思う。

 

先日から田んぼのクロきりを行っているが、3日目になるとだいぶ田んぼにいくのが

当たり前になってきた。まだまだスコップの使い方は下手で、一定の角度でクロを切れていないが、少しずつ作業速度が上がってきている。

「田のことは田に聴け」とまではまだいかないけど、この気持ちは大切にしたい。

 

昼からは、畝立てをしてそのままにしていた不耕起畑のならしを行った。

来週からジャガイモを始め、春蒔き野菜の作付けを始める。

1月から畝立てを始めて、ようやく種まき。

どうやら、もう少し早く始めてもよかったようだが、

結局この時期になってしまった。

少しくさびが緩んできた備中鍬(3本鍬)で固まりを崩し、レーキでならしてゆく。

午後いっぱいかかるかと思っていたが、4時前に終了した。

家出やらねばならぬこともあり、少し早めに畑を出る。

夜から雨との予報だったので、雨前に畝ならしを終えることができて

一息つくことができた。

作業しながら、いろいろものを考える。

集中しているときは何も考えず無心で作業しているが、

ふとものを考えるとき、あ、今無心で作業していたな、と気づくのだ。

podcastをききながらやる作業もよいが、

一人で無心にやるのもよい。

こつこつゆこう。

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幸せに暮らす集落

農文協の甲斐さんからのおすすめ本。
「今の君に必要な本だよ」と言われたので、
深く考えずに購入。

今日、到着した。
子供を寝かせて、読み始める。
読了。

とても、静かな本だった。
読んでいて、舞台となっている鹿児島県土喰(つちくれ)集落の様子が伝わってくるようだった。
この村に行ったことはないけど、この村に行ったことがあるような気がした。
アメリカ人の著者が、土喰集落で暮らして、小組合長(いわゆる自治会長みたいな役職)を
つとめたこと、日々の暮らしのこと、家族のこと、まわりの村の人のことをシンプルな文章で綴っている。

この本を読んでいて、「集落って何なのかな」と考えた。
私も、鴨川に引っ越して9年、この集落に来て8年になる。
ずっと外に働きに出ていたので、平日の昼間にこの集落にいることは滅多になかった。
本当に静かで、人がいない。
今の時期は、方々でトラクターを動かす音が聞こえるが。
でも実は、定年したり、年を取ったりした人が
日々暮らしていて、夕方になると勤務先から帰ってきた人が
車を止めて話しかけたりしてくれる。

私は、自分の集落の人たちのことを、もっと知りたいな、と強く思った。
農家宣言をしてから、慌ただしく動いているのだけど、
田んぼや畑に出ている時間を大切にしたい。
その空気に、触れていたいと思うのだ。

そんな気持ちを呼び起こしてくれるとてもすてきな本。
声高に主張するわけでもないが、
暮らしていくなかで重要なことが述べられている。

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モグラ穴を埋める日々

春が近づき、にわかにやるべきことが増えてきた。
焦っても仕方ないので、やるべきことを順々にやってゆこう。
午後3時を過ぎてから、ようやく田んぼに出ることができた。
自然王国にいた頃のクロきりは、みんなでやっていたのと、
モグラの穴もほとんどなくて、すいすい切れたものだった。
しかし我が家の田んぼ。
なぜか、モグラ穴が多い。
前にも書いたけど、モグラの穴を発見したら、ある程度畦を掘り返して、
そこに土をつめて、上からかけやでたたくという作業をしなければならない。
今やっている田んぼは我が家では一番広く、一反ほどあるんだけど、
(あ、一反で広いんですよ。一町歩じゃないですよ)
30センチおきくらいにこの作業が必要。
無理に気張っても仕方がないと思うが、
あまりのんびりやる時間もない。
気ばかり急くも、今の作業がきっと今年の実りにつながるという思いと、
初めての米作り、どうなるんだろうという楽しみとまざっていて、
不思議でおもしろい。
収入もないし、のんきではいけないんだけど、
今のこの時間をこつこつ過ごそう。

今日の作業結果。

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第2堆肥場を作りたい!

予報通り、雨。
そこで、種を買いにいくことにした。
じゃがいもは、これから植え時の適期を迎えるのだけど、
すでに売れ残りに近い状態の、目が出始めている種芋しか売ってない。
じたばたしてもしょうがないので、それを購入。
あと、夏野菜等含め、葉物野菜の種も購入。

トマト、なす、ピーマン、カボチャなどはネットで種を買うつもり。
急がなきゃ!

小雨になってきたので、第2堆肥場作りにかかる。
最初に作ったのは、竹を半分に切ったのだが、
今度は丸のままの孟宗竹を使おうと思った。
しかし、当然ながら孟宗竹は、太く、重い。
しかも、寸法取りがいい加減だったため、枠にうまく収まらない。
途中から子供たちが帰ってきて、となりの醗酵し始めた堆肥場で遊び始めて、
それはそれで楽しかったのだが、
一番力を入れた第2堆肥場がうまく作れない。
このところ、いろんなことがうまく行っていたが、
今日はある意味、ごまかして完成させてしまった。
全く使えないわけではないが、反省すべき点が多々ある作りになった。
作り直すほどひどくはないので、これも一つの学びとしよう。

明日からは、田んぼのクロきりと、
鶏小屋用の杉の切り出しだなぁ。

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馬糞となめこ菌床で?

朝6時発で家を出て、ある農家さんの家へ。
先日お邪魔して、「籾殻燻炭をつくる道具と、なめこ菌床くずをあげるからおいで」
と声をかけてもらっていたのだ。
先方が8時から用事のため、ちょっとはりきって6時45分に到着。
なめこ菌床くずを飼料袋に入れて、籾殻燻炭作り用の大きなドラム缶をつむ。

時間まで、少しだけ話をしたのだけど、結論的には、
やりたいことをやってみて、データを取って、自分のものにしていくしかないよ、ということ。
誰かに質問して答えを得ようなんて、甘いのかもしれない。
私は、私のやり方を積み重ねていくのだろう。
独りよがりではなくね。

農家さんを出発してから、路上に駐車して妻の作ってくれた弁当をあける。
玄米おにぎりとみそ汁。
先週から、朝ご飯だけ玄米にしているだけど、
これが意外に美味。
というのも、何度も玄米食に挑戦して、その都度あわないな、と思っていたのだけど
年なのだろうか?とてもおいしく感じる。
今のうちは朝だけなので、それも負担にならないのかもしれない。

9時頃帰宅し、早速堆肥作り。
昨日の馬糞と混ぜるのだ!!
まず、なめこ菌床くずをいれる。

黒い枠は、義祖父が元気だった頃に設置したもの。
義祖父は、私が妻と結婚する前に亡くなってしまったのだが、
私が今使っている道具のほとんどは、義祖父が使っていたもの。
一度もあってないんだけど、なんだか不思議な感じだ。
どんな人だったんだろうと想像する。
この枠も、私が忙しかったこともありほとんどゴミ状態で放置されていたのだが、
この度めでたく堆肥場として復活してもらった。
菌床くずの上に、馬糞をしいて、水をまいて、踏みしめる。

馬糞を7コンテナ、菌床くずを飼料袋で8袋入れた様子が以下。

これでひとまず完成。
たっぷり水分を含ませたので、醗酵し始めるのが楽しみ。
むしろをかけて、完成。

堆肥場の向こうにある茶色のものは、
菌床くずののこりをもう一つの枠に入れたもの。
これはこのまま雨ざらしにして、
来年の苗の床土にする予定。

春が近づいて、忙しくなってきた。
体重も少し、落ちた(笑)。

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クロきり開始。

あさってが雨の予報。
馬森牧場さんに馬糞をもらいにいき、
明日の堆肥仕込みに備える。

昼からは、田んぼのクロきり。
前にも書いたけど、今年初めて田んぼをやるので、
いろいろと不安なこともある。
でも、やり始めてみないとわからないという思いと、
まぁなんとかなるだろうという楽観とで取り組んでいる。

今年は、家の前の2反8畝の田をやるつもり。
機械の準備もないので、成り行き任せのところもあるが、
今年一年は思い切り勉強のつもりで取り組むのだ。

で、クロきりというのはどんな作業なのかというと、
田の水を止めるための堤防をクロと呼び、
昨年のクロを外した上で、今年のクロを塗るというわけ。
クロから畦にかけてモグラの穴がたくさんあるので、
スコップで掘り起こした上で、穴を塞ぎ、
上からかけやという大きな木槌でたたき締める。

どんどん進めたかったのだが、意外にモグラの穴が多く、
作業に手間取る。
また、うれしいことに目の前を通る人が声をかけてくれるので、
ついつい話をしていると、作業時間がなくなってしまう。
まぁ、いいか。
知ってもらうことが大切だし。

本日の一枚。

次女に撮影してもらった私の図。
青空が、きれいだな。

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味噌作り。

6時半頃から羽釜を火にかける。
今日はいよいよ味噌作り。
木曜日の麹仕込み準備、
金曜日の麹仕込み。4日間にわたる作業も、今日で終わり。

長女撮影の私。

今日は長女(6歳)に撮影を依頼した。
頼まれてうれしかったらしく、あれこれポーズの要求をしてくる。
今日使った画像は全て長女がiPhoneで撮影したもの。
手ぶれはご容赦ください。

できあがった麹は、熱を冷まして塩と混ぜる。
それを、さました大豆に混ぜる。
大豆をミンサーに入れて、ミンチにするの図。

ミンチにしたものを、団子にして、樽にたたきつける次女(5歳)。

最後には、ならして塩をふる。


3樽合計で、64キロの味噌を仕込んだ。

味噌作りを家でするようになって、
5年目くらいになるだろうか。
子供たちは、去年まではすぐに飽きてしまっていたのに、
今日は最初から最後まで味噌作りを一緒にすることができた。
彼女たちにとっては、味噌作りは毎年の当たり前の作業になっていくのだろうな、
と思うと面白くなってくる。

何はともあれ、ようやく味噌作り終了。
来寝は、自家産の大豆で仕込みたいな。
まだ、購入した大豆で仕込んでいるので。

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