明日からは寒くなるそうだ。朝のNHKではお天気キャスターの加藤さんが宇都宮市を例にだして説明してくれていた。余談だが、私の朝はNHKである。地方の情報を落ち着いてレポートするのがいい。民放はコメンテーターがいろんなことを言うのでうるさく感じてしまう。そんな保守的な朝を過ごしているのだった。
と、それはともかくとして明日は初霜が降りるかもしれない。楽しみだ。野菜の中で、ほうれん草などは霜にあたるとおいしくなると言われている。でも、里芋やカブなどは霜に弱く、弱ってしまったり、その後畑においておくのがだんだんとかわいそうになってくる。腐ったりする場合もあるのだ。
そこで、今日は朝から大根追肥と、カブに不織布をかける作業を行った。明日から寒くなるといいながら、昼間はいいお天気でフリースを脱いでTシャツだけで作業するほどの小春日和だった。
そこで一枚。
うまく光が採れていませんが。
文絵ちゃんが大根にぼかし肥を追肥している様子です。
集団論更新
毎度、論ではなく私がなぜヤマギシ会に入ったのかの文章を書いておりますが。
http://d.hatena.ne.jp/ilshin75/20081117
お時間あるときにご覧ください。
"「バカの壁」はあなた自身です"
ネットで、”「バカの壁」はあなた自身です”という養老孟司の記事を見つけた。(http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20081112/177038/)
要約すれば、
現代人の「壁」は、未来を見ているようで過去しか見ていないことにある。新しいことを生むためや、未来を予測して失敗しないために情報を集めるが、「情報」とは過去の積み重ねや、済んでしまったことの集積にすぎない。どれだけ集めても、今回の金融危機のように未来を予測することができなかった。その中で、大切なことは、「前を見る」ということだ。前を見ても『お先真っ暗』なのは変わらないが、どんなふうになっても『覚悟』さえあれば、何とかなる。といった内容で、結びは、
この「壁」を越えたければ、まず足元から前を見て歩く。それが最初の一歩です。そうやって「覚悟」を決め、己の体と己の智慧を振り絞って生きていけば、実は未来はちっとも「真っ暗」ではありません。ちゃんと「明るい未来」が見えてくるのです。
となっている。
今、動き出そうとしている問題について情報を集めているのだが、その情報を読み出すと、事業ができない要素ばかりが見えてくる。私たちにはこれがない、あれがない、というわけだ。
でも私は、未経験であることもあり、「どこかに突破口があるはずだ」と考えてしまう。
周りの人の経験からいえば、行き詰まってしまうだろうという見解になるのかもしれないが、とりあえず花火を打ち上げよう、と思うのだ。その後のことも考えてはいるけれど、まずはやり始めなければならない。私自身に「覚悟」はあるか?そう問うて「覚悟がある」と思えれば始めてよいのだと思った。
集団論更新と、メルマガ発行
集団論を更新しました。http://d.hatena.ne.jp/ilshin75/20081113
論と銘打ちながら全く論になっておりませんが、昔語りを続けながらまとめていきたいと思っています。
メールマガジン発行しました。http://archive.mag2.com/0000250389/index.html
今夜は、NPO法人うずのミーティングです。
明日は、ジャーナリストの高野孟さんに会いにいく予定です・・・
王国の将来は?
昼から、参観者が訪れました。王国の活動を紹介する中で、王国の今後の活動について考えました。
現在、自然王国は王国農園、会員制、里山帰農塾の三本柱で運営しています。その他、大隈塾、電機連合、種まき大作戦などとも関連イベントを行っています。この流れは、そもそも自然王国が始まった根幹にもかかわるので続けていきたい事業です。
現在、自然王国の活動は小規模ですが、逆に小規模であるからこそ他団体、他地域のモデルとなるのではないかと考えます。
また、自然王国を大きくするかしないかというのも問題にはなります。
私個人の思いとしては、自然王国を大きくするよりも、自然王国を現場として自立させた上で、他団体のネットワークを作りながら継続的に活動するべきだと考えています。
例えば王国の会員さんも、それぞれがそれぞれの場所で活動を始められており、それがとても嬉しいことです。
農的生活を楽しむ人が増えることが、王国の大きな目的であり喜びだと思うからです。
自然王国自体も、今ある事業を維持しながら、スタッフそれぞれが思う方向に向かって手を伸ばしていきそうな感じがしています。
個々人の自由な集まりこそが、息の長い活動を続けていけるポイントになると考えています。
興味をお持ちの方は、ぜひ一緒にやりましょう!
房田の草刈
何日かにわたって続けてきた草刈りも、今日で終了しました。房田の田んぼを借りて3年です。いつまで借りられるかはわかりませんが、それまで大切に使わせてもらいたいと思っています。房田を借りたおかげで王国の自給はほぼ満たされ、今年は棚田チャレンジとして新たなイベントをやることが出来ました。車で行かないといけないのがちょっと難点ですが、奥まった場所にあるのが魅力の一つです。
竹本さんが朝から来てくれたので男三人でバリバリ刈りました。耕作放棄地がすぐそばにあり、そこにはたいてい葛などのつる性植物が繁茂しています。田んぼに伸びてきているので草刈り機で刈ろうとするのですが、刃先と柄に絡まって余分な力が要ります。えい!とかおう!とかつい叫んでしまいます。もちろん街でやると不審者扱いですが、田んぼでもほかの二人からは不審者扱いされてます。声を出すと気合が入るのですが、かといって農作業で叫んでいる人はあまり見かけませんね。ストレス?
操法要員に決定!
来年5月最終週、鴨川市操法大会に出場することが決定しました。ポンプ車操法を競います。来年は消防団に入団して4年目になるので、そろそろ出場せよという命令です。四の五の言わずにやる気で取り組みます。愚痴を言い始めたらきりがありません。さらに、12月14日には地域の駅伝大会に出るかもしれません。大丈夫なんでしょうか。その上、消防団の出ごとにあまり出れていない私は、通常4〜5回出ればすむ夜警にほとんど出なければならない状況だということが明らかになりました。かなり落ち込みましたが、仕事を理由として許されるものでもないので、これも出るしかありません。消防団の活動なんて、大阪にいればほぼありえないことなので、これもまたいい経験になるだろうと前向きにとらえています。唐突ですが、岡本太郎は戦時中パリにいて、日本に帰ってきて、30歳くらいで徴兵にとられ、苦労したようです。私は33で、徴兵にとられるわけではありませんが、同じような気持ちです。今から来年の5月末まで、約7ヶ月ありますが、その山を登ったらまた見える景色は変わるでしょう。人生いろいろ。
以前のブログを読むレポート掲載
T&T研究員として、レポートの執筆を始めました。タイトルは”人間の「集団」について〜集団論〜”です。このブログの右「アンテナ」のところをクリックして頂けるとレポートに飛びます。また、アンテナに藤本ミツヲ、田中正治そして林良樹の三氏のブログも追加しました。ちなみに、今日の私の投稿はhttp://d.hatena.ne.jp/ilshin75/20081107で読むことができます。どうして集団論に興味を持ったか、というあたりから書き始めています。
以前のブログを読む評伝宮崎滔天

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を、とうとう購入した。逡巡を重ねたあげく、著者渡辺京二の方法を学びたい、宮崎滔天の生き様について知りたいという思いを抑えることをやめて注文した。昭和50年が初版で、2006年に新版が出ている。今の売れ筋の本とは違って、目次も大枠だし、見出しも小見出しもなく、たんたんと文章を連ねている。読んでいて静かに熱い気分になってくる不思議な本である。
宮崎滔天は、孫文に最も尊敬された日本人というキャッチコピーもつけられているほど中国革命成就に貢献した日本人なのだが、志は破れ浪曲師になり51歳で生を終える。学生時代に、三十三年の夢 (岩波文庫)を書店で必死に探して読んでみたが、当時は日本人が中国革命に「支那浪人」といわれながら参画していたとは知らず、アジア主義に対しても無知だったので、その本の意味も分からず、ただ宮崎滔天の熱情に浮かされるように読み流しただけだった。
渡辺京二は、

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に出会ったことがきっかけで読み始めた。この人は、残された文献から様々な要素をくみ出して時代を浮き彫りにするのが得意なのか、読んでいると自分が明治始めにいたような気にさせる。その上、自分の主張もきちんと書き込んであり、文章読本としても力になる本だと思っている。
熱き思いを持って、静かに行動することを学びたい。
今年最後の稲刈り
午前中は、王国イベントで刈った古代米の脱穀を行いました。10月13日に刈ったので、一月近く干していることになります。通常ならば一週間ほどで脱穀するのですが、古代米は8種類あり、それぞれの量が少量なので脱穀後乾燥機にかけることができないのでできるだけ天日で乾燥させることになったのです。
脱穀は、野菜宅配組と同時進行で行いました。私と竹本さんが脱穀に入ります。量は少ないのですが、いちいち袋をわけたりしなければならず、手間といえば手間です。でも、滞りなく午前中で7種類終了しました。これから種もみをとって、来年につなげます。来年は、古代米の栽培がイベントメニューに加わるかもしれません。でてきたわらは、馬の椿と畑へ。わらくずと、こぼれ米は鶏へ、と無駄なく使われました。
午後からは、残り一種類の稲刈りです。緑米という、もち米です。11月にしては暖かい日でした。9月から始まった稲刈りもいよいよ終わりです。わずか20平方メートルくらいしかない田んぼに4人がかりで取り組みました。そのかいあって一時間ほどで終了。これもまた一ヶ月くらい干すことになりそうです。
古代米をどのように使うかまだ決まっていませんが、イベントで炊くご飯に混ぜたり緑米のお餅をついたり、イベントのちょっとしたアクセントになりそうです。販売もありかな・・・