携わる人々

鴨川自然王国には、多くの人が関わっています。
昔はよく来ていたけど、最近あまりこなくなった人、
新しく夢を描いてやってくる人。

人間関係、というのはどこの世界でも重要な問題になりますが、
やはりここも例外ではありません。

「都会の喧騒を抜け出して、田舎でのんびりと」だけでは、
田舎で楽しく生きていくことはできないように思います。

時間がある、ということはそれだけ余計なことを考えることにも
なるわけで、
それは不必要な焦燥をもたらす場合もあります。

多くの人と協力してやっていくこと、
その場に自分を懸けてやれるかが、本当に大事なことなのだと思います。

わたしは、このキャンパスにどんな絵を描いていけるのでしょうか?

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 仲間がいるということ

今日は、東京から三尾さんが帰ってきました。
昨日帰る予定でしたが、大風で船が欠航し、
帰れなくなってしまったのです。

今朝は、昨日の続きをしました。
ブロッコリーに水をやりましたが、
やはり回復は難しそうです。

ブロッコリーも、出荷できるのは一株に一つだけなので、
結構貴重なのです。ブロッコリーのことを、「畑のエメラルド」なんて
いうこともあるくらい。

去年はこれほどまでの被害を受けなかったそうです。
ひょっとしたら、本当に気候変動が激しくなっているかもしれないですね。

でも、引っぺがされたマルチも、ほら、元通りです。
玉ねぎもはがれたマルチにずいぶんこすられてしまいましたが、
まだ幼苗なので、きっと復活してくれることでしょう。

一人で黙々とする仕事もいいですが、
一緒に仕事をする人がいると落ち着くし、はかどります。

畑の修復を終えたあと、長らく活躍してくれたししとうとピーマンを片付けました。
土に種を植えると育って実がなりやがて役目を終える、という当たり前の
自然の働きに素直に畏敬を覚えます。

「ありがとう」の言葉が自然に出てきました。

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大きな力の前に

「たな〜、いい天気になったね。畑に散歩に行こうか。」

畑に出るまでの道は、鎖をはずしてやります。
たなは嬉しそうに坂道を登ったり降りたり。
彼女は身体能力に優れています。
走っているところはとてもカッコいい。

昨晩からの土砂降りはきれいに空け、
強い西の風が吹いていました。

再び鎖をつけたたなこに引っ張られるようにして畑に到着。
「なんじゃこりゃぁっっ!!!」

ビニールハウスのビニールはびりびりに破れ飛び、
2段目の畑、玉ねぎ、高菜などを植えている場所の
マルチ(草押さえや保温のために張るビニールのこと)
は外れて風にひらひら舞っています。

急いで1段目のブロッコリーを見に行きます。
10月の台風でも結構やられていたので、今回も心配になったのです。

実際は予想を上回るほどひどかった。
4畝あるうちの4分の3ほどが引っこ抜けたり、根っこ一本でつながっているだけ
になっています。

10月の2回の台風被害にもめげず、かなり立派なブロッコリーをならしていた樹も
畝に惨めに寝転がっています。
中堅どころはほぼ全滅。

しばらく、呆然としてしまった。
「野菜の収穫でもしよう」と気楽にきたのですが、
そんなひまはなくなってしまった。
地域通貨「安房マネー」の交流会にも、行くどころではなくなった。
急いで、たなを山小屋に連れ帰りました。

作業着に着替え、戦闘準備完了。
移植ゴテをもって、
引き抜かれてしなびてしまったブロッコリーを再定植。

「ダメかもしれない」というのはわかっています。
なぜなら、しっかり張っているはずの根っこは樹から引きちぎられ、
残っているのは一本の太い茎だけ。
たとえ再び根付いたとしても、本来実に行くはずの栄養分が、
全部根を生やすことに費やされてしまうのです。

それでも、全くだめになってしまうよりは、
と必死で植えました。
移植ゴテで深い穴を掘って、しっかり土で押さえました。

4メートルくらい先に吹き飛ばされていた樹も拾い集めて植えてやりました。
飛ばされてしまった樹は全部植えなおしましたが、
やはりしおれたままです。
明日以降の観察を待つしかありません。

10月からの台風の中では、今回の被害が一番ひどかったです。
今日は、ブロッコリーを植えなおしただけで一日が終わってしまった。

明日は、ビニールの張替え、マルチの張りなおしをしなければなりません。
家庭菜園に毛が生えたような王国畑でも、
畝にしゃがんで畑を見ると結構広いものです。

「地面からの視点だ!」
なんてかっこつけてますが、
今日は結構辛いです。

でも、きっとこれからこんなことはよく起こるのでしょう。
それが”農“なのでしょう。
原因を探って、またやり直しです。

Tomorrow is another day.

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雨前に間にあった!

昨日予告したとおり、今日は朝から畑ができました。
高菜定植です。
間隔を決めて、移植ゴテで一つ一つ穴を掘ってゆきます。

苗が徒長(水分過多、日照不足などでひょろひょろになること)
していたので、今後の生育が心配ですが、
何とか植え終わりました。

今、久しぶりの雨が降っています。
この雨が上がり、太陽が照りだせば、高菜たちもしっかり
根付いてくれることでしょう。

今日の写真は、わかりにくいと思いますが、みんなみの里に出荷した
カラミダイコンです。
鴨川自然王国」のシールを、美亜子さん、Yaeさんがデザインしてくれました。
みんなみの里には、週2,3回出荷しています。

現在、王国ブランド確立計画中でございます。
自分たちが過ごさせてもらっているこの場所を、
もっと大事にしていきます。

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最近畑の話題がないですね。

そうなんです。
教習所につめて通っていて、全然畑にいけてない。
でも、そんな教習所通いも今度の水曜に卒業検定に
合格すれば終わりです。
私の車に乗ってくれますか?

そんなわけで、今日もたなこネタです。
事務所の裏に放置してあった、何年も前に使っていたらしい
犬小屋を引っ張り出してきて、水できれいに洗ってやりました。

張り切って洗ったのに、彼女は入ろうともしません。
やはり、前の犬の臭いが残っているのでしょうか?
洗剤で洗ったら、においは取れるかな。

寒いから犬小屋に入れてやりたいんだけど…

そうそう、今日、初霜が降りました。
冬の足音が近づいてきましたね。
明日は高菜の定植をする予定です。
大きく育てて高菜の漬物を作りたいです。

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 宴を結んで

井上さんがやってきました。
竹炭のための孟宗竹を担いでいました。
実験農場で仕事をしている
井上さんは本当に楽しそうです。

今日は、石井さんも加わって、
4人でなべを囲みました。
写真はその残骸です(どうしてできたてを撮らないんだ?)。
ただ単に、食べるのに夢中で忘れていただけです・・・

途中から、たなこも加わって
楽しくおいしいひと時を過ごしました。

来年からの自然王国会員制度は、
こんな形でいろんな人が平日でも来られて、
一緒に作業をしたり、ご飯を作ったり出来るようにしたいです。

宴を結ぶことは縁を結ぶことですね(なんのこっちゃ)。

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君は誰だ?

10日ほど前から棚田倶楽部に迷い込んできた犬です。
始めは棚田倶楽部の面々にかわいがられていたのですが、
今日保健所が血相変えて飛び込んできたそうなので、
王国で預ることになりました。

正式な名前はありますが、とりあえず私たちは
「たなこ」と呼ぶことにしました。
べたな名前ですけど。

すごく人懐っこい犬です。
メッチャかわいいです。
しかし、彼女の餌代などはどうしようか・・・
彼女にも自給してもらわないとね。

といいつつも、しばらくは鎖につないで飼います。
ところで、余った犬小屋とか、ありませんか?
もしくは犬小屋に使える廃材とか。
何かありましたら、ilshin75@yahoo.co.jpまでご連絡ください。

犬の飼い方も全くわからないままのスタートです。
外で飼って寒くないのか知らん。
うちのジローは小屋があるからいいけどね。

「こんなところに注意するといいよ!」という情報を
伝えてくださると大変ありがたいです。

追記:今日、カウンターが1000を越えました。
読んでくれている人ありがとうございます。
これからも精進します。

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堆肥置き場をみて

先日のトラスト収穫祭に参加された皆さんはご覧になった
と思いますが、王国畑に堆肥置き場を作りました。
草刈りは私がへっぴり腰で行い(涙)、そのあとは
小原さんが力強く柵を作ってくれました。

ここに、石田さん家の牛糞を入れます。
そのまま置いておくと、来年の秋くらいには使えるのかなぁ。

教習所の帰りに、図書館によって、
土に関する本を借りてきました。

身の回りにある当たり前のものも、調べる気になってみると不思議が
いろいろあるものです。
実は、恥ずかしながら、水に浸かった畑の作物はどうして枯れてしまうのか、
あまりその原因は考えていませんでした。
根が腐るからかなぁ、と思っていたのですが、もっと根源的なこと、
そう、つまり土中に水分が充満して作物が酸欠状態に陥ってしまうのが
原因なのですね。

また、耕すとなぜ土がふかふかになるのかもあまりその理由を
考えていませんでしたが、それも人工的に土の塊を作り出すからだ、
ということがわかりました。細かな土の塊を作ることで、
土中に空気が入るのでそれでふかふかになるのですね。

「農業がしたい!」と思っていながらこんな基本的なことも知らない
私でした。
でも、半分開き直りながら考えると、
ここから出発させてもらいたい、と思います。
疑問に思ったことを忘れずに、調べたり考えたりしながら、
実行していきたいです。

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ススキ、風に流れる

王国畑の坂から撮ったものです。
今日撮ったわけではないですが、
きれいだったので、今日はこの写真にしました。

「この豊かな自然を守ろう!」
という声を高らかにあげるだけではなく、
この自然の中で思い切り身体を動かしていきたいです。

里山の自然の美しさは、
人間が手入れをしてきたからこその美しさだから。
私は、その手入れのお手伝いをしたい。

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それぞれの思いを胸に

帰農塾、トラスト収穫祭も終了しました。
今回は私自身の移動が多く、
どちらにも集中できない、中途半端な状況になってしまいました。

それでも、たくさんの人とまた出会えたのはとても嬉しかったです。
自然王国をデザインしていくことがとても楽しみです。
みなさんから貴重な意見も、頂くことができました。

私は欲張りなので、全てを一度に片付けたくなってしまうのですが、
今あるものを良くしていく、という方向でやっていきます。

それが地元学の始まりなのかな。
私はよそ者だけど、それでも地元の人も、遊びに来てくれる人も、
多くの人が楽しめる場にしていきたいです。

描きたいことがたくさんあって、ワクワクしています。
全然力不足ですが、
ぼちぼち張り切ってやっていきます。

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