醤油、かき回しました。

王国では,というか藤本家と、我が家とあとLOVE&RICE(近くに住む友人たち)と
一緒に醤油を造り始めました。
初めてなので,麹も豆も全部購入し,しぼるまでの手当を交代でしてゆくことにしています。
4月に仕込んで,約4ヶ月が経ちました。

醤油は味噌と違って,1週間から2週間に一回は天地返しをしなければなりません。
でもその分毎回醤油の様子が見れるのでおもしろいです。
一ヶ月前は,表面に白いカビがいっぱいだったのに,今は全然出ていません。
さらに、味も最初はただ塩辛いだけだったのに,今日は少し甘みが出てきました。
かき混ぜると,液体がぼこっと吹き上がって、ただ今醗酵中,といった感じです。
日が経つにつれて,醤油の顔が変わってきています。

2月にしぼるまで,3組で丁寧に見ていきたいです。
もともとは,一升瓶で18本しぼれる!というふれこみですが,現状ではどうでしょうか。
少し樽から液体が漏れているような気がします。
一組当て5本くらいあれば大満足ですが。

うまくできれば,王国イベントでも使ってみたいです。

それから、今日は王国メールマガジンを発行しました。
今月は満月が二回あるダブルムーンの月です。
ということは,今月3回発行するの?
執筆編集に追われています。
そんな私の励みは,読んでくださる方の存在です。
現在269名の方が読んでくださっています。
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帰農塾終了しました。

7月コース、終了しました。
今回のポイントは、「自分でできることは自分でやる」ということにありました。
経済学的には、『自分でできることは自分でやらない』のほうが正しいと聞いたことがあります。
ですので、これは農的生活を営む上で、自分でできることは自分でやろう、という話です。

参加者との話の中で、田舎に暮らすと自分の力に気づく、という話が出ました。
最低限のことをしておけば何もしなくてすむ都市生活とは違って、
こちらでは何かしら自分でやらねばなりません。

それだけ選択の機会があるのは、都市生活者より農的生活者ではないか?と思います。
水の問題が、目下のところ大問題。
私は、自宅の田んぼを作るのか?
周囲の視線に負けてあきらめてしまうのか?
張り切って始めて投げ出してしまうのか?

でも、やれると思ったから始めるわけで。
来年からではなく、再来年からと期限も決めたわけで。
まぁ、取り組みはぼちぼち進めよう。

豊かな資産を守っていきたいのだ。
守る!というお題目ではなく、実際にやってみて、使いながら結果的に維持される。
それが里山保全の本来のあり方だろう。

私は、自分ではできないかもしれないけど、やってみたらできるかもしれないこと、
それに向かってやるべきことを決めてやっていこうと決めた。
それだけのことだ。

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今日から帰農塾

今日から帰農塾7月コースがスタートします。
今回は男性6人、女性が9人。
20代から60代までの幅広い年齢層です。

畑実習は、エシャロットほりあげ→マルチはがし→耕うん
→畝立て→ニンジン種まきという、一連の流れを実習してもらいます。
畑の土の固さが実感できるでしょう。

座学では、鴨川で24年間有機農業を営む星野さんに来ていただきます。
どんなお話が聞けるのか楽しみです。
甲斐さんの講義は、「医食農想」の話でしょうか。
王国でやれることを見出したいです。
そして翌日は!
宮崎名物冷汁が登場予定・・・
日差しがきついでしょうから、きっと皆さん喜んでくれるはず。

プログラムは充実しています。
そこから、参加者は何を学ぶのか。
スタッフである私自身、何を学ぶのか。
「ひとつ聞いて二つ実行」という考えがあるそうで、
しばらくこれでやっていこうかと思います。

とりあえず、行き詰っても立ち止まらず、
違う道からでも歩き始めることを始めなければ。
柔軟な生き方を!

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野菜宅配、暑い・・・

王国の野菜宅配は,現在週2回行っています。
一ヶ月に150軒ほど発送するようになりました。
野菜のない時期もありましたが,夏を迎えてだんだんと
野菜がとれるようになってきました。

本日の野菜たち。

・じゃがいも(北あかり)
・タマネギ
・人参
・ズッキーニ
・ごぼう
・キュウリ
・ミョウガ

の7種類です。

実は,カボチャやトマト,なすび、ピーマンも採れ始めているのですが,
いかんせん量が足りません。
これはもうちょっと待つしかないか。
もうすぐ、オクラ、モロヘイヤ,エンサイ(空芯菜)、ツルムラサキ、
ゴーヤも採れ始めます。

そうなったら、王国農園は本当ににぎやかになります。
食卓も,いい感じになるなぁ。
食べ物の話ばかりしていると,ミツヲさんに
「宮っちゃんは本当に食べることが好きだね」
と言われてしまいました。

はい,好きなんです。
午前中の畑作業の合間には,昼ご飯に何作ろうかな,とずっと
考えています。
考えていて,食卓に並んだ姿を想像するのが好きです。
その想像がうまくいった時は,大概おいしい。

と、偉そうにいいましたが。
今日はキュウリの浅漬けを作りました。
塩分を3%か5%、どちらに使用かと悩んで,えい!5%でいけ!と思って
やってみたら、もちろん,辛すぎました。
労働者向けとは言っても,これでは塩辛すぎる・・・
みんなの健康も考えなければ。

暑い中,今日はミョウガが余ったのでミョウガを刻んで、
鰹節をかけて,ミョウガ丼にしました。
涼しい味がたまりません!

こんなにおいしい野菜が採れるんだったら,もう少し畑を広げてもいいかも?
もっとやることが増えるけどね・・・

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草刈りの高さは?

鳴子から帰ってくると、現代農業8月号http://www.ruralnet.or.jp/gn/200808/200808_f.htmが届いていました。
その中で、草刈りは低く刈るか高く刈るか?
大鎌を使って草を刈ると早いし,安全!というリードの記事が出ていたのです。

草刈り,それは農的生活の大きなテーマです。
のどかな暮らしに見えても,草は本当に大変。
それだからこそ、自然農の「草や虫を敵としない」という考えが大きなインパクトを持つのです。

で、週末は棚田チャレンジがあるので、房田の草刈りをすることになりました。
おっと、ちょうど草刈り。
現代農業によれば,草刈りは高く刈っても低く刈ってもあまり差はない、とのことです。
しかも、高く刈った方がクローバーなどの地際をはう草が残っていいとのこと。
さらに、高く刈る方が,石を飛ばしたりしないし,刃も痛まない。早いし,燃費もいい。
あら、すばらしい!
ということで今回は高めに刈ってみました。
1反歩の草刈り,2時間強で終了しました。
ぱっと見た感じ,まぁまぁいけてそうですが・・・
低く刈ったより,見栄えが若干悪いです。
家では,やはり低く刈った方がいいかな・・・

もう一つ,大鎌ですが,これはイネ科の植物を刈るのに適しているようです。
大鎌は,山小屋のトイレにさびさびでほったらかしになっていたので,
朝はりきって研いでみました。
活字情報にすぐ飛びつくのは,都会派文系百姓としてあたりまえ(笑)。
で、いさんで田んぼへ。
しかし、大鎌を初めて使うのと,適当にしか研いでないため,
あまりきれいに刈れません。
ばさばさと刈りましたが,これまた人の見るところでは刈り方が美しくないのでだめかなぁ。

そもそも大鎌を使いたいと思ったのは,家で早朝に草を刈るときに使えればな,
という思いからなのです。
でも、イネ科のような立つ草ではないと切りにくいのと,
見栄えが重視される家の草刈りとはちょっと用途が違うかな。

さらに!
たまたま王国にあがってきたF井さんに話をすると,
「おめぇそれは下草刈り用だっぺ」
といわれてしまいました。
山仕事のとき,ちょっとした太い草,茎などを刈るのに使ったようです。
「もっと短い方がいいよ」
といわれましたが、それでは腰が痛い・・・

あきらめず、この下草刈り用の大鎌、もうちょっと使ってみようと思います。
だって、これなら混合ガソリンがいらないんですから!

さっきのページをよく見たら,動画で詳しく説明がありました。
参考にどうぞ。
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200808/kikai.htm#mov01

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暑いのが,嬉しい

昨日から今日にかけて、王国イベントで、
田の草取りを行いました。
詳しい内容はレポートに書くとして,
一言だけ・・・暑かった!

これだけ暑いのはこの梅雨の期間中久しぶりです。
昨日は長袖で草取りしていたので、あまり感じませんでしたが,
今日は半袖で3時間ほど作業したら,もう半袖の下が真っ赤に焼けておりました。
色白なので,日焼けが痛いのです。

でも、イベントとしては,久々に2日続けていい天気でした。
雨の日でも楽しみは見いだせますが,晴れの日はやはり気分まで晴れてきます。
田んぼの水が,ぬるい感じから,場所によっては熱い感じのところもありました。
からっと晴れた天気に,野菜も稲も大喜びでしょう。
これでなすび、ピーマンが元気を取り戻してくれればよいのですが。

イベントでみんなで掘ったじゃがいもも、すぐ乾いて取り込みました。
太陽の力は偉大です。
なんか、元気がわいてきます。

明日からまた曇りの日が続くようですが,再来週当たりには梅雨明けするかも
しれませんね。
夏ですね,夏!
はりきっていきましょう!

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この気候・・・

朝、イベント準備のために施設の清掃。
食堂をはいていると,雨が降ってきた。
あぁ、雨が降ってきたな,と思っていると,
ざざざあ!
これは,すごい雨だ。
急いではき終えて,食堂の扉を閉めた。
食堂の屋根には雨が勢いよく打ちつけている。
あっという間に山小屋前には水たまりが。

実は,王国田んぼの一部が水が抜けていたので,
これで水がたまるな,と一安心。
長く続くかと思ったが,約1時間半ほどでやんでしまった。
朝の天気予報のいう通りだった。

それにしても、雨が多いな。
石井さんが明日のイベントのメニューを考えていたので覗き込んでみると,
昨年の今頃はなすび、ピーマン,ししとうのオンパレードだった。
あやや。
今年はまだほとんどとれていない。
出荷はいつになるやら?と思わせるほどなのに。
気温か,雨の多さか。
原因はわからないけど,とにかく野菜たちには酷な状況だ。

天気予報によっては,7月上旬には梅雨明けか?という情報が流れている。
早く暑くなってほしい。

明日のイベントには,25名くらいが参加の予定です。
草取りをさっと終わらせて大豆の種まき、ジャガイモ収穫までやってしまいたいですね。
夜の食事はタマネギ,ジャガイモをふんだんに使う予定です。
お待ちかねの生○ールも発注しました!!!

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王国を全国に展開せよ?

土砂降りの雨の中、「園芸福祉」という活動を展開している
人々が参観に訪れました。
王国に果樹を植えにきてくれていた和歌山のS本さんの知り合いというだけあって、
和歌山、京都、滋賀、三重そして静岡県からと、遠いところからの訪問でした。

王国の現在の活動をひとしきり説明したのち、いろいろと話をしました。
これからどうしていくの?という話です。

王国は、野菜宅配、会員制度、帰農塾の活動を3本柱として運営しています。
しかし、この活動は、田畑の規模、施設の容量などを考えると、
ある程度までしかいかないと思われます。
この先、どうするべきか?
王国は、王国として充実した活動をしながらそこから飛び出して、何らかの
事業を興さねばならないのではないか?
というか、興したい。ということを最近考えています。

三重県の訪問者から、
「王国を全国に展開するべきだよ。手始めに、私の地元の名張から。」
なんてお話があったりして、冗談から出た誠になってしまうかも知れません。
静岡県の人からは、
「紫陽花ロードを造ったりして、地元の花なんか植えるといいんじゃない?」
「自分の現場を一生懸命やって、そこからできることを一つずつやっていくことね」
という示唆を受けました。

王国が農的生活空間として、レストランがあったり、コミュニティマーケットが
あったりする。
同時に、休耕田を復興し、そこからとれた作物をきちんと販売している。
そのやり方が一つのモデルケースとなり、全国の中山間地農業のヒントになる!
そんなふうになればいいな。

静岡県の方は、嫁いでから農家になったそうで、
「非農家だからできることがあるのよ。
都市の人にも説得的に農家のことを説明できるしね。
まだ4年、駆け出しじゃない。やることがいっぱいだね。」
といわれて、ますますやる気になってしまいました。

参観に来たのに、アドバイスやヒントをいっぱいもらってしまい、
ちょっと立場が逆でした(汗)。
でも、それも藤本敏夫がつくった空間の大きさだと言い訳をします。
しかも、今日来た方達はそれぞれの現場で「園芸福祉」に取り組んでいるので、
言うことにも説得力がありました。

こういう方達とも連携して何かをやっていければ幅が出るし、
自立への道も開けそうです。

わざわざ足を運んでくださってありがとうございました。
はまってしまった軽トラを出すのを手伝ってくれてありがとうございました。
4年もここに暮らしているのに、地面のぬかるみをまだ納得できていないようです。
お恥ずかしい・・・・

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王国カレーセットいかがですか?

昨日の朝、鴨川を出発するときは、土砂降りといってもおかしくないほどだった。
だから、野菜は玉ねぎ、じゃがいも、人参の3種類にしぼった。
あれ?
よく見れば、これでカレーが作れるではないですか!
じゃ、3種まとめてカレーセットとして販売しよう!
ここで石井さんが、
「肉じゃがも作れます。」
ぼそっとつぶやく。
あ、せやね。
肉を食べない人には、ポテトサラダをすすめようよ。と付け足してみる。
まばらにお客さんが通るたびに、
「王国カレーセットいかがですか?」
と声をかけると、何人かが
「おもしろいね」
と言って買ってくれた。
でも、意外にも
「重いからね。」
という人も多かった。なるほど、考えて見れば3種まとめて約二キロか…
自分たちから考えたらなんてことない重さだが、
手荷物と考えたらおもいかな…
というわけで、重いという方には半分にしたり、玉ねぎだけにしたりしました。
なんや、いつもと一緒やん。
ひょっとして、野菜を減らして5百円ワンコインにすればもっと買いやすかったのかな。売り方を考えるのはおもしろい。
次回のチャンスを活かそう。

今日の夕方まで、哲学者の内山節さんの勉強会に出席していました。
ご報告は日を改めて。
今また、雨が激しく降っています。

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明日から帰農塾

そんなわけで、昼からは帰農塾の準備ができなかった。
明日急いでやらなければ。
今年初めての帰農塾です。

参加者も16名で、多い方です。
天気は、残念ながら二日目の昼から雨。
三日目の畑作業はできないかもしれない。

その場合は、記念館で何か代替的な講義をやる予定です。
帰農塾もこれだけやってきてるんだから、
参加者の皆さんにとことん楽しく学んでもらいたいです。

さ、元気にやろう。

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