昨年11月以来の大山村塾となった。
なんと、今回で22回目の講演会!
2010年の初期の頃は座学もやっていたので、それも合わせるともっと多い回数になる。
メディアが抱える現在の問題について、自身の経験と自戒を込めて、詳しく語ってくれた。
印象的だったのは、メディアの役割について語っていたところだ。
「メディアの役割とは、
1 迅速正確な情報の伝達〜国民の知る権利への奉仕
2 議題設定 agenda setting
3 権力の監視 watch dog
4 少数者の視点 minority
5 多様な意見の確保 diversity
にある」と述べた。
筑紫さんの、「(私の出演するニュース23は今日で終わりですが)たいまつはうけつがれるはずです」という発言を取り上げ、今自分は松明を受け継いでいるか、メディアは受け継いでいるかということを真摯に振り返っていた。
講演を受けて、メディアを批判することは必要だけれど、根本的には、自分がどう生きて行くかが問われているのだと思った。
多様な意見に触れて、その中から選択して行くしかないのであれば、その選択の中心となる視点は、「もし自分があなたなら、あなたの受けている待遇を受け入れることができるだろうか」という、相手と自分の立場が交換される可能性を自覚できるかにあるかだと思う。
人任せにしないで、自分のやれること、やるべきことをごまかさず行なってゆくしかない。
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