昨年と同じタイトルで書き始めます。
王国に来て、一年が過ぎました。
今、去年の日記を読んでみると
毎日暗中模索していますという感じで
すごしていたんだなぁ、と思いました。
あれから一年、あの時と今はどう違うか?
自分は成長できただろうか?
ここまで書いただけでつまってしまったので
今日は自分にそれを問いかけてみます。
Experience your rural days
昨年と同じタイトルで書き始めます。
王国に来て、一年が過ぎました。
今、去年の日記を読んでみると
毎日暗中模索していますという感じで
すごしていたんだなぁ、と思いました。
あれから一年、あの時と今はどう違うか?
自分は成長できただろうか?
ここまで書いただけでつまってしまったので
今日は自分にそれを問いかけてみます。
年末ですね。
大掃除を迎えています。
食堂をかなりきれいに整理しましたよ。
私がやったのかって?
いやいや、Yae姫の指示の元動いただけです・・・
昨日パソナの見学をした後、会員のHさんがシェフを務める、
炭火焼イタリアンレストランマンマ
http://dining.rakuten.co.jp/restaurant/?rid=1881にて行なわれた、
会員さん幹事の忘年会に行って来ました。
普段は王国で飲んでいて、昨日は六本木。
(六本木駅に初めて降りました)
見慣れた顔が、いつもとは違った装いです。
いや、これは違うかな?王国にいる時のほうが
非日常なのかもしれない。
おいしい料理を頂きながら、
いろんな話をしました。イベント時は最近お酒を
飲まないようにしているのでこの日ばかりは
たくさん飲みました。
会員のIさんが、「もっと皆さんが何を目的にして
来ているのか訪ねて、その目的に近づけるような
場にしたらいいよ」といってくれました。
彼の言葉が、まだ身体に入ってきません。
なぜなら、今の私は、まだ「おれが、おれが」
と言っているからです。
でも、上の言葉は、本当に大事なものであると思っています。
自分が自分が、といくらやっても
相手が何にも望んでいなければ、
そこには全くコミュニケーションが成立していないのですから。
この一年やってきて、
自分だけの考えで動くことがいかに
可能性を狭めているのか、しみじみ感じました。
私のこれまでの知識と経験では、
人の気持ちを傷つけたり、企画を描ききれなかったりと
足りないところがたくさん見えてきました。
そして、自然王国には、たくさんの会員さんがいて、
皆さんそれぞれに自分の得意技をお持ちです。
それぞれの知恵を出し合って、自然王国活動を
もっと高めていくことができそうな気がしています。
普段私を見ていてくださる皆さん、
よく我慢して見守ってくださいました。
今年一年、よかったことよくなかったこともふくめて
振り返り、新しい年に備えてゆきます。
鴨川では見ることのない
たくさんの人、車、ビルに囲まれて
会いたい人と飲みたいお酒を飲み、
話したいことを話すことの喜び。
とても楽しかったです。
どうもありがとうございました。
行って参りました。
パソナグループの新しい農業支援 -パソナ農援隊-
現在、帰農塾参加者のSさんがパソナに勤めていらっしゃり、
その御縁で参観してきました。
農に少しでも関わる者ならば、
「土と太陽のない栽培なんて農業じゃない」
というのが一般的な反応でしょうか。
でも、頭ごなしに否定するのではなく、
せっかくの機会を使わせてもらいたい気持ちで見させてもらいました。
実際中に入ると、興味深いことがたくさんありました。
素直に驚いたのは、ただの電灯で、植物が育つということです。
画像は13ヶ月目を迎えるトマトです。
茎は直径5センチほどになっていて、部屋いっぱいに広がっています。
ただし、全てが完璧に育っているわけではなく、
まだ実験段階、試行錯誤中であることが伝わってきました。
(もちろん、データも完璧に取っているそうなので、
来年くらいにはすごいことになっていそうです)
見ていてもとても清潔な感じでした。
1000?の広さですが、地下設備だけに、
スタッフの苦労、かかっている費用をつい想像せずにはいられませんでした。
パソナには、就農を希望する若者が多く訪ねてくるそうです。
現在でも、和歌山に研修として派遣していたりするらしく、
大企業が積極的に農に関わっていこうとする様を
目の当たりにすることができました。
Sさん、ありがとうございました。
案内してくださったKさん、K専務、今度是非
自然王国に遊びに来てくださいね。
なお、パソナO2は、大手町野村ビル地下一階にあります。
平日ならば、午前11時から5時まで、参観は無料です。
お近くの方は一度いかれてみると、とても面白いですよ!
明日、とある場所にある会社まで行って来ます。昨日に続きまた東京です。
以前のブログを読む
3月に視察に訪れ、その後私たちも研究会に参加した
食品リサイクルネットワークのYさんが、友人を連れて
やってきてくれました。
Yさんを含め4人できてくれているのですが、
彼らは会社のつながりで知り合ったのではなく
趣味でやっているテニスサークルで知り合い、それから
毎年何回も集まっては仲間でイベントをやっているそうです。
そのうちの1人はペルーの山に登ったり、
コーカサス山脈に挑戦したりとバイタリティにあふれていました。
皆さんリタイア組で、企業戦士として人生を過ごした後、
自分のやりたいことをしてすごされているそうです。
何らかの形で大体の人が介護や子供の教育など、
ボランティア活動に取り組んでいらっしゃいました。
皆さんとてもいい顔をしていらっしゃいます。
私も少しだけお相伴に預かり、いろいろなお話を聞かせていただきました。
いい年のとり方をされているのかな、と思います。
なぜそう思ったかというと、どの方も人生に思い切り
取り組んでいらっしゃるように思えたからです。
懸命にやられた結果、今の状態があるように思えました。
間接的に登紀子さんを通じてYさんに知り合い、
きょうはそのYさんが新しい人を連れてきてくれました。
肩の力を抜いて、今日あった出会いと学びに感謝しよう。
夜は、ちょうさんも交えて久しぶりに山小屋で
夕食をともにしながら会議を持ちました。
三尾さんが山を降り、私も降りた今、
ゆっくりと王国で晩御飯を食べるのは久しぶりです。
去年の今頃の時期もそうでしたが、
この時期は来年度を描く時期です。
普段思っていることを出し合いながら、
自然王国はどういう方向を向くべきなのか、
考えを寄せてゆきます。
自然王国は藤本さんが始めた場所です。
そして、彼の思想は今もここに生きています。
だから、私たちはそれを維持発展させたい。
今まで自然王国活動をともにやってきた人たちを
ないがしろにしたいわけではありません。
むしろ、たくさん話を聞いて学んでいきたいです。
そうした中で、『蒔いて、育てて、食べる』という
『当たり前』の生活を体験できるようにしたい。
王国ならでは料理を作りたい。
王国に来てこんなに楽しかった、という声が聞けたら最高です。
まず、私が明るく皆さんを受け入れられるようになります。
と思ったら、明日から早速その実践ですね。
王国忘年収穫祭です!
はりきって歌いまっせ〜。
画像は、10月29日に生まれた7匹のうちの一匹です。
残り4匹。
年内には彼らの行き先を決めてやりたい・・・
何の写真だか、わかりますか?
これ、モロヘイヤです。
今年初めて育てたのですが、
あまりのおいしさにびっくりしました。
ツルムラサキのようなえぐみも少なく、
オクラのようにねばねばします。
エジプト原産だそうで、向こうの人達は
これをほんとによく食べるそうな。
確かに、食べるだけで元気が出てきそうな感じです。
そこで、種を取ろうと思いつきました。
収穫を終えたのは9月頃。
そして、モロヘイヤの樹が枯れきったのが
今月初めです。種を熟成させるため
枯れるまで置いておかないといけないので
採種のための期間がとても長くかかります。
畑が中途半端に空いてしまい、効率も悪くなります。
でも、モロヘイヤを畑にそのままにするのを許してもらい、
今日は、1週間前に取っていたさやから種を採りました。
モロヘイヤのさやは、手で裂くと五つの部位からなっていて、
そのさやの中にきれいに種が並んで入っています。
ざっと見た感じ、一さやから100粒位は取れそうです。
よく枯れて、熟成した種はさやから滑り落ちるのですが、
中途半端なものは手で取ってやらないと取れません。
やはり、熟成というのは大事なのですね。
そういえば、今月の現代農業に、なだいなださんの
話が載っていたのですが、
『農業とは待つことである』
という言葉がとても印象的でした。
種を蒔いて、野菜が育って収穫までの時間が
かかるのはもうわかっていましたが、
種を採るまでにもこれだけ時間がかかるとは、少し予想外でした。
植物と接していて常に思うのは、
『時間』という現実です。
野菜の本を見ると、生長点の細胞が分裂しつづけ、生長してゆく、
等とかいてありますが、見ていると本当に少しずつですが、
全てのものが大きくなっていきます。
もちろん、収穫が始まってもまだ大きくなったり、
大きくならなくても形が変わっていったりします。
『変わらないものはないのだよ』
という言葉は、概念ではなく自然の現実です。
自然と接しているから、長く言われてきた言葉の
意味を考えられるのかもしれません。
今日とったモロヘイヤの種は保管して、
来年の春に蒔く予定です。
初めて採取したので、発芽率が心配ですが、
それも、『待つ』ことから始めてゆきます。