道刈り

大田代の道刈りがありました。
来週7日には、この地域の夏祭りがあるので、
それに向けて総出で道の草刈をします。

私は、ここに来て初めて
村の行事に参加したことになります。

草刈機の使い手は多いので、
今日は刈った後の草集めをやりました。
おばあちゃんと一緒にやっていると、
いろいろと話ができて楽しいものです。

まだまだ村の人に名を知られていない私なので、
今日作業に参加させてもらったことは
とてもよかったです。

草刈後に慰労会を行い、
その席では、村の人と少し話ができました。
昔は、朝にご飯を炊いたら、
その日の晩まで炊かなかったそうです。
おひつに入れて布にくるんだりして保温していたそうな。

戦後に新しくできた道の話とか、
普段通っていて気づかないところも
話をするといろいろ発見があります。

村の二人の若者ともすこし顔見知りになりました。
田舎に入るのは難しいというけれど、
これからぼちぼち溶け込んでいきたいです。

年に2回、このようにして村の共同作業があります。
高齢化しているのは事実ですが、
皆さんとても楽しんで作業をやっています。

意外と農村の未来は明るい

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夏バテ?

自然王国で初体験の夏です。
最近、一日が終わるとくたくたになります。
心地よい疲れはあるのですが。

夏が暑いことを実感しています。
関西で暮らしているときもずっと夏を迎えすごしてきましたが、
いくら暑くてもクーラーがあったし、
職場は室内だったし、本当は何も
体験していないのと同じでした。

もちろん、いろいろなところに旅行もしたし、
暑い中韓国でワークキャンプもやってきました。
でも、日がな一日外で過ごす、
これが日常になったのは高校時代以来
久しぶりのことです。

先日見た映画『タイマグラばあちゃん』のなかで、
『寒さが来ないとばあに仕事をさせねえ。』
という言葉がありましたが、
四季がはっきりしていることで
生まれる暮らしがあるのですね。

暑い夏、夏しかできないことをやろう。

写真は、綿です。
溝は管理機を走らせ、きれいにしました。
来週には畝の上の草取りを行います。

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百笑生活

現代農業増刊号最新号に、
O2ファームhttp://www.aso.ne.jp/~reisi/
の大津さんと吉田さんの記事が載っています。

甲斐さんの授業でもとりあげられていましたが、
今日はじめてブログを見ました。

百笑生活、とは言い得て妙です。
私のやっていることにも
たくさんの笑いがあるな、と実感させられました。
笑いがある仕事は最高です。

面白いので、皆さんもぜひ見てくださいね。
トラックバック』なるものもやってみました。

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夏、暑し

「焼けるような」という形容がふさわしいこの二日間です。
今日は、農業指導をしてくださっている
川名さんの家のお手伝いです。

来年から大豆畑を増やす予定らしく、
今日は耕作放棄地の草、竹刈です。
セイタカアワダチソウは1,7メートルを超えています。
竹は、畑の端からずんずんと侵入してきています。

草刈機はうなりを上げて草を刈ります。
太陽は、9時過ぎからもうかんかんに照っています。
きりがついた後、竹刈りに移りました。

『竹引き』という、竹を切る専門ののこぎりがあります。
日本人は、ひとつの道具を汎用的に利用するのではなく、
目的に適した道具をそれぞれ開発してきた、
という話を聞いたことがありますが、この『竹引き』はまさに
それを思わせてくれました。

刃渡りは約30センチ。目は細目です。
竹を倒したい方向にそらしながら、
刃の長さ全部を使って切るようにすると
面白いほど簡単に切れます。
仕事はどんどん進みました。

しかし、参ったのが蚊です。
当然のように、竹やぶには蚊が多い。
携帯用蚊取り線香を持っていない私は
服から露出している部分、腕と顔を
すき放題刺されたのでした。
痒い・・・

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台風その後

ハウスは無事でした。
しかし、ピーマンは何本か折れています。
実が重かったようです。
きゅうりは、ネットを張ったアーチから、ずるりとずり落ちています。
修復作業が必要です。

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台風来る

今季初上陸です。
ネットニュースでは、午後8時ころ鴨川に上陸
したそうです。

そういえば、さっきはとても静かだったのですが、
現在再び風の音が強まってきています。

今のところ、ハウス等に目立った被害はありません。
明日は、朝一番の畑回りが必要になりそうです。

気にかけてくださった皆さん、ありがとうございます。

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玉虫発見!

草取りをしていると、
きらきらと光る昆虫が飛んできました。
パッとはたくと地面に落ちました。

静かに手に取ると、なんと玉虫です。

玉虫!!!

関西出身の私がすぐ思い浮かべるのは
法隆寺の玉虫厨子!
実際見たら色はすべてくすんでいましたが、
約2600頭分の羽が使われているという事実には
とても驚いたことを覚えています。

そして、今日生まれてはじめて、玉虫を見ました。
虹色に光って、とてもきれいでした。
思わず歓声を上げてしまいました。

調べてみたところ、活動期は7〜8月らしいので、
ちょうどそれにぶつかったのですね。
まだまだここには豊かな自然が残っているのですね。

そのまま持っていてもしょうがないので、
すぐに逃がしてやりましたが、
あの輝きと、カミキリムシのような顔は
なかなか忘れられなさそうです。

台風が来ています。
今日はしし唐、ピーマン、なす、きゅうり、
ゴーヤの結束を行い、台風に備えています。

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日々は坦々と続く

昨日も、実は東京に行っていたのです。

地震の影響で、アクアラインが通行止めになり
帰れなくなってしまいました。
山手線も復旧に時間がかかっており、
東京駅ではたくさんの人が憔悴して
電車を待っていました。

交通網が破壊されると、完全に動けなくなってしまうほど、
日本の都市は微妙なバランスの上に成り立っていることを
実感しました。

東京に行ったのは、農文協の甲斐さんが、映画「タイマグラばあちゃん
に誘ってくださったことが理由です。

この映画は岩手県にある「タイマグラ」という
戦後の開拓損に住む老夫婦の姿を捉えたものです。

印象に残ったのは、
「楽しいことはない。ただ毎日やることをやるだけだ。」
というばあちゃんの言葉です。

「楽しいことをやろうよ!」
というのは姿勢としてとても重要だと思っていますが、
「日々坦々とやるだけだ」
という姿勢は、まさに『暮らし』なのだ、と感じました。

私は、山岸会という団体でも農作業をしていたのですが、
そこでは、『暮らし』という要素は少なかったように思います。
大規模農業だったため、役割分担がはっきりしており、
総合的に『暮らし』を捉えることはできていなかったのかもしれません。

今、ここでやらせてもらっていることは、
『暮らし』です。
日々、坦々と暮らすことで生まれるものが
ありそうな気がします。

そう考えると、今自分がここにいられる幸福を感じ、
何でもやっていけそうな気になりました。

多くの人の支えがあって、
私は生きているのだな。

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