- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/03
- メディア: 新書
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毎日暮らしていると、自分がぶっきらぼうに人に対応していることに気づく。
相手はもちろん気分が悪いだろうし、自分だって気分がいい訳ではない。
そして、不機嫌でいるのが日常のようになってしまう。
「上機嫌でいるのを技化(わざか)する」というのが
本書でつかんだポイントだ。
気分に関わらず、いつも上機嫌でいられる技術を身につける、ということ。
備忘録的に引用しておこう。
・<身体的基本原則>
1 目を見る
2 微笑む
3 頷く
4 相槌を打つ
・上機嫌力の根本にあるのは何か。ふっきることだ。
ふっきるための三つの推進力
1 断言力・・・現実をはっきり認め、事柄に対して終結宣言をし、一つの事実として確定、肯定し次にゆく。
2 想像力・・・想像力が豊かであればものの捉え方が変わり、能動的に機嫌を良くすることが可能に。
3 自分を笑い飛ばす力
<気分をコントロールするからだの作り方>
・温まったからだを基盤としてもつと、外からの働きかけに対し、柔軟に対応できる。
・上機嫌なからだは、柔らかく浮き立っている。
・肩甲骨を少し張るだけで、肩こりが少なくなり息がしやすくなる。
・「3・2・15の呼吸法」→鼻から三秒吸って、二秒お腹の中にぐっとため、15秒かけて口から細くゆっくりと吐く。
・<上体ぶら下げ> 野口三千三 「原初生命体としての人間」より
「両足をわずかに左右に開いてすっきりまっすぐ立つ。次いで上体を前下にぶら下げる。両膝は伸ばしたまま。
ぶら下げはだらしない感じと違い、自然の重さにまかせきった、のびのびとしてやすらかな感じ。
ぶら下げたままで静かに横隔膜呼吸をしていると、だんだん深くぶら下がってゆく」
・スクワットを1日50回以上行う→下半身を作る。
・力を入れない立ち方→足の親指の付け根の二点、土踏まずの辺りに全ての力が落ちていく感じをイメージする。
天井から吊り下げられているような感じ。ひざは少しゆるめる。
<上機嫌の技化のメソッド>
・自分が不機嫌になるのはどんなときか探る
・どんなときに自分が上機嫌になるのか見極める。
・疲れたときにこそテンションを上げることで、上機嫌を技化できる。
・拍手を入れて、区切りをつける。
・上機嫌を維持するポイントは、とにかく出し続けること。
・一般論に落ち込むと、悲観論に傾いていく。具体論に行くと前が見えてくる。
・疲れるからやらない、かったるいからやらないでは、循環が起こらない。疲労が蓄積するのみ。
<上機嫌の作法>
・ハード且つ上機嫌。挑戦する内容は厳しく、なおかつ上機嫌で、それに取り組むことが社会を活性化する。
・上機嫌力は、他の人によって触発されて引き出される力。
・人を前にしたときには、上機嫌になる作法を身につける。
以上である。
全部完璧にはできないだろうけど、おもしろそうなのでやってみる。
上機嫌に生きてゆきたい。
(おおっ、早朝の貴重な時間を執筆に使ってしまった!今から草刈。)
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