ナカノマタン

新潟県上越市中ノ俣集落での活動が、一冊の本になった。

写真物語 ナカノマタン―よみがえる技と知恵 結のこころ

写真物語 ナカノマタン―よみがえる技と知恵 結のこころ

かみえちご山里ファン倶楽部の活動は、帰農塾の講義を通してkaiさんから
常々聞いていた。
昨日農文協に行って、この本を見た時の感動は得も言われない。
すごいな、あったかいな。
村の力というのは、私たちも常に感じていることではあるけれど、
この本のようにまとめられると、圧倒的な迫力で迫ってくる。
中ノ俣の暮らしがよく感じられるし、伝えたいこともよくわかる。
今の王国には、残念ながら地域と密着した活動がほとんどない。
これがこのまま続いていくと、
「別に自然王国が鴨川じゃなくても、どこにあってもいいじゃないか」
という話になってしまう。
大田代の歴史の中に、自然王国がないのだ。
静かに、ゆるやかに地元とつながりを持ちたい。
現に私は私の住む佐野集落では、地域活動にも出るし、佐野の将来を
どうしようか考えている。
どうしたら面白い場所になるか、考えている。
それを、大田代でもやっていくこと。
自分の軸足をどこに置いて動いていくかを決めること。
そう思わせてくれた大きな一冊だった。

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